NEWS

おとぼけビ~バ~、コーチェラ2018に出演決定!

京都のガールズロックバンド、おとぼけビ~バ~がアメリカの巨大フェス、コーチェラ2018(Coachella Valley Music and Arts Festival 2018)に出演することが決定した。2018年4月13~15日、20~22日の2週間にわたって行われるこの野外フェスには、昨年までと同じく延べ60万人以上が参加する見込み。2018年のヘッドライナーはThe Weekend、ビヨンセ、エミネムであり、日本からの出演者はX JAPANとおとぼけビ~バ~。発表は1月3日(水)、ツイッターなどのSNSを通じて行われたが、ファンに大きな驚きと喜びをもって迎えられた。 (チケットなどの詳細は記事最後のINFORMATIONを参照のこと)
 
おとぼけビ~バ~はこれまでもイギリス、アメリカなどでグローバルに活動している。フジロック、SXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)などの大きなフェスティバルにも参加しているが、コーチェラ・フェスティバルはそれらとはまた桁違いの規模であることは間違いない。9年の活動を経て今回のビッグフェス参加となったわけだが、現時点での心境などをボーカルのあっこりんりんに聞いた。

インディーズの可能性

──

まずは、フェス決定おめでとうございます。いつ正式に決定したのでしょうか。

あっこりんりん(以下、あ)

ありがとうございます。実は、2017年の秋ごろには内々に決まっていました。

──

決まったときは相当の衝撃があったと思うのですが、どういう気持ちだったのでしょうか。

そもそもUKでリリースをはじめた(※ロンドンのインディーレーベル、Damnablyからのリリース)のが2016年で、2017年にSXSW、そして今年コーチェラが決まって、ワァオ! マジ? って感じです!

──

近年とくに活動が順調だというイメージなのですが、コーチェラ参加は当然のタイミングという感じですか。

マイペースでやってきて、おもろいもんに飛びついていってる感じなので、早い遅いとかは考えたことないかな。9年事務所にも所属せず、大規模な宣伝活動もせず、インディーズやってきてこんなでかいフェスでれるんやって、夢みたいなとこはあります。

──

X JAPANとビヨンセと……、という凄まじい出演者の中で演奏されることにプレッシャーや気負いなどありますか。

単純に昔からテレビで見てた好きな有名人と、無名の自分たちができるのは嬉しいしテンションあがる! プレッシャーはないわけではないですが、数ある日本のバンドの中でもX JAPANとわたしらって、字面だけでも意味がわからなすぎて「すげーミラクル!」って(メンバー)みんなでわろてます。

──

なぜか、日本より先に海外で、大きくかつ早くフィーチャーされているように思えますよね。

海外ではメジャーもインディーズもないんだなと感じます!

──

海外でおとぼけビ~バ~のどういうところがキャッチーなのでしょうか。

レーベルオーナーのイギリス人のジョージは、わたしの曲が「Aメロ、Bメロ、サビ……、とかの(一般的な)流れがなくて読めないから良い」って言うてくれてるのと、ライブパフォーマンスのかな? そういえば、とくに海外のお客さんが何を好きかということは、あまり気にしてないです。わたし(あっこりんりん)が洋楽をまったく通ってないから逆に新鮮ってことなのかなー、とか勝手に思たりしてますけど。本当のところなんでかはほんまにわかりません。単純に好きで、自分たちができると思ったことをして、反応が帰ってくると嬉しいですね。むしろ私たちのどこがいいかどんどん教えて欲しいです!

──

ロックやアイドル、ギャルバンといった既存の枠組みを壊すようなパフォーマンスや歌詞や方向性が、それぞれうまく融合しているのかも……といっても、それだけじゃ語り尽くせない魅力があるんでしょうね。

 

最後に、今年の海外フェスやツアーに向けての意気込みを聞かせてください。

等身大で勝負したいです! コーチェラで会いましょう!

おとぼけビ~バ~「いけず」

おとぼけビ~バ~「ラブ・イズ・ショート」

おとぼけビ~バ~「シルブ・プレ」

開催日

4月13~15日、20~22日

場所

アメリカ合衆国、カリフォルニア州、コーチェラ・ヴァレー内特設スペース

(81-800 51st Ave, Indio, CA 92201)

チケット

Viagogo内購入ページ

フェスHP

コーチェラ2018

バンドHP

おとぼけビ~バ~

画像引用元:https://otobokebeaver-kyoto.jimdo.com/

WRITER

RECENT POST

COLUMN
京酒場の音楽論
SPOT
菊しんコーヒー
INTERVIEW
日本でスウィングが流行るには – Clap Stomp Swingin’イン…
REVIEW
Teenage Fanclub – Bandwagonesque
COLUMN
【2018年8月】今、ライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
Swing Side / Sing Side – Clap Stomp Swingin&…
REVIEW
真夏の目撃者 – GOING UNDER GROUND
REVIEW
星の王子さまたち – Beautiful
COLUMN
【2018年1月】今、ライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
SPOT
立ち呑み キセノン
REVIEW
Hicoband – あお
COLUMN
【2017年11月】今、ライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
台風クラブは「ロックンロール」か?

LATEST POSTS

COLUMN
【2024年11月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「大阪のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」今聴いておきたい注目のアーテ…

COLUMN
【2024年11月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シー…

REPORT
『京都音楽博覧会』を糧に、可視化された京都のサーキュラーエコノミー-資源が“くるり”プロジェクトレポート

思わぬものが‟くるり”と変わる。それがこのプロジェクトの面白さ …

INTERVIEW
あの頃、下北沢Zemでリトル・ウォルターを聴いていた ー武田信輝、永田純、岡地曙裕が語る、1975年のブルース

吾妻光良& The Swinging BoppersをはじめブレイクダウンやBO GUMBOS、ペン…

COLUMN
【2024年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」京都、大阪の音楽シーンを追っ…