COLUMN

【2025年10月】今、東日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

MUSIC 2025.10.20 Written By 竹内 咲良

「東日本のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」

今聴いておきたい、ライブを観ておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。

 

今月の紹介者は以下の方々です。

渋谷La.mama:山田安莉

下北沢BASEMENTBAR:ハルキ

渋谷La.mama:山田安莉の注目アーティスト

yolufa

2025年7月から始動した菊池遼さんのニュープロジェクト。様々なミュージシャンやクリエイティブチームと共に、楽曲やアートワーク、ライブなどを創り上げています。

 

1stデジタルシングルの”さめない”は、yolufa(ヨルファ)という名前の一部でもある「夜」に聴きたくなるような心地良い楽曲となっています。「今の感じ 僕らしくないかな 焦らないで 確かめたい」という歌詞や、ラストの転調で暗闇の中から光が広がるような壮大なサウンドが、新たなプロジェクトの始まりとリンクしているように思いました。色々な歌詞の解釈ができますが、私はこの楽曲から、心の奥にある迷いや繊細な感情にそっと寄り添ってくれるような優しさを感じました。

 

始動からの活動を拝見していて、ひとつひとつ丁寧に、人との繋がりを大切に、色々な想いや愛を込めて音楽を届けているのが伝わってきます。これからも多くの人を巻き込んで創り上げられるこのプロジェクトに是非注目してみて欲しいです。

 

11月24日(月・祝)には〈渋谷La.mama〉にてバンドセットでイベントへのご出演も決定していますので、足を運んでいただきyolufaの音楽に触れていただきたいです!

X(旧Twitter)

@_yolufa

Instagram

@_yolufa

YouTube

@yolufaofficialchannel

各種リンク

https://lit.link/yolufa

ANTENA×渋谷La.mama 『sik för kompisar』

日時

2025年11月24日(月・祝)

open 17:30 / start 18:00

会場

渋谷La.mama

出演

ANTENA / GOODWARP / yolufa 

料金

前売り ¥4,000 / 学生 ¥3,500(+1ドリンク代別途)

チケット

https://eplus.jp/sf/detail/4387150001-P0030001

山田安莉

千葉県出身。ラママ制作スタッフです。
渋谷 La.mama 各種リンクはこちら。

https://1link.jp/shibuyalamama

下北沢BASEMENTBAR:ハルキの注目アーティスト

サーキットイベント『STEP OUT!』の出演者たち

こんにちは!

ANTENNA3度目まして、〈BASEMENTBAR〉のハルキです!

ご覧のとおり、今回は普段と異なり、来月11月に開催される『STEP OUT!』というサーキットフェスの紹介になります。

 

【開催経緯の話】

2023年まで開催されていたサーキットフェス『NEW LINK!』から意志を受け継いだイベントとして、今回が初開催です。

元々複数会場のライブハウスのブッカーが共同でブッキングを組み平日の夜にサーキットイベントを開催するものとして発足した『NEW LINK!』。

ライブハウスの垣根をこえてシーンを盛り上げんとするその理念に感銘を受け、ずっと自分の憧れのイベントでした。

23年の『NEW LINK!』から半年ほど経過した頃に「もうやらないんですか?」と聞いたことがあったのですが「もう俺たちはNEWじゃないから。お前らの番だよ」と。

そして今回バトンを受け取りやらせていただくことになりました。

主催陣とこれまで現場を共にしてきたバンドたちを中心に、全6会場36組のアーティストでお送りします。

 

【タイムテーブルとチケット代の話】

先日解禁したタイムテーブルに対して「被ってる」「酷い」といった声が寄せられているのを見かけ、私が1番うんうんうんうんうんうんそうだよねわかるわかると思いました。

タイムテーブル組みながら1週間ずっと歯ぎしりし続けてましたので。笑

 

