【2018年1月】今、ライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!
2018年もがんがん追っかけていこうと思います。
おなじみの4つのライブハウスに注目アーティストを紹介していただいています。
紹介者は以下の方々です(五十音順)。
・京都GROWLY 店長:安齋智輝
・VOX hall ブッカー:小野満
・LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志
・Live House nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
the seadays (ザ シーデイズ)
京都で活動する4人組オルタナロックバンド。
このバンドの推しポイントは3つあります。
まず、音がでかい。
そして、音がすげーでかい。
最後に、曲がとてもいい。
轟音の霞の向こうに少年のような純な言葉と旋律を持っている。
僕ら世代にはどこか興奮を思い出すノスタルジーに、若い世代には初期衝動をコンテンポラリーに。
世代をつなぐ架け橋になるような期待とサウンドを膨張させ続けている現在進行形のバンドです。
前に、「NUMBER GIRL、スーパーカー以降」と日本のロックシーンの変遷が形容されたことを思い出しましたが、the seadaysが「the seadays以降」としてこれからの日本に君臨する時が来るのか?
毎回朝まで飲み交わしながらその挑戦に加担できたらなぁと思うのです。
■出演日
1/14(日) 京都GROWLY
The Loupes 『WATCH』 レコ発京都編
出演: The Loupes(広島) / Gue / teracoya on fire /BUNTA / the seadays / 楽団モーケロン
open 17:30 start 18:00
ADV 2,000円 DOOR 2,500円
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
VOX hall ブッカー:小野満の注目アーティスト
スーパーバック
昨夏の出会いより、第一印象の屈託のなさからの成長が著しい、今、注目したい京都発のスリーピースバンド!
非常に耳に残るポップなキラーチューンの存在も強い武器だが、各々の好みが寄り添った楽曲制作の中には、一筋縄のポップひとくくりでは語れない魅力を抱いている。
実体験を通じて、ライブハウスを楽しみ、ライブに寄り添い、その度に成長しているドストレートな彼らです。新年の初イベントからの加速する流れに今年は、注目です。
1月12日に初めての自主企画パーティ「今夜はスーパーバック」を開催!!!
加速する20歳!!!
■出演日
1月12日(金)
スーパーバック企画『今夜はスーパーバックvol.1』
出演: スーパーバック / 犬人間ニョンズ / バニーブルース / Susan Hendrix / the hedgehogs
転換アクト:坂元坊主 / スーパームラオイリュージョン
open18:00/start18:30
ticket¥2,000 +1drink¥600
■Sound Cloud:https://soundcloud.com/superback
小野満
京都VOXhall勤務7年目くらい、ブッキングマネージャー小野です。
通称:おのまん(小野満という本名です)。京都に来て8年ほど、その前は東京生活でした。
東京時代によく出入りしていたハコが2005〜2010年くらいの新宿モーション、新宿JAM、下北沢ベースメントバー、下北沢スリー、渋谷ネストなど。その時代の東京インディー界隈に縁が深いです。
LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志の注目アーティスト
フルヤマンズ
Ba.がメインボーカルを務めた前身バンド、Limit of Childから数えて結成10年を迎えた彼ら。
バンド名の通り若気の至りを突き詰めていく当初のスタイルは影を潜め
今や、二児の父、中間管理職、転勤転職、という
子育てや仕事と音楽活動の狭間で悩む普通のおっさんである。
止めては始め 始めては止めてをいつも繰り返し
ウジウジしている自分達についてウジウジし続け
ここにきてやっと、その葛藤をステージ上で音楽に昇華出来るようになった感がある。
普通の弱いおっさんにしか鳴らせない
強い愛。フルヤマンズにしか鳴らせないラブソング。
君達やっと気づいたのか、そのまま格好悪いフルスイングを続ければ良いのだよ。それが1番かっこいい。
ライブ数こそ今は少ないが、間違いなく現在が過去最高の状態のバンド。
■twitter: @furuyamanz
牧野大志
DEWEYの代表。
ブッキング、PAを一人でこなすようになりもうすぐ2年。
年中スタッフ募集中。
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
ナツノムジナ
関東を中心に活動する4ピースバンド。
ポストロック然としたリバーブ感強めの音像に癖になるメロディ、といえば簡単に想像できそうで、どこにでもいそうなバンドだと思われるかもしれないが、そんなに簡単にこのバンドのことを片付けちゃいけない。
メンバーそれぞれのプレイのキャラ立ちも良く、スキルも相当高い。ステージで鳴らされるアンサンブルは、天井にプラネタリウムを描く。音圧たっぷりの轟音は、この広い宇宙で存在証明を叫んでいるよう。
そこらのシューゲイザーかじりと一緒にしたら、貉(むじな)に化かされて痛い目に合うよ。
■出演日
1月20日(土)
CHIIO “toc toc” release tour UTOPIA 京都編
出演:
CHIIO / bed / ナツノムジナ / Easycome
[open] 18:00 / [start] 18:30
[adv] \2000 / [door] \2500(共に+1d¥500)
■公式HP:http://natsunomujina.com/
土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
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WRITER
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神戸の片隅で育った根暗な文学青年が、大学を期に京都に出奔。
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