【2024年6月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です。(五十音順)
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- livehouse nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
ZOO KEEPER
ほぼ20歳くらい、結成1年、まさに若手の新バンド、であるZOO KEEPER。
3ピースのバンドです。
初見で本当に衝撃的に胸に来た、美しいロックバンドだと思った。
サウンドは、無意識かもしれないが90’sのEMOからポストロックの潮流を組んだオーセンティックなもので、そのへんが好きな人は最初の1音から「これこれ」となります。
ただ、何か少し違うなーと。
歌詞やメロディーがとても詩的できれいでわかりやすい、パッと見の少年感、いろいろありますが、なんといっても攻撃性の無さ。
こういうサウンドに必須だと思われる攻撃性が表に出ず、ひたすら純朴で真っすぐな演奏が独特で心奪われます。
優しくて強い。
今、関西のライブハウス周りでは少しずつ認知されだしているZOO KEEPER。
過去と現在を繋ぐキーパーソン。
間違いなく彼らはそのスタートラインに立っている。
まだまだ超新芽ではありますが、これからどう覚醒していくかとても楽しみです。
計らずも90年代のEMO ROCK界のレジェンドバンド、MINERALのVo.クリスのソロプロジェクト名もZOOKEEPERです。
まさかで届け——
X(旧Twitter) |
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SQUARMS Japan Tour in KYOTO
日時 | 2024年7月11日(木) |
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会場 | 京都GROWLY |
出演 | SQUARMS(UK) / byuO / ZOO KEEPER |
料金 | ¥2,000(+1drink) ※高校生以下無料(1drink代のみ) |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
【予約革命!】
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👉https://t.co/6u2KPPp1Ti pic.twitter.com/V9s83ZrtQ0— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) March 31, 2021
【ガイドライン更新】
本日9/4より一部更新致します。ご来場/ご出演予定の方はご一読お願いします。
・電話番号の聞き取りを廃止、京都市新型コロナあんしん追跡システムの導入(QRコード読み取り→メールアドレス登録)
・1〜2マン時のキャパ変更
出演希望お待ちしております!#ライブハウス再開 pic.twitter.com/aiwBs6TOEE
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) September 4, 2020
livehouse nano 店長:土龍の注目アーティスト
Fancrab
京都の4ピースロックバンド。精華大学出身メンバーを中心に結成、在学中に組んでいたバンドを卒業後しばらくして再開、今に至る。
ロックバンドにあるざらついた音の仕上がりに、つまらない日常の中で「こうなりゃ最高なのに」って景色を夢見る歌をのせる無邪気なソングライティングが印象的。どうでもいいといえばどうでもいい詩の内容だけど、「朝からビールでカンパイ」とか「美女とやりてえ」とかあまりにピュアすぎる願いを大きな声で唄われるとその透明度に思わず笑ってしまうファニーさには可愛らしさすら覚えてしまい、気が付けば一緒に唄ってしまう魅力がある。それと同時にそんなことを大声で唄ってしまうくらいにストレスのたまる日常があるのかと心配にもなってしまうのだが…。
だが、そのストレスを発散するような音量がしっかりある演奏には頼もしさがある。4人のプレイキャラと意志のある音作りによるアンサンブルは、輪郭強めのロックンロールのヴァイブスを生むタイプのバンドの音を生み、しかもオールドスクールなロックマナー以外にもUSのローファイやパワーポップのへのリスペクトも感じられるフレーズアレンジにも音楽好きとして信頼がおけることから、実は日々のブッキングライブの中での汎用性が高い。どんな夜でも渡り合うことができる。重ねて言うが、やはり頼もしいバンドだ。
と、思ってる。あとは本人たちが「俺ら、わりとええんちゃうか?」ってもう少し意識高く持ってもらえればってとこかな?笑
「Fancrab、かっこいいバンド」だって、初見の対バンやお客さんが僕にちゃんと伝えてくれることよくあるから、もうちょい調子乗りな?笑
X(旧Twitter) |
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『夏にロックを聴いた』
日時 | 2024年7月12日 (金) open 18:30 / start 19:00 |
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会場 | livehouse nano |
出演 | Fancrab / ゼロカル / puggs / ワットエヴァー |
配信URL(投げ銭配信) | |
料金 | 前売り ¥2,000 / 当日 ¥2,500(共に+1drink¥500) ※ 投げ銭リンク |
土龍
1976年京都府生まれ。
二条城の東側にある全国でも稀に見る小ささのライブハウス、livehouse nanoの店長兼音響兼照明兼制作兼雑用。毎年秋には仲間と共にロックフェスティバル「ボロフェスタ」を主催。派手好きの単純思考のパリピの一種。
livehouse nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!
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WRITER
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1995年大阪生まれ・大阪在住。批評家。現代フランス哲学の研究者でもあり、現在博士論文執筆中。主に京都で活動しています。何か驚かせてくれるようなものに出会いたいというのが活動の基本的な動機です。
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