EVENT

Kimpomme & Four Pens Japan Tour 2023

KimpommeとFour Pensの来日ツアーが、9月3日(日)から9月10日(日)にわたって兵庫、名古屋、東京で開催される。

 

Kimpommeはソウルのシンガーソングライター。彼女の楽曲はピアノをはじめ主にアコースティックな楽器を用いたシンプルな構成で、声や音の響きがまっすぐに届く。今年5月には日本独自企画のアナログレコード『안개속에서 霧の中で』をリリースした。

 

 

Four Pensは台北の3ピース・インディー・バンド。昨年、1stアルバム『And I believe in eternal 我也相信了永久』をリリース。過去にはharuka nakamuraをリミキサーに迎えたりツアーにて君島大空と共演したりなど、日本での活動も活発に行っている。

 

 

KimpommeもFour Pensも、作品からは生活の明るいだけではない緊張感や孤独、心細さを掬い上げているさまが聴こえてくる。Kimpommeであれば、たとえば芯のあるピアノの音、鮮明なブレスや打鍵の音、少ない音数と間の存在感。Four Pensであれば、たとえばやわらかく重なるボーカル、あたたかな管楽器の音、遠くで鳴るグロッケン、猫の鳴き声や水滴の音。そして両者は来日公演を前にリモートでコラボレーション楽曲の制作を始めており、今回のツアーでの披露も予定しているというから楽しみだ。

 

まだまだ暑い日々が続きそうだが、眩しかった夏が終わり一年の終わりにも意識が向き始める9月。もの寂しさも凛とした空気も入り混じって漂うこの時期は、このツアーにきっとぴったりのタイミングだろう。

Kimpomme & Four Pens Japan Tour 2023

 

9月3日(日)兵庫・神戸公演〈旧グッゲンハイム邸〉

9月7日(木)名古屋公演〈Live lounge Vio〉 

9月8日(金)東京・渋谷公演〈代官山NOMAD〉※

9月9日(土)東京・新宿公演〈真昼の月 夜の太陽〉※

9月10日(日)東京・世田谷公演〈Fluss〉

 

公演詳細:https://fastcut.jp/feature/kimpomme-four-pens-japan-tour-2023/

※配信チケットあり

Kimpomme(from 韓国)

 

 

本名、キム・ジヘ。 韓国ソウル出身のシンガーソングライター。ソロ活動以前はバンド、Ravie Nuageのヴォーカリスト/コンポーザーとして活動。
2020年にEP『여인에게 女性に』をリリースしソロキャリアをスタート。着実にリリースを重ねている。2023年5月にfastcut recordsより日本独自企画のアナログレコード『안개속에서 霧の中で』をリリース。今回が初めての来日公演となる。

Four Pens 四枝筆(from 台湾)

 

 

日本のインディー・ミュージック・ファンにもその名を知られる台湾のインディー・バンド、Four Pens。2011年春、ソングライターのBiboを中心に、シンガーのCandace、キーボードのSunnyの3名で結成。バンド名の四枝筆(Four Pens)の由来は、メンバーの名前の組み合わせによるもの。
台湾と日本を主な活躍の舞台として幾度も日本ツアーを敢行し、Ann Sally、haruka nakamura、Lamp、miaou、市川和則(羊毛とおはな)、君島大空、曽我部恵一ら優れた日本のミュージシャンとの共演も果たしている。また、インディー・レーベル、fastcut recordsより日本盤CDやレコードのリリースも行なっている。
彼らは欧米のインディー・フォークと日本のインディー・ポップが融合した独特なサウンドを紡ぎ出す。日常における葛藤や回顧を描いた曲が多く、透き通った演奏と暖かい歌詞、時には躍動的なピアノ、またある時にはエレクトリック・サウンドも少し交えた様々なFour Pensの顔を映し出すが、そのどれもが聴く者をそよ風の様に優しく包み込む。

WRITER

RECENT POST

REPORT
ワークショップ「視覚に障害のある人とめぐるKYOTOGRAPHIE」- 継ぎ目につまずき、言葉を重ね…
ART

LATEST POSTS

COLUMN
【2024年11月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シー…

REPORT
『京都音楽博覧会』を糧に、可視化された京都のサーキュラーエコノミー-資源が“くるり”プロジェクトレポート

思わぬものが‟くるり”と変わる。それがこのプロジェクトの面白さ …

INTERVIEW
あの頃、下北沢Zemでリトル・ウォルターを聴いていた ー武田信輝、永田純、岡地曙裕が語る、1975年のブルース

吾妻光良& The Swinging BoppersをはじめブレイクダウンやBO GUMBOS、ペン…

COLUMN
【2024年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」京都、大阪の音楽シーンを追っ…

REPORT
これまでの軌跡をつなぎ、次なる序曲へ – 『京都音楽博覧会2024』Day2ライブレポート

晴天の霹靂とはこのことだろう。オープニングのアナウンスで『京都音博』の司会を務めるFM COCOLO…