【2024年8月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です。(五十音順)
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- livehouse nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
idios
今回紹介するのは京都のidiosです。
from 立命、to ウェストコースト。
ドラム、ベース、ギターの3ピースバンド。最近はシンセも加わり4人体制に。
PHISHやGrateful Dead、Dave Matthews Bandといったアメリカンサイケ、ブルースロックを彷彿とさせるジャム感に溢れる強靭なグルーヴは、周りとは一線を画す独特さを放ちまくっている。
ただ、決して「オールド」な感触ではなく、エッジの効いた「ナウ」なオルタナティヴロックに昇華されてるところがすばらしく、タイトでコンパクトなループフレーズを多用し叩きつけるようなリズム隊、指板を海のように渡りあるくウェットなギター、つぶやくようでまくし立てる歌、もしかしたらこれはファンクなのか?!レゲエなの?!と思わされる瞬間も多々。
つまり新しいってことですね。
メロディーや旋律でキャッチーに寄せていくのではなく、アンサンブルとイメージの放出にこだわり確かなカタルシスを構築していくサウンド、はめっちゃかっこいいの一言に尽きる。
こんな、グラグラ揺れてるのに縦に杭を打つようにも感じられる制限と自由が混在するバンドはとても好き。
瓶ビールか瓶コーラ片手にライブをぜひ。
今回は盟友pile of hexと共同企画がGROWLYにて開催されます。
両バンドの融合ヴァージョンや様々なコラボ演奏も披露予定とのことで、伝説の夜となりそうです。
idios - it walks by night@二条GROWLY
X(旧Twitter) |
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idios × pile of hex presents. “MONITOS”
日時 | 2024年8月24日(土) open 17:30 / start 18:00 |
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会場 | 京都GROWLY |
出演 | act : idios / pile of hex / YUNOWA / LEEVE ROSELYN DJ : enjubeats / PIGSY / nyaaaga / KATSURAKO |
料金 | 前売り ¥2,400 / 当日 ¥3,000(共に+1drink) ※高校生以下無料(1drink代のみ) |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
【予約革命!】
⚡️LINE予約が可能になりました⚡️業界初!?
GROWLYでのイベント(一部を除く)を手軽にLINEで自動予約できるシステムができました!
以下のQRコード、もしくはURLで今すぐ登録!
予約したイベントもすぐに確認・変更ができます!
ぜひお試しください!
👉https://t.co/6u2KPPp1Ti pic.twitter.com/V9s83ZrtQ0— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) March 31, 2021
【ガイドライン更新】
本日9/4より一部更新致します。ご来場/ご出演予定の方はご一読お願いします。
・電話番号の聞き取りを廃止、京都市新型コロナあんしん追跡システムの導入(QRコード読み取り→メールアドレス登録)
・1〜2マン時のキャパ変更
出演希望お待ちしております!#ライブハウス再開 pic.twitter.com/aiwBs6TOEE
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) September 4, 2020
livehouse nano 店長:土龍の注目アーティスト
T.M.P
大阪発、現在は東京在住、トラックメイカーのTaochyとギターリストのDeewaの二人によるハイパーポップ・ユニット。パンクのマインドでもって鳴らされる圧倒的な多幸感に定評あり、どころの騒ぎではないヴァイブスメイカー。
彼らの音楽を初めて聴いたとき、鋭角的かつエレクトロなサウンドによるリフレインで無理やり脳みそをこじ開けられ、頭の先から心の奥底まで音を流し込まれるようなサイケデリックな体験に度肝を抜かれた。もちろん素面、もちろんクリーンで。
そしてその後に気付く、「孤独の肯定」をテーマにした詩作。ヴァイブスメイカーと僕が思う所以は、もちろんパーティーにおけるフロアの熱狂があるからだ。が、それは、一人一人の個人的な体験をフィーチャーしてできあがる粉塵爆発であり、共有などといったくそったれたものじゃない。音楽は一人のものでいい。みなそれぞれのものでいい。それぞれがそれぞれでいい。それをお互いにリスペクトできてさえいればいい。
そんなことを唄うT.M.Pの音楽は、攻撃的なサウンドとは裏腹に、平和の象徴とも捉えることができる。
ラブ・アンド・ピース。大切なのは、それだけだ。
X(旧Twitter) |
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T.M.P 『デスクトップ』リリースパーティー ~DESKTOP STORAGE ~ 京都編
日時 | 2024年9月21日 (土) open 17:00 / start 17:30 |
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会場 | livehouse nano |
出演 | T.M.P / nonayu / 逆男天使くんちゃんズ / LADY FLASH / CeeeSTee / マーマレードボーイズ(BGM) |
配信URL(投げ銭配信) | |
料金 | 前売り ¥2,500 / 当日 ¥3,000(共に+1drink¥500) ※ 投げ銭リンク |
土龍
1976年京都府生まれ。
二条城の東側にある全国でも稀に見る小ささのライブハウス、livehouse nanoの店長兼音響兼照明兼制作兼雑用。毎年秋には仲間と共にロックフェスティバル「ボロフェスタ」を主催。派手好きの単純思考のパリピの一種。
livehouse nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!
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WRITER
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1995年大阪生まれ・大阪在住。批評家。現代フランス哲学の研究者でもあり、現在博士論文執筆中。主に京都で活動しています。何か驚かせてくれるようなものに出会いたいというのが活動の基本的な動機です。
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