【開催中止】睡眠時間×來來尸來 共創企画『変身』
本イベントは新型コロナウイルスの影響で中止となりました。詳しい経緯は以下の画像または公式特設サイトを御覧ください。
2020年8月30日(日)に京都・三条のライト商會にて、京都の若手劇団、睡眠時間と來來尸來による共同公演『変身』が上演される。多くの解釈と議論がなされてきたフランツ・カフカの同名小説を、古風な木造ギャラリーで演劇として立ち上げるべく、2劇団が手を取り合った。
フライヤー画像
來來尸來は劇作家、演出家の出町平次が率いる劇団。身近な町からヨーロッパなどの外国、海中など、様々な場所を想起させる脚本を、俳優の動きと最小限の音響・照明効果を用いて劇場でない場で上演してきた。かたや睡眠時間は小原藍が主宰を務めるパフォーマンス集団。これまで京都市内の様々な劇場、イベントスペースで公演を行い、昨年度の京都学生演劇祭では3冠を獲得して全国学生演劇祭に進出した。そしてそこでも3冠を遂げた今注目の劇団の一つだ。「不器用でうまくいかない人を愛してゆきたい」というコンセプトを掲げ、細部まで行き届いた演出が好評を得ている。
会場であるライト商會では、來來尸來が001便「ログ」を上演しており、勝手知ったる場だとも言える。今回演出を務める小原には初めての会場だが、経験のある団体とともに作品を作れるのはとても心強いだろう。長年に渡り世界中の人々を惹きつけ、多くの舞台や映画が創作されてきた原作が、両団体の共創でどのように立体化されるのか、ぜひ期待してほしい。
あらすじ
「グレゴール・ザムザがなにか不可思議な夢から覚めると、寝床の中の自分が一匹の__に変わってしまっているのに気がついた。」
__に変わった青年外商員グレゴール。
起き上がる事すら出来ない身体。
時計は何度も鐘を打っている。
細長くて頼りない脚なのに、みんなは大騒ぎしている。
妹は心配してくれる。
心配してはくれるんだけど、どこか的外れだ。
母と父は嘆き悲しんで、生活を続けるために次の一手を打とうとしている。
グレゴールは変わってしまった身体を持て余して、どうにも途方に暮れている。
……意外と気に病んではいないようだが。
変われども変われどもなおも生きる身体の狂騒劇。
睡眠時間×來來尸來 共創企画「変身」
コメント
最初に、展望について口にしたのは誰だったのでしょうか。口約束ような会話が、気づけばしっかりと実現に向けて漕ぎ出している事を、大変嬉しく思います。似ているようで、全く違った二団体。彩りよく、かつ明瞭に、この「変身」をお渡しする為に、更に心強い仲間も引き入れて、私も、稽古場での日々を過ごしていこうと思います。
小原藍(睡眠時間)
どこにいるのかを考えてる内に、いつの間にか目的地に辿り着いていることが多々あります。知らない間に目的地に着くことはできても、目的地に居続けることは難しいなと感じます。2団体で共創すること。なんとなくでもおそらく作れますが、目的地に気づいて辿り着く為に話をしたいと思います。
出町平次(來來尸來)
日時 | 2020年8月30日 (日) open 13:30 / start 14:00 open 16:30 / start 17:00 |
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会場 |
(京都府京都市中京区桜之町新京極通三条下る406-30) |
原作 | フランツ・カフカ『変身』 |
脚本 | 出町平次(來來尸來) |
演出 | 小原藍(睡眠時間) |
出演 | 杉田一起 |
オープニング・ポエトリー | chori |
スタッフ | 舞台監督:蒼樹知之(劇団抜きにくい釘 / くろずこんび) |
料金 | ¥1,500〜¥3,000 |
公演特設サイト・予約 | |
主催 |
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WRITER
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92年生。「役者でない」という名で役者してます。ダンスやパフォーマンスも。言葉でも身体でも表現できる人間でありたいです。
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