2/21　+ / – ｛PLUS / MINUS｝ JapanTour京都公演がMETROで開催

NY発のバンド+ / -が実に7年ぶりとなるジャパンツアーを開催。京都公演ではMETROにてtoddle、マモル＆ザ・クリティカルヒッツとの３マンでの登場となる。

ニューヨークのインディーシーンを賑やかしているVERSUSというバンドをご存じだろうか。バルユット兄弟の長男リチャード、次男エドワードと紅一点フォンテーヌ・トゥープスの3人で結成されたヴェルヴェッツ・チルドレン的なギターサウンドと繊細なメロディでニューヨークのインディーシーンを牽引してきた。3人で始まったバンドには後にバルユット兄弟の末っ子ジェイムス・バルユットとパトリック・ラモスが加入することになる。二人の加入により、さらにパワーアップしたVERSUSだが、長男のリチャードがサンフランシスコに移住したことにより、バンドが実質活動休止状態になる。 (その後リチャードはNYに戻りVERSUSの活動を再開するが、ジェイムスとパトリックは脱退) そんな矢先にジェイムスが始めたソロプロジェクトが+ / -｛PLUS / MINUS｝である。そこにパトリックも参加し、クリスを加えてのバンドとして活動を開始。日本でもお馴染みのバンドになっていった。

日本でもお馴染みのバンドという表現をしたが、+ / -は実は以前は毎年のように日本ツアーに訪れていて、bloodthirsty butchersやthe band apart、mooolsらとのツアーで共演をしていた。そんな彼らはパトリック抜きで回った2009年の日本ツアー以来、日本ツアーが行われていなかった。2014年1月には６年ぶりのアルバム『JUMPING THE TRUCK』が発売され日本ツアーが期待されたが沈黙のまま３年が過ぎた2017年待ちに待った日本ツアーが開催されることになった。しかも今回はジェイムス、パトリック、クリスの最強トリオに加え、ジェイムスの実兄でVERSUSの中心人物のリチャード・バルユットをサポートに迎えてのツアーになる。

京都公演は2/21 (火)京都METROにて開催されるが、bloodthirsty butchersでも親交の深かった田渕ひさ子率いるtoddleに加え、2017年1月30日に1stシングルをリリースしたばかりで勢いに乗る大所帯バンドマモル＆ザ・クリティカルヒッツとの3マンである。toddleは京都公演のみならず、東京、大阪、松本とツアーの半分ほどを帯同する。

今回のツアーはtoddleの帯同はもちろんのこと、名古屋公演ではthe band apartがアコースティック編成での登場、ファイナルの東京ではmoolsが登場するなど、以前から親交の深いバンドが多く登場する。それだけではなく、新たな音楽との出会いも感じさせるイベントにも出演するするツアーとなっている。初日の東京では彼らの大ファンだと公言する京都が誇るバンドmy letterが参加。さらに、追加公演として発表されたのは金沢。アンテナでも連載を抱えているnoidが主催する『Magical Colors Night』に出演する。こちらの公演もスーパーノアやゆーきゃんなど京都にも所縁のあるミュージシャンも参加する。全ての公演で個性あるブッキングとなっており注目のツアー。今の彼らの音楽を目と耳に焼き付けたい。