
アーティストインレジデンスプログラム『野良の滞在』での進士三紗による展示開催
毎日の忙しさに追われ、知らず知らずのうちに忘れがちになってしまう「つくる」営み。
人間本来持ち合わせているはずの「つくる」を、都市性と田舎の良さをどちらも併せ持つ場所、亀岡市で捉え直していくアーティストインレジデンスプログラムが、『野良の滞在』だ。
『野良の滞在』の1人目に、ペインター・フォトグラファーの進士三紗が滞在する。
A HAMLETに滞在し、制作、そして展示までを行う。展示期間中にはワークショップやイベントも行われる予定だ。
最新情報は順次公開されるそうだ。ぜひA HAMLETの公式インスタグラムをチェックして欲しい。
Logo Design:小林誠太
アーティストプロフィール
進士 三紗 | MISA SHINSHI
▼アーティストステートメント
文化人類学者ティム・インゴルドは、著書『Life of Lines』の中で、「地面は大地(物質)と大気(媒質)の狭間で、絶えず動き続けている」と述べ、地面の本質的な性質に注目しており、この考えは私自身の制作とも深く結びついています。
しかし、都市生活においては、このように絶えず動いている様子を見せる地面はほとんど見られません。むしろ、アスファルトによって大部分が覆われ、その動きや気配は封じ込められているように感じています。
今回の滞在先である亀岡盆地には、「かつて亀岡は湖だった」という伝承が残されていることを知り、この地形と土が内包する過去の痕跡に私は強く惹かれました。野良の滞在の2週間を通して、アスファルトという硬い覆いを頭の中から取り除き、水がかたちづくった地形、そして植物や人の営みをリサーチすることで、亀岡の地面に宿る記憶を手繰り寄せたいと考えています。
▼経歴
1998年 京都府出身
2021年 京都市立芸術大学美術学部 油画専攻 卒業
自身と他者(他の人間と人間以外の生物、無生物)との関わり合いの中で生まれる関係性の本質に関心を持ち、石や植物、動物を通して顕在化される自身の輪郭を追うために、絵画と写真を使った作品作りを研究している。
主な個展に2025,4月”Umwelt-営みのかたちを巡る旅-“,kivi(Kyoto)/2023,7月”立ち現れる輪郭” chignitta space (Osaka)、主なグループ展に2024, “SILENT RESONANCE”, Galerie Lulla (Los Angeles)/2023, “汽水域”,バイソンギャラリー(Hyogo)/2022,”IN THE FLOW”, 松栄堂 薫習館 (Kyoto)/2021, “the sight of the stars makes me dream”, SCÈNE (Tokyo)/ 2020,9月『Tourbillon 18』,Oギャラリーeyes(Osaka)など。
野良の滞在 進士三紗
| 展示期間 | 2025/8/26(火)〜2025/9/7(日) ※火・土・日のみオープン |
|---|---|
| 会場 | A HAMLET 京都府亀岡市大井町並河1丁目13-8 (JR並河駅より徒歩8分) |
| 入場料 | 無料 |
| アーティスト | 進士三紗 |
| 主催 | Eat,Play,Sleep inc. |
| 公式SNS |







