北尾博史 個展『ボク ノ シュルレアリスム 』
京都・東山にある現代美術のギャラリー〈KUNST ARZT〉 で、京都出身のアーティスト北尾博史の個展『ボク ノ シュルレアリスム』が5月19日(火)から26日(日)まで開催される。
その造形力と想像力で「1枚の絵本」のような造形を生み出してきた彫刻家、北尾博史。本展は昨年のキュレーション展『The Covers-Duchamp』で行った美術史を考察するシリーズから、ダリやマグリットといったシュルレアリストの作品を軸とする5点と、見る、見られる関係を彫刻の構造に内包した作品6点の計11点が展示される。
展示作品の中には《ボク ノ マン・レイ -電気アイロン- 》や《ボク ノ ブランクーシ -セカイ ノ ハジマリ-》など、20世紀にアメリカとパリで活動した芸術家で、シュルレアリストとしても知られるマン・レイのオブジェや、同じく20世紀を代表するルーマニアの彫刻家コンスタンティン・ブランクーシ卵形の彫刻を再解釈したと思われる作品も登場する。
シュルレアリスムとは、夢と現実が混在する「超現実」こそが本当の現実であるという、20世紀における芸術や思想に欠かせない考えのひとつ。この現代に、北尾博史独自の目線で解釈された作品を通して、シュルレアリスムをもう一度見つめ直すことができるかもしれない。現代美術に触れる一歩となる本展にぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
北尾博史 個展 『ボク ノ シュルレアリスム 』
日時 | 2023年5月19日〜5月28日(月曜休館) |
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会場 | KUNST ARZT |
Webサイト |
アーティストステートメント
『シュルレアリスム』 それは特別な時間や空間、
異次元の扉の向こうにあるのではなく
日常生活のふとしたところにあるのだと、
ブルトンはいうのです。
ミシンと蝙蝠傘、,解剖台の上での出会いは美しい。
154年の時が経ちました。
美術の教科書もすでに読みました。
ボクは 『ボク ノ シュルレアリスム』を
作ってみたいと思います。
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WRITER
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2002年生まれ。京都市立芸術大学 美術学部 総合芸術学科在学。つよくてやさしい言葉が好き。休日は窓のない部屋で本を読んでいます。
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