朗読劇『ミナモ世代』
2020年7月24日(金)と25日(土)の2日間、京都市左京区の人間座スタジオにおいて、朗読劇『ミナモ世代』が上演される。舞台照明家、真田貴吉氏が照明デザインの観点から朗読劇へのアプローチを行う実験企画。
今回の朗読劇は、京都を拠点に活動する劇団・ナントカ世代が2006年に上演した3人芝居『ミナモ世代』を、真田氏からの要望を受け、脚本担当の北島淳氏が再編・改作し、2人の俳優によって演じられる朗読劇になるように書き換えられた作品だ。新型コロナウィルス対策のため、劇場には企画者である真田氏、演出家、俳優2名の合計4名というミニマルな構成。席数に限りがあるため予約が必要であり、応募が多数の場合は抽選が行われる。
照明家の目線から朗読劇へのアプローチを思索する実験のための企画ではあるが、小さな劇場作品をつくるという観点から、観客を入れ無料で上演することが決定された。
変わりゆく状況の中でプロジェクトを立ち上げ、京都市文化芸術活動緊急奨励金を活用し、利用予定がなくなってしまった劇場において演劇のさらなる可能性を探る今回の試み。興味のある方、演劇の再開を待ち望んでいた方など、ぜひ来場し演劇の未来を体感していただきたい。
あらすじ
一本道の先にたどり着いた海を望む場所に、女は鼻歌まじりに訪れる。
ひと息をつく間もなく、悲嘆にくれた様子の男が現れる。
いくらかの会話と約束を交わした女と男は、そこからデートへと繰り出す。
公園で待ち合わせをし、ドライブへ出ては昼を取り、いくつかの名跡を通って2人が到着したのは再びの海。
その時、カーステレオから流れる曲は、女が最初に口ずさんでいた鼻歌と同じ、終幕を歌う「マイ・ウェイ」だった。
公演 | 『ミナモ世代』 |
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企画・制作・照明 | 真田 貴吉 |
脚本・演出 | 北島 淳 |
出演 | 七井 悠(劇団飛び道具) |
会場 | |
日時 | 2020年7月24日(金)~25日(土) 3ステージ 24日(金) 18:00-
※上演時間は概ね40~50分程度を予定。 |
料金 | 無料
※無料で鑑賞いただけますが、制作資金に充てるため、カンパ(寄付)を募集いたします。 |
予約 |
※鑑賞には必ずご予約が必要です。
※ご予約は、申込み期間(7/4(土)~7/16(木))終了後、抽選のうえであらためてナントカ世代からのお知らせにより確定します。 |
協力・お問合せ先 |
MAIL:sedai@jv.main.jp TEL:090-7151-7107 |
WRITER
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1994年生まれ、鳥取県育ちの左利きAB型。大学院をサッポロビール片手に修了。座右の銘は自己内省ポップ。知らないひと Gt.Vo
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