COLUMN

【ウサギバニーボーイが見た広島】第3回

MUSIC 2015.03.27 Written By ウサギバニー ボーイ

コラムの第3回目はバンドでも場所でもなく、食べ物です。

 

「つけ麺」

 

広島で「つけ麺」と呼ばれるそれは、全国のそれとは異なります。

一部の広島の民は広島のそれを「つけ麺」と呼び、全国的に一般的なほうを「つけそば」と言って

勝手な区別をしています。

 

なぜ今回広島の「つけ麺」を紹介するかと言いますと、

広島のバンドマンの多くは不思議と「つけ麺」が好きなんです。

 

音楽のジャンルは多様に分かれ、出演するライブハウスや繋がりの深いバンドなどはバンドにより種々様々な界隈(あまり好きな言い方ではありませんが、あるものはしょうがないですね)が存在するのですが、「つけ麺」だけは、そういったものを超越し、多くの広島のバンドマンに愛されています。

なんか一番すごいですね。

 

ツイッターなどを開き、広島の知ってるバンドさんがいればタイムラインでも見てみてください。

全体の7割くらいのバンドマンが1度は「ひこ」「辛部」のどちらかを呟いているはずです。

そのふたつは両方ともつけ麺屋さんです。

残り3割くらいの広島のバンドマンは「きさく」とか呟いていますが、これは汁なし担々麺という違った料理のことを指していますので、注意が必要です。

※汁なし担々麺はまた違う回で紹介したいと思います。

 

では広島の「つけ麺」を紹介しますね。

usagi_vol3_1

これです。

 

赤いのは通常の唐辛子と韓国唐辛子です。(これは推測です)

それをごま油と混ぜて辛みを作るはずです。(もちろんこれも推測です)

このつけ汁に製麺屋さんの麺(お好み焼きのそばとかを作ってる製麺所さんの麺だったりします)、湯通ししたキャベツ、昔ながらのラーメン屋で出てきそうなチャーシュー、細切りのきゅうり、細切りのねぎ、最後にたまごが載った皿から好きなように具材を箸でつまんでたっぷりつけ汁につけて食すのです。

 

見た目は辛そうですが、辛さは好みで選ぶことができます。辛いのが得意でないという方も楽しむことができます。(見た目は個人的見解ですが、あまり辛くないつけ汁もくそ辛いつけ汁もわかんないと思います。)辛さは大体オーダー時にお店の人が「辛さはどうしますか?」って聞いてくれますので、店内にある辛さ表を参考にオーダーしてください。ちなみに辛さはお店によって違います。

 

なので、最初に行くときは食べれるかな?と思う辛さより少し辛くないものを選ぶことをお勧めします。

つけ麺屋さんの名言で「辛さは足せるけど、引くことはできんけーね」という言葉があります。

食する前に思い出してください。

 

また、辛さの単位はどのお店さんも大体「倍」が標準単位となっています。

※他は「大辛」「中辛」「小辛」などの表示もありますね。

 

なので、注文時の会話は、

 

客:「すいませーん」

店員:「なんにしましょ?」

客:「つけ麺の大」(大体最初にサイズを言います)

店員:「辛さはどうしましょう?」

客:「5倍で」

 

と、このような注文がスタンダードな注文方法です。

これに慣れたら、

 

客:「すいませーん」

店員:「はい」

客:「つけ麺の大、たまご、きゅうり抜き、納豆トッピングの30で」

店員:「はいよ」

 

という複合技が使えるようになります。

(数字は辛さの倍数です)

 

あと店舗は限られますが、注文するすべてにつけ汁に入れる辛みのタレをかけることもできます。というか、勝手に思いついて「すいません、ポテサラに辛みかけてください」って言ったらかけてもらえるお店があります。発案者はよっぽど辛いものが好きなんでしょうね。見た目はこんな感じです。

 

usagi_vol3_2

 

最近、県外から遠征にきてくれるバンドマンの方でも、お好み焼きよりもつけ麺を求めるバンドマンも結構いて、全国的な知名度も拡がっているのだなぁと思うときがあります。皆さんもライブでなくとも広島にお越しの際は、お好み焼きや牡蠣などと並んで一度、つけ麺を食してみるのも乙なものだと思いますよ。

 

そして行ったつけ麺屋さんでバンドの話や音楽の話をしてて、視線を感じることがあれば、おそらくそれはバンドマンです。威嚇などせずにそっと見守っていてください。

 

最後にちょうどよいまとめ記事があったので、リンク貼っときますね。

※ちなみに上記の写真や注文方法はすべてつけ麺「ひこ」で僕らが行っていることです。

他店で通用しなかったら、ごめんなさい。

 

http://matome.naver.jp/odai/2137721282977741901

 

それでは。

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