COLUMN

【2024年6月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

MUSIC 2024.06.19 Written By 竹内 咲良

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」

 

京都、大阪の音楽シーンを追ってきた連載に、東京編が追加!今聴いておきたい、ライブを観ておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。

 

今月の紹介者は以下の方々です。

渋谷La.mama:佐藤杏
下北沢BASEMENTBAR:クックヨシザワ
下北沢THREE:ならほのか

渋谷La.mama:佐藤杏の注目アーティスト

Foods

インディーR&Bやヒップポップに影響を受けたキャッチーなトラックに、どこか懐かしさを感じる唯一無二の歌声が特徴の埼玉県出身のSSW。

 

日常のどうにもならなさや閉塞的な社会に一石投じるような、シニカルなユーモアが潜んでいる歌詞は一言一句見逃せません。

 

2024年3月6日にYouTubeにてリリースされた”GHOST WORLD”はそんなFoodsさんのユーモアやニヒルな姿勢が独自の世界観として形になっている素敵な楽曲です。

 

大人になれないティーンネイジャーのリアルな心模様やアウトサイダーとして生きる苦楽を描いた同タイトルのアメリカ映画、『ゴーストワールド』と併せて聴くと楽曲の世界観に没入できるかもしれません…!

 

ライブを見るごとに「こんなにアグレッシブに動いてたっけ!?」と驚かされる奔放なライブパフォーマンスと、ぬる〜っと始まるゆるいMCのギャップは一度見ると癖になります!

 

是非実際に足を運んでその独特な居心地の良さを味わって下さい!

X(旧Twitter)

@fujimakiFOODS

Instagram

@foods9653

心酔 vol.14

日時

2024年8月11日(日)

open 18:00 / start 18:30

会場

吉祥寺NEPO

出演

BEAST WARS / wala.collective / ダイナマイトどんどん / FAST FOOD / FOUNDATION / Foods

料金

前売り ¥2,500/ 当日 ¥3,000(+1ドリンク別途)

チケット

https://nepo.co.jp/schedules/view/2445

佐藤杏

2003年生まれ

大学生をしながら、素敵なブッカー勢揃いの渋谷La.mamaにて働いております。美味しいドリンク作ってお待ちしてます◎

写真は「猫糞を決め込む」さんのイラストです!

下北沢BASEMENTBAR:クックヨシザワの注目アーティスト

清水直哉

こんにちは。クック店長です。

 

今回はいわゆるバンドやアーティストという括りではなく、一人のミュージシャンを紹介します。〈BASEMENTBAR〉のスタッフでもある清水直哉という男です。出会った時はLaura day romanceのベーシストでした。

 

ベース、キーボード、必要あらばドラムも叩くというマルチプレイヤーぶりで、様々なシチュエーションでバンドやアーティストのサポートをしています。

 

時にはサウンドプロデュースや曲のアレンジまでも手伝い、ジャンルレスに数々の楽曲に参加しています。Spotify限定ですが、清水が参加している楽曲を集めたプレイリストを辿ればお分かりいただけるかと思います。

 

 

音源になっていない曲でも彼がライブで参加している曲はたくさんあります。ライブハウスで観たり、音源から耳にする、アナタの好きなバンドや曲にもしれっと参加しているかもしれません。たまにまあ抜けてるところはありますが(笑)。そこはご愛嬌。

 

その人柄と、ついつい頼ってしまいたくなるその音楽的懐の広さが人と音を繋げているのです。そうそう!そこだ!それだね!

 

必聴必見、かゆい所に手が届くミュージシャン、清水直哉にご注目を。

X(旧Twitter)

@smz_complicated

Instagram

@shimizu_complicated

MEMBERS

日時

2024年6月29日(土)
open / start 24:00

会場

下北沢 BASEMENTBAR

出演

フリーセッション演奏
[Host]清水直哉 / 殿村哲 / 有田千夏
※観覧のみの方も大歓迎!

料金

¥1,000(+1ドリンク)

チケット

https://toos.co.jp/basementbar/ev/members-14/

クックヨシザワ

BASEMENTBAR 店長 / ミートザホープス キャプテン 歌&ボーカル

下北沢THREE:ならほのかの注目アーティスト

Loulalee

今回紹介するのは東京を拠点に活動するインディーユニット〈Loulalee〉(ルーラリー)
楽曲制作〜ミックスを手掛けるコンポーザーishidaと、ライブフォトグラファーとしても活動するlouの2人組ユニットです。

 

2023年6月に始動、1st Single”Catchball Rules”をデジタルリリース。
2024年3月には1st EP”WORLD CATCHBALL CLASSIC”のリリースにともない、天国姑娘、Dead By Inchesを招き3マンでのリリースライブを開催しました。

 

弾けながら流れるようなギターサウンドと、気怠さ、透明感、ところどころポップで可愛らしさのあるlouの歌声との掛け合い、キャッチーなフレーズの繰り返しが心地良いです。
“Catchball Rules”や”three out”は特に癖になると思います。

 

また、”9ine Thirty”や”Football Rules”などシューゲイザーやポストロックを始めとする、多様なジャンルの影響を受けているであろう楽曲もあり、Loulaleeらしいドリーミーでポップな印象をなくすことなく、疾走感や浮遊感がうまく落とし込まれています。

 

ライブでは各楽器にふんわり包み込まれているようなlouの歌声に儚さを感じ、Loulaleeの世界観に引き込まれます。
音源で聴く宅録らしさと、今後更に変化していくであろうライブでのパフォーマンスのギャップに惹きつけられること間違いなしです。

 

しばらくライブの予定はないみたいですが、次回開催の際は必見、要チェックのバンドの1つです!

Apple Musicはこちら

YouTube

@Loulalee_

X(旧Twitter)

@loulalee_

Instagram

@loulalee_

ならほのか

秋田県秋田市出身。
2023年7月から〈下北沢THREE〉の制作を開始。
2024年2月から制作以外の業務も本格的に開始することになりました!
遊びに来た際には気軽に話しかけてください!

 

https://www.toos.co.jp/3/

WRITER

RECENT POST

COLUMN
【2024年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
壁も境目もない音楽の旅へ‐『京都音楽博覧会2024』Day1ライブレポート
COLUMN
【2024年10月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年9月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
揺るがない「好き勝手」でアップデートしていく Rock Communeの現在地
COLUMN
【2024年8月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年7月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年5月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

LATEST POSTS

INTERVIEW
歌う理由が年々増えていくー小野雄大が山田丈造と語るアルバム『SPECTRUM』

シンガーソングライター小野雄大が約4年ぶりとなる2ndフルアルバム『SPECTRUM』をリリース。1…

REPORT
日本とアジアの音楽をつなぐ祭典であり運動体、再び-BiKN shibuya 2024 クロスレポートNo.2

2024年11月3日、アジアの音楽シーンにフォーカスしたサーキット型ライブショーケース『BiKN s…

REPORT
アジアのインディーシーンが見せる進化と深化-BiKN shibuya 2024 クロスレポートNo.1

2024年11月3日、アジアの音楽シーンにフォーカスしたサーキット型ライブショーケース『BiKN s…

COLUMN
【2024年11月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「大阪のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」今聴いておきたい注目のアーテ…

COLUMN
【2024年11月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シー…