いとうせいこうとめぐる都市の身体
12月22日に、鉄道芸術祭vol.9『都市の身体』のクロージング・プログラム『いとうせいこうとめぐる都市の身体』が行われる。
鉄道芸術祭vol.9『都市の身体』は、なにわ橋駅の地下1階コンコースにある<アートエリア B1>にて約2ヶ月間にわたって開催してきた企画展。今日の都市の状況と人々のさまざまなふるまい、そしてその振る舞いを行う人々の身体自体を、ジョンペット・クスウィダナント、小沢裕子、武田晋一の国内外の3組のアーティストが独自の視点で捉え直し作品を展示した。
そのクロージング・プログラムとして、いとうせいこうをスペシャルゲストに招き、小沢裕子と武田晋一の3名でのトークを行う。いとうせいこうといえばNHK教育テレビ(今のEテレ)で放送されていた『天才ビットくん』の出演者であり、活字・映像・音楽・舞台など、言葉に関する様々なジャンルで活躍する作家・クリエーターだ。特に音楽活動においては日本でヒップホップカルチャーを広く知らしめた先駆者の一人でもある。
「展示会のイベントのゲストにはそぐわないのでは?」と感じる人もいるかもしれない。しかし、展示のテーマである「都市」も「言葉の集積」とは考えられないだろうか?人間は言葉を操れたからこそ、文明を発展させることができた。話し合い、本を残し、知識を伝えることで新しいものを作り出し、また名前がつけられる。そうして発展してきた結果が都市という形になって我々をとりまいている。そう考えれば、長年言葉を扱ってきたいとうせいこうが「都市」をテーマとした作品を見て、作者と語るのは自然な流れだろう。
どのような会話が繰り広げられるか、ぜひ聞きにいってみてほしいのだが、残念ながらすでに予約満席となっている。とは言え展示はまだまだ継続中。運良くキャンセル待ちを狙いつつ、ひとりで見て回るのも一興かもしれない。運良くプログラムを見ることができれば、また違う角度展示を楽しめるだろう。
イベント | |
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日時 | 12月22日(日)15:00-17:00 |
会場 | アートエリア B1 |
参加費 | 1,000円(ワンドリンク付) |
定員 | 80名程度(要事前申込 / 先着順) |
ゲスト | いとうせいこう(作家 / クリエイター) 小沢裕子(鉄道芸術祭vol.9 参加アーティスト) 武田晋一(鉄道芸術祭vol.9 参加アーティスト) |
カフェマスター | 木ノ下智恵子、久保田テツ、塚原悠也(アートエリアB1運営委員) |
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92年生。「役者でない」という名で役者してます。ダンスやパフォーマンスも。言葉でも身体でも表現できる人間でありたいです。
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