お目当てが被ってしまっているお客さんには申し訳ないのですが、平日開催といったところで色々な制約の中で組んでいますのである程度は致し方ないと思っていただきたいです。

 

そしてひとつ特筆しておきたいのはチケット価格のこと。

今回はサーキットイベントでありながらドリンク代込みで3,000円という破格での開催を決意しました。

オファーする前の段階で、きっとタイムテーブルに頭を悩ませることになるだろうというのは分かっていました。

どうしたらフェアになるのかと考えた結果の判断です。

 

発端を辿れば平日ブッキングの集合体にすぎないので、そこの線引きは忘れないでいたい。

もちろん年1~2回のお祭り!という気持ちで開催に向かってはいますので、被っていることをポジティブに楽しんでくれたらと思います。

割り切って楽しむって、本当に難しいことなんですけどね。笑

 

【おすすめアーティストの話】

ここでおすすめアーティストを何組かピックアップしたいのですが、いかんせん全アーティストの半分は自分が呼んでいてなかなか選ぶに選べないので、この日のために遠征で来てくれるアーティスト4組を紹介したいなと思います。

 

〈大石(ポンツクピーヤ)〉

京都発のスリーピースバンド、ポンツクピーヤから大石(Gt / Vo)が弾き語りで出演。今回の出演を機に色々聴いてみましたが、類まれなポップスのメロディセンスだな〜と思います。

声もまた小山田壮平氏やRADWIMPS野田洋次郎氏を彷彿とさせる透明感のある素敵な歌声で、弾き語りステージへの期待が膨らみます。

 

〈天国注射〉

大阪は〈難波ベアーズ〉から、ロックバンド・天国注射が出演。

初めて聴いた時の衝撃たるや。まさに雷が落ちました。鋭く、速く、刺す!って感じ。

ライブをまだ観たことがなくて、今回ようやく観れるのが本当に楽しみです!

 

〈Gill Snatch〉

これまた関西からの刺客です。大阪発ジャパニーズオルタナティブ。

超絶技巧に類まれな楽曲センス。冗談抜きで、全ての曲で踊れます。

幅と奥行きで他を寄せ付けない最強のバンドです。

これから沢山名前を見ることになるバンドだと思います。

 

〈POOLS〉

こちらも関西からインディーポップバンド・POOLSです!

とにかくキャッチーでポップスに全振りしている清々しさもありつつ、曲によっていろんな表情を見せる器用さも兼ね備えています。

THE 1975を想起させるようなスケールの大きい曲も。

30分でどういうセットリストを組むのか、楽しみです!

 

〈Tattletale〉

札幌発、激情エモマスロックバンド。

9月のカナダツアーでは興奮した観衆がステージに大量に乱入、大盛況で締め括った。

まさに和製Turnstyleとは彼らのことではないでしょうか。

今までブッキングしてきたバンドの中でも技術力では3本の指に入るバンドです。

STEP OUT!

日時

2025年11月19日(水)

open 17:30 / start 18:00

会場

BASEMENTBAR / THREE / mona records / LIVE HAUS / suns / CLUB251

出演

Hammer Head Shark / TØGARÜ / マイアミパーティ / 雪国 / 年齢バンド / さらば帝国 / ハシリコミーズ / ゆうさり / CheChe / HOT DOG LOVE / himawari / Gill Snatch / DNA GAINZ  / Veg / Tattletale / むらかみなぎさ / ポンツクピーヤ / teiichi / Tam Yos Ten / メコン / 茶封筒  / pavilion / 弁天ランド / THE DO DO DO’s / すなお / POOLS / 天国注射 / マリースメック / Leaps and Bounds / 小山空良 / theトラウツ / TiDE / emu town / 浦小雪 / 仮屋ナオト / こだまかなこ

料金

一般 ¥3,000 / U-18 ¥2,000

予約

https://t.livepocket.jp/e/step_out

ハルキ

無邪気なギャル(25)です。

カッコイイ音楽を信じています。

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