【ウサギバニーボーイが見た広島】第10回
記念すべき第10回にどんなことを考えあぐねて早1か月半以上。
最初は10回目くらいが文化人を…と思い、いろいろ探してインタビューのお願いなど
していたのですが、忙しさにかまけて頓挫。
次にじゃぁ、広島の文化的な町でも紹介しようと思い立つも、知識が薄く頓挫。
頓挫&頓挫をかましてるうちに季節も夏から秋へと様変わり。
当たり前のようにつけてた扇風機が早朝の気温のせいか冷風に感じて、
途中起きて扇風機を止めて、二度寝。
次に起きたら8時3分前。
「おい、なんで起こしてくれんかったんや」と隣の妻に不満をぶつけようにも、文句をいう相手が
まだ眠っていては、文句のいいようもございません。
返ってくる言葉は「寝てたら人起こせるわけねーだろ。少しは道理を考えろ」って言うに決まっています。そんなよくある朝の風景を繰り返しておりましたら、今年もやってきました。
広島のインディーズバンドとそれを応援する人たちで作る祭り
「導火線と意見」
今回は記念すべき5回目です。
京都のみなさんには、「なんやそれ?」だと思いますので、説明をば。
5年前にライブサーキットイベントやりたいなぁと思った僕が知り合いのバンドマンに
一握りの楽しさと両手いっぱいの面倒を渡して、なんとかライブハウスさんや出演バンドさんに話をつけて、世にも珍しいノルマ発生型の地元バンドのみのライブサーキットを開始したのが最初です。
当初は3会場で動員も150人くらいだったのですが、年を追うごとに認知が進み、楽しみにしてくれているバンドさん、お客さん、ライブハウスさんも増え今年に至っては全7会場。7会場の中には広島最大級のライブハウス「クラブクアトロ」もレンタルして開催するに至りました。
クアトロって1会場で数百人入るんですが、広島の地元バンドだけでどれくらい人が入ると思いますか?
正解はこちらです。
このとき、クアトロに300人以上入ってたみたいです。
で、ここにこれだけおったら他の会場が空っぽかと思いきや、こんな会場や
おや、劇団四季の亜種だ…
1回目の記事で紹介したカングルワングルも圧巻。
弾き語りのステージもありまして、
なかなかに盛況。
そして、我がウサギボーイズたちはと言いますと、
アコーディオン入りのステージでございました。
お客さんもリハの時点でパンパンにしていただき、ありがたくやらせていただきました。
今回は概算ですが700人のお客さんに遊びにきていただきました。
ありがたいことです。
全国的にも100万都市のわりに、結構な大物ミュージシャンにライブ開催をとばされたり、盛り上がらないことで有名な土地で、その土地のミュージシャンだけで開くイベントにこれほど反応があることに驚きです。京都に比べ輩出するミュージシャンの数や土地の魅力など薄く感じられる広島ですが、少しずつですが、音楽を通じていろんな人がいろんな形で繋がっていくのを体感できます。
また、本イベントは雨後のたけのこのように金や権威に乗っかってくる商業イベントへのアンチテーゼでもあります。全国どこにでもライブサーキット、野外イベントとして個性はないけど安定した集客のあるブッキングに地元のバンドを2,3つほど、刺身のつまのようにちょいと添え物のように出すイベントがありますが、そんなもの「空っぽ」です。意味ないんです。そんなイベントに限って「地元を応援」「地元のバンドをプッシュ」などと耳触りの良い謳い文句を掲げ、地方色みたいなものふりかけよろしくパラパラとイベントのエッセンス的に盛り込んで、自身の財布の中へ換金しようとします。
商業ミュージシャンや商業イベンターがいなくても、面白ければ人は集まってくれるということ。
売れている音楽=グッドミュージックではないこと。
そういった理解があり、それに賛同してくれる地域が地方にあること、それを地方都市広島から提示するのは、とても有意義なことだと思います。
青臭いことを書きましたが、このイベントは広島のバンドマンとそれを支えてくれている皆さんで作るイベントでこれこそが最初、岡安さんに言われてた「広島の文化みたいなものの紹介」になるのではないかな?と思い、紹介させていただきました。
京都からも是非1泊2日で遊びにきていただきたい広島のイベント「導火線と意見」を紹介させていただきました。
では。では。
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名前 タカミヤ
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広島でウサギバニーボーイというバンドをしています。
ライブが多くしたいと思ってたら、メンバーが20人くらい在席するちょっとした会社組織みたいになりました。
ほとんどの方は、「なにを言っているんだ?」と思うと思いますので、usagibunnyboy.comがバンドサイトとなりますので、そちらをご覧もらえれば幸いです。さらに興味が出てきたらツイッターでusagibunnyboyと検索してフォローなんかをしてもらえたら、嬉しいです。