WORKS

potekomuzin – U.S.A.ツアー2018同行・写真撮影・動画製作

MOVIE PHOTOGRAPH 2019.08.16 Written By 堤 大樹

2018年の7月から8月の間、3週間にかけて行われたpotekomuzinのU.S.A.ツアーにスチール・映像のカメラマンとして同行しました。製作をする中で心がけていたのは、バンドとしての活動に加え、ツアーの楽しさも厳しさも生のままアーカイブすることです。

 

potekomuzinが約3週間の滞在中にこなしたライブは20超。日本のように恵まれた環境でのライブは望むべくもなく、会場はバーなどが中心で、その日の夕方に出演場所が決まることもしばしばでした。そんな会場ですので、もちろん機材の持ち込みも自分たちでしなければならないですし、バーに飲みに来ているだけのお客さんの前で演奏をすることから、ハードルの高さは日本の比ではありません。

 

また毎日の移動距離も長く、ライブの会場まで2時間ならば近い方で、ライブ、バンに乗り込んで移動、寝る、という一日の繰り返しでした。同行したのは終盤の9日間でしたが、それでもツアーの厳しさを十分に感じました。

写真

そう言ったタフな環境の中でも、potekomuzinは毎晩のようにオーディエンスの身体を揺らしていましたし、彼ら自身なんらかの手応えを感じているようでした。毎日少しずつ変わっていく彼らを、近い距離から撮影し、今の活動とこれからの可能性を記録できたことに大きな意味があるのではないかと感じています。

 

最終的に撮影した写真は3000枚、7日分の動画は一本のツアー動画にまとめました。厳しくも最高に楽しかったツアーの雰囲気を味わっていただければと思います。

ツアー動画

potekomuzin

 

 

R→L

ズキスズキ / Vocal & Guitar 1987.3.5

マツイ ヒロキ / Bass 1987.4.15

オサキ リョウスケ / Drums 1985.8.20

 

2009年東京都調布市にて “ポテコムジン” 結成。

2014年 “potekomuzin” に改名。2016年現体制となる。

“日本語を生かしたグルーヴィポップミュージック” をコンセプトに活動している調布のオルタナティヴロックバンド。

自主レーベル “妥協record” を立ち上げ、これまでにフルアルバム3枚、ミニアルバム1枚、EP1枚、シングル1枚をリリース。

2018年には初のUSAツアーを敢行。各地でアメリカ人を熱狂させツアー3週間で物販20万以上売り散らかすも売上のほとんどがガソリン代で消え途方に暮れる。

帰国後初ワンマンを新代田FEVERにて開催。無事大成功を収める。

2019年3月ニューシングル『LIBIDO&YOUNG / plastic』をリリース。

ちなみにバンド名の由来はRadioheadと同じ画数にすれば売れると思い込んだズキスズキの安易な考えによるもので特に意味はない。

 

公式HP:https://potekomuzin.com/

WRITER

RECENT POST

WORKS
SIRMO STAD – アーティスト写真・ジャケット画像・ミュージックビデオ

LATEST POSTS

COLUMN
【2024年7月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「大阪のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シーンを追…

REVIEW
東京であぐねる一人の社会人による暮向の記録-砂の壁『都市漂流のために』

何かを期待して上京したある若者。数年過ぎて、東京での生活は慣れたもんだし、仕事に追われる毎日にすら何…

COLUMN
『まちの映画館 踊るマサラシネマ』 – 人生が上手く行かないあなたに贈る、映画館の奮闘記

〈塚口サンサン劇場〉はテーマパークのような映画館だ。スタッフや観客がステージで踊る。ゾンビメイクをし…

COLUMN
【2024年7月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」京都、大阪の音楽シーンを追っ…

COLUMN
【2024年7月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シー…