泊まれる演劇『STRANGE NIGHT』 / 泊まれる演劇 In Your Room『ANOTHER DOOR』
HOTEL SHE, が企画・運営するナイトエンターテイメント『泊まれる演劇』の新作の上演が決定した。今回は2公演の同時発表で、リアルな宿泊を伴う新作イマーシブシアターが8月から、また、自宅のパソコンやスマートフォンから鑑賞できるオンライン作品の新作が7月24日(金)から上演される。リアル宿泊版は7月11日(土)22時から、オンライン版は7月4日(土)22時から、両作とも先着順で発売される予定となっている。それぞれのストーリーは異なり、全く別の没入体験を楽しむことができる。
イマーシブシアターとは「没入型演劇」と呼ばれる新しい演劇の手法のこと。『泊まれる演劇』では観客自身が物語の一役となり、真夜中のホテルを実際に彷徨い歩く演目の初演を6月に予定していたのものの、新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い延期となった。しかし、リアルからオンラインへと舞台を移した『泊まれる演劇 In Your Room』の『ROOM 101』(7月に再演予定)・『ROOM 102』が上演された。どちらも瞬く間にチケットが完売、上演後もSNSを中心に大きな反響を呼んでいる中、新作2公演の上演が決定した。
リアル宿泊版の『STRANGE NIGHT』では真夜中のホテルを舞台に、物語の一役となった観客がコンシェルジュや客人に導かれながら、物語の真実に近づいていくストーリーとなっている。ホテルの複数の客室やフロアでストーリーが進むため、出会うシーンは参加者次第。それぞれが別の部屋に連れ去られながら、異なるシーンや事件を体験することができる。
そしてオンライン版の『ANOTHER DOOR』では、ホテルの客室からの中継やフロアに仕掛けられた監視カメラの映像を組み合わせながら、インタラクティブに物語が進んでいく。本作では複数の客室で物語が同時進行しており、参加する動画ミーティングを変更することで、まるでホテルの中を歩くように鑑賞する客室を自由に選び、物語を楽しむことができる。
リアル宿泊版の脚本・演出はSCRAP所属のきださおりとヨーロッパ企画所属でシナリオライターの左子光晴が、オンライン版の脚本・演出は作家・演出家であり劇団 悪い芝居を主宰する山崎彬が担当する。なお、リアル宿泊版は、三密を避けるために1ステージあたりの参加人数を6組12名以下とするなど、新型コロナウィルス感染対策の実施のもと上演される予定だ。
リアル宿泊版もオンライン版も、それぞれ異なった楽しみ方ができる本作。自分に合った鑑賞方法で真夏の夜に展開される非日常に没入してみるのもいいだろう。
泊まれる演劇『STRANGE NIGHT』
日時 | 2020年8月1日(土)~31日(月) |
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会場 | |
脚本・演出 | きださおり / 左子光晴 |
料金 | 一室2名まで ¥25,000(税込)〜 |
定員 | 各回最大6組12名 |
チケット予約 |
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泊まれる演劇 In Your Room『ANOTHER DOOR』
日時 | 2020年7月24日(金)~8月23日(日)の週末に不定期開催 20:00~ / 22:00〜 / 24:00〜(公演時間は80分を予定) |
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会場 |
※オンライン上演のため自宅での鑑賞 |
視聴方法 | オンライン会議サービス『zoom』を使用。 |
脚本・演出 | 山崎彬 |
料金 | ¥2,500(税込) |
定員 | 各回最大60名まで(予定) |
チケット予約 | 2020年7月4日(土)22:00より先着販売予定 |
備考 | 作品の演出上、15歳以上の方の鑑賞を推奨。 |
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宮城県出身。
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好きな写真家は奥山由之とソール・ライター。ラジオが好きで、ジングルとコールサインが特にツボ。よく書き、よく撮り、よく眠る。