【2025年1月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

今回紹介させていただくアーティストは、2022年結成の「マリ」です。

初めて拝見した時には、「本当にこの５人でバンドやってるの？？」と思うほどファッションから異なった個性がある印象でした。しかし、音を聞いた瞬間に絶妙にマッチするアンサンブル感を体感し、「バンド・音楽って面白いな」と改めて感じました。

どこまでも届きそうな歌声・絡み合う２本のギター・遊び心のあるベース・力強く、観ていても楽しいドラム。文章で書くとありきたりなバンド紹介文になるのですが、マリの楽曲は確立されたマリの世界観をどの曲でも感じることが出来ます。

個人的には1st フルアルバム『EASY RIDER』収録の“FLORA”がマリらしさ全開でお気に入りの楽曲です！ロックの新たな可能性を観せてくれます。圧倒的なグッドメロディに載せられた生活の中で生まれる寂しさや葛藤が綴られた歌詞にも注目です。明日を生きる糧になるのではないでしょうか。

前述した『EASY RIDER』が第17回CDショップ大賞の入賞作品〈青〉に選出されました。おめでとうございます！！

今年も何卒！クック店長です。2025年も皆さまの健康を日々願っております。

さて今回は、先日ようやく会えましたこちらのバンド、ザ・ヒーローズを紹介します。

オフェンス９！ディフェンス１！

ラン&ガンスタイルのライブは必見。見どころなのか、ツッコミどころなのか、とにかく見ていて全体的にずっと面白いです。ライブ観てて涙が出るほど笑いました。（彼らはふざけているわけではありません。120%本気です。）

ボーカル・ヒロスケがだれにでもわかる言葉を音にしっかり乗せて、屈託のない眼差しで歌うんだから。そりゃあカッコいいよね。

ここにいてもいいんだよ、と背中を叩かれる感じです。ドラム・戸島のハッスルプレイも最高で、それを繋ぐ、ベース・小林聖太（最近多くのバンドで活躍中）もまたバンドをより加速させています。

とにかく一度観てほしい！頭の中がスッキリするよ！みんなたち！1月31日は新宿紅布に集合だ！とべ！ザ・ヒーローズ！OK！

P.S.レッドクロスの皆様、最近伺えてなくてすみません。近々遊びに行きます。

【ザ・ヒーローズ】

2024年3月結成、メンバーは佐藤ヒロスケ（Vo/Gt）、小林聖太（Ba）、戸島弓鶴（Dr）。

新宿、下北沢を中心に活動。パワーコードとメロディアスなベース、スマッシュ感溢れるドラムを持ち味に、シンプルかつ真っ直ぐなスタイルのスリーピースバンド。ライブでの見所は元バスケ国体選手である佐藤ヒロスケ（Vo/Gt）の跳躍力を活かしたジャンプ。

結成わずか２ヶ月でリリースした1st Single『バンド』はiTunes Storeの日本のパンクトップソング１位を獲得、そして代表曲“「色々」色の夏”のMVが公開３週間でYouTube再生回数１万回を突破。

2024年の５月と11月と12月に自主企画『かましかましかまし』を開催、熱いバンド達と熱い夜を定期的にかます。次回は2025年1月31日（金）に新宿red clothにて開催予定。3月14日（金）、5月5日（月）にも同じく新宿red clothで開催予定。

そして令和の時代に手書きのZINEやフリーペーパーなども配布し、バンド活動という人類の発明を噛み締めている。ザ・ヒーローズのメンバー間での唯一の掟に「アレンジ」と言わず「サプライズ」と言うという掟がある。まるで歩いていて急に見えたあの日の虹のように、一瞬だけど一生分だけ心に残るサプライズをしたいと願うバンドがザ・ヒーローズだ。

現在各種サブスクリプションやCD、YouTubeなどが出ていない、ライブに来ないと聴けない・観れないバンドbadge。

まだ謎の多い彼らからTHREEに届いた１通のメールの中に添付されていたのは、有機的・無機的、静と動、明暗を使いこなす、空空漠漠とした１曲でした。

型にとらわれないライブってこれか〜となるような、様々な要素を感じる幅広い楽曲や、奇想天外なアクション、佇まいの異様さ（褒めてます）からは、これまでに出会ったことのない特有の不気味さ（褒めてます）を感じてゾクゾクしました。

ライブの高揚感は、保証します！次回THREE出演は2月10日（月）、祝前日です。計り知れない彼らの可能性、未来をいっしょに目撃してください！