KYOTOGRAPHIE & KYOTOPHONIE 2024 Kick Off Party
国境を超えてさまざまな地域から写真家が集い、京都の街を賑わせる世界有数の国際写真祭『KYOTOGRAPHIE』。去年から姉妹音楽祭『KYOTOPHONIE』が派生し、さらなる盛り上がりを見せたことは記憶に新しい。双フェスティバルの開催を祝したキックオフ・パーティが、2024年3月13日(土)に京都〈CLUB METRO〉で開催される。
今年の『KYOTOGRAPHIE』は「源泉」や「起源」を意味する〈SOURCE〉をテーマとして設定。京都市内の12会場を舞台に、13の展示が展開される。一方の『KYOTOPHONIE』の2024春会期では、八竹庵(烏丸御池)での常設展に加えて三つのイベント(キックオフ・パーティ含む)が予定されている。
〈CLUB METRO〉でのパーティは、『KYOTOGRAPHIE』と同じくきわめてボーダーレスな人選だ。ライブ・パフォーマンスでは、『KYOTOGRAPHIE』のメインプログラムの一つであるルシアン・クレルグの展覧会「Gypsy Tempo」に合わせ、カタルーニャからジプシー音楽の新たなサウンドを生み出しているバンドLos Graciosos (ロス・グラシオーソ)を招聘。さらに、更に小林うてな、Julia Shortreed、ermhoiからなる三人組エレクトロ・ユニットBlack Boboiが出演する。そのほかDJとしてBING、YAMA、Max Pela、YUKARI BBらが参加。
また翌日4月14日(日)には、ロス・グラシオーソのアコースティック・ライブとともに民族音楽学者のガイ・ベルトランによるジプシー音楽についてのレクチャーを聞くことができる関連イベントも予定されている(八竹庵)。去年に比べるとややコンパクトになった印象の『KYOTOPHONIE』だが、去年以上に『KYOTOGRAPHIE』とのコラボレーションを深め、多角的な角度からのアプローチが楽しめるようになったと言えるだろう。京都の老舗クラブMETROで、この春から始まる写真×音楽の共鳴を先取りしたい。
KYOTOGRAPHIE & KYOTOPHONIE 2024 Kick Off Party
日時 |
2024年4月13日(土) Open 21:00 |
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会場 | |
料金 | 前売り ¥2,500 | 当日 ¥3,000 (+ドリンク代別途) |
出演 |
Los Graciosos / Black Boboi / BING / YAMA / Max Pela / YUKARI BB |
チケット予約 |
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WRITER
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1995年大阪生まれ・大阪在住。批評家。現代フランス哲学の研究者でもあり、現在博士論文執筆中。主に京都で活動しています。何か驚かせてくれるようなものに出会いたいというのが活動の基本的な動機です。
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