【2018年8月】今、ライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!
8月のレジャーといえば、海、山、川。でもやっぱし、そのあとはライブハウス!
今月聴きたい注目アーティストを紹介していただいています。
紹介者は以下の方々です(五十音順)。
・京都GROWLY 店長:安齋智輝
・VOX hall ブッカー:小野満
・LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志
・Live House nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
NIBBLES
京都、大阪で活動中。
元GROWLYのスタッフでもあるBa,Vo あゆみ率いる新進気鋭のバンドです。
アンニュイでローファイでサイケでオルタナでポップで。
オーストラリアでカナダでイギリスでアメリカで確実に日本で。
独特のゆるさとセンスで脳内を右往左往するサウンドが特徴です。
スポンジのような吸収力で、海外のインディーシーンの第一線としっかりリンクしているところがおもしろく、羅針盤(バンドの方ではない)のように毎回アンテナをクルクルさせその航路を探してるような、海を自由にたゆたってるような。
芯の強い自信にあふれる圧倒的な音も良いが、NIBBLESのような行き先を見せずくにゃくにゃと変化を繰り返す音もとても魅力的だ。
なんだかロマンだ。
もはや羅針盤(バンドの方です)だ。
ドラッグカルチャーからではなく、けだるい凡人日常のひとコマひとコマから産まれた、誰もが共体験できる未来のサイケデリアにたどり着きそうで期待しております。
あ、当然ギターは爆音です。
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
VOX hall ブッカー:小野満の注目アーティスト
犬人間ニョンズ
どんだけドストレート!一直線!ザ・バンド魂が響き渡る!
そんな彼らが「犬人間ニョンズ」と言います。
VOXhallの4階スタジオにて、 練習していた駆け出しの日々から、早数年。
初ライブから、何度目の夏を迎えたことか、 いつまでも青春が終わらないこのバンド!
幾多のメンバー変遷も経験して、フロントマン「タクロウ」 の人間味も格段にアップ!
先日、満を持しての現メンバーでの今の音楽『あいのまるだし』 を発売してくれました。
6月の磔磔でのリリースイベントも盛況に、 各地でのリリースツアーを経ての!
今月8月25日には、今年で3回目!『サムライロックフェス』 を開催いたします!
愛の詰まった新メンバーにも囲まれて、只今、満身爆走中!
小野満
京都VOXhall勤務7年目くらい、ブッキングマネージャー小野です。
通称:おのまん(小野満という本名です)。京都に来て8年ほど、その前は東京生活でした。
東京時代によく出入りしていたハコが2005〜2010年くらいの新宿モーション、新宿JAM、下北沢ベースメントバー、下北沢スリー、渋谷ネストなど。その時代の東京インディー界隈に縁が深いです。
LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志の注目アーティスト
藤山拓
頑張ろうなんて一言も言わない
恋の歌は上手くいきそうにない物ばかり
ザラッとしたドロッとした質感の
狂気を散らつかせる
極上のポップソングライター
情熱というか情念
天才というか変態
松田聖子に歌わせる為に作った名曲の名前は「刺青」
牧野大志
DEWEYの代表。
ブッキング、PAを一人でこなすようになりもうすぐ2年。
年中スタッフ募集中。
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
Ribet towns
京都発総勢12人による音楽チーム。
ライブでステージに立つのは10人だが、作詞やアートワーク担当も含めて全員がRibet towns。
通常のバンドに使用する楽器の他に、アコースティックギター、マンドリン、ピアニカ、グロッケン、アンデスなどの生楽器が一斉に鳴り出した時の音圧とそれにもたらされる多幸感は一級品。
聴き手の多くが受ける印象であるアイリッシュテイスト故の、「カフェのお供に」的なお洒落感に騙されることなかれ。
その圧倒的な祝祭感の中に主人公は一人佇む。唄われるのは、非日常な祭どころか、日常の中の一喜一憂に生まれる人間の心の中に広がる無限の宇宙。
感情たっぷりの音楽が、多数の楽器によって波のように押し寄せて来たら、それは所謂「エモ」の部類。
土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
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WRITER
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神戸の片隅で育った根暗な文学青年が、大学を期に京都に出奔。
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アルコールと音楽と出会ったせいで、人生が波乱の展開を見せている。