言葉は今どのように更新され、機能しているのだろう?

言葉は常に変容したり、新たに生まれたり、シンボルとなって時代を表し、潮流をつくってきた。しかし今、言葉が軽んじられてきている気がする。都合のよい新語が知らないうちに生活に組み込まれたり、倫理観を失った文章が日々誤解を招いてはすぐに撤回されていく。その度に柳美里の対談集のタイトルを思い浮かべる、「沈黙より軽い言葉を発するなかれ」。

 

ANTENNA Vol.2で掲げる特集テーマは「言葉の力」にした。
私たちが扱うカルチャーの中で言葉は今どのように更新され、機能しているのだろう?そしてそれが社会やコミュニティ、ライフスタイルの中でどのような意義をもたらしているのだろう?言葉を手段としている私たちだからこそ、改めて向き合い、学んでいきたい。

時代を創り、動かし、残してきたのは、いつだって言葉だった

他者とつながることや自分の想いを表すことに喜びや楽しみを見出す。そんな人たちを表現者と呼ぶ。

言葉に宿る魂のゆくえはどこに向かう?

気持ちが豊かになったり、落ち込んだり。なんと面倒なものを私たちは扱っているのだろう。

いま、文化はどこで生まれ、
育まれているのか?

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なにかが生まれたり、育まれる場所やコミュニティは、ちょっとクローズドなくらいがちょうどよかったのかもしれない。でもより安全に、健全にと都市の開発が行われる中で、今、急速に都市は薄暗がりを失いつつある。

 

ANTENNA Vol1の特集テーマは「文化の床」。

すぐにいろいろなものが明るみになり消費されてしまう社会で、僕たちはこれからどうやって文化を生み、育んでいくんだろう?都市や地域、シーンやコミュニティのあり方を紐解くことで、これからの醸し方について考えたい。