COLUMN

【2024年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

MUSIC 2024.11.19 Written By 竹内 咲良

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」

 

京都、大阪の音楽シーンを追ってきた連載に、東京編が追加!今聴いておきたい、ライブを観ておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。

 

今月の紹介者は以下の方々です。

渋谷La.mama:山田安莉
下北沢BASEMENTBAR:クックヨシザワ
下北沢THREE:ならほのか

渋谷La.mama:山田安莉の注目アーティスト

mélancolie

2022年に結成、東京都を拠点に活動中。

 

ポストロック、マスロックを感じるサウンドのインストバンド。激情と憂いを兼ねたギターと安定感のあるベース、そこに鋭く差し込む巧妙なドラムが全体に繊細な動きを与えています。それぞれの音や演奏の細かいニュアンスが曲の情緒をしっかりと作っており、バンドアンサンブルの奥深さを感じました。

 

ラママにご出演いただいた際に彼らの演奏を初めて耳にした瞬間、仕事の手を止めて見入ってしまったのを強く覚えています。ライブでも劣ることのないキレのある演奏がその場にいる人を惹きつける力を持っており、音源とはまた違った緊張感と臨場感のあるステージを作り上げていました。

 

11月24日(日)に1stアルバムのリリース、そして12月1日(日)に新宿にてリリースイベントがあるそうなので、是非チェックしてみて下さい!

 

X(旧Twitter)

@melancolie_band

Instagram

@melancolie_band

TuneCore

https://linkco.re/P1M3VxpT

YouTube

@melancolie386

mélancolie 1st album 『 残響に染まる 』 release party

日時

2024年12月1日(日)

open 18:00 / start 18:30

会場

新宿NINE SPICES

出演

mélancolie / Out of the Vox / EiNy / 六花(Licca) / Aftermaths of the perfect horizontal urban development

料金

前売り ¥2,400 / 当日 ¥2,900 (+1ドリンク代別途)

予約

予約フォーム

山田安莉

千葉県出身。ラママ制作スタッフです。
渋谷 La.mama 各種リンクはこちらhttps://1link.jp/shibuyalamama

下北沢BASEMENTBAR:クックヨシザワの注目アーティスト

さらば帝国

こんにちは。クック店長です。
今アツいバンドを、と紹介するのであればうってつけのバンドを今回紹介します。情熱が注入された歌と演奏が、一見一聴すればまっすぐに伝わります。

 

ド迫力で歌い切る前田祐快(Vo / Gt)のメロディや歌詞の中に垣間見る人を想う暖かさや、鋭いドラムプレイを魅せる田代ほの香(Dr / Cho)のコーラスに感じる優しさが、このバンドの音楽性が一辺倒ではなく様々な表情があることを感じさせてくれます。そしてウノコウダイ(Ba / Cho)が正式にメンバーになったここ最近はさらに音に体重が乗っかって迫力を増しているのでぜひ生で体感して欲しいです。

 

先日開催された前田祐快の地元・新島『Loco Motion!!!』でのライブは、僕が今年観たライブの中でベストアクトのひとつになりました。音と、人と、故郷に真摯に向き合うその熱が今、下北沢を中心にじわじわと広がっています。きっとあなたの心にも火をつけてくれることでしょう。

 

オススメです!

 

P.S. 新島最高なのでぜひみんな行ってみて欲しい!

 

さらば帝国 プロフィール

 

2023年12月襲名。
さらば帝国は、Vo / Gt 前田祐快、Dr / Cho 田代ほの香、Ba / Cho ウノコウダイで構成される3ピースバンド

 

2023年12月 1stシングル『天国にいける様な』リリース。
2024年8月 1st EP『新・島盤』リリース。Vo / Gt 前田祐快の出身地である東京都新島村にあるレストラン〈れすとはうす〉にて全曲録音される。

 

また同場所〈れすとはうす〉にて、2023年から、さらば帝国が中心で運営を行う『Loco Motion!!!』というライブイベントを敢行し、島内外の人々が来場。大成功を収める。

 

ライブ会場を人々と共に作り上げたり、作品のアートワークをDr / Cho田代ほの香が手作りで制作する我々の行動の根幹には、さらば帝国の芯から溢れる脇目も振れないほどの熱狂と喜びに用がある為である。

 

X(旧Twitter)

@salabateikoku

Instagram

@salabateikoku

YouTube

@salabateikoku

さらば帝国の金字塔

日時

2024年12月11日(水)
open 18:00 / start 18:30

会場

下北沢 BASEMENTBAR

出演

さらば帝国 / UlulU / Glimpse Group

フード出店:サンシャイン(from新島)

料金

前売り ¥1,900 / 当日 ¥2,400  / U22 ¥1,000 / 高校生以下無料(+1ドリンク代別途)

クックヨシザワ

BASEMENTBAR 店長
ミートザホープス キャプテン&ボーカル

下北沢THREE:ならほのかの注目アーティスト

ゆうさり

無垢な少女が顔を出したり、深い思考の中に佇む光や暗闇がみえたり、移り変わる多彩な表情の変化に目が離せないアーティスト、ゆうさり。ソロプロジェクトとしてソロ、二重奏、三重奏、合奏とさまざまな演奏形態で活動しています。

 

今月ちょうど『生活の礎』というライブにお誘いし、合奏で出演していただいたのですが、まあもうすごいこと。40分尺で平日のライブにしては長尺だったにも関わらず、なんだか一瞬で時間が過ぎてしまいました。一本の映画を観たような満足感。ゆうさりの息遣い、視線、口角の動きまで、すべてが一つの作品となり大きな空気の層に覆い込まれるようにライブを楽しめます。

 

11月20日(水)には1stフルアルバム『星をつぐ人』のリリースが決定、それに伴い来年1月23日(木)にリリース記念公演『星をつぐ人へ』が開催されます。

 

この間の合奏形態を観て、改めて絶対行こうと決めた公演です。こんなに楽しみなリリースはなかなかないです。皆さんも是非チェックしてみてください!

 

X(旧Twitter)

@yuusarimusic

Instagram

@yuusarimusic

YouTube

@yuusarimusic

ゆうさり『星をつぐ人』リリース記念公演 “星をつぐ人へ”

日時

2025年1月23日(木)

open 19:00 / start 19:30

会場

下北沢440

出演

ゆうさり(合奏)
Hammer Head Shark

料金

前売 ¥3,000 / 当日 ¥3,500(+1ドリンク代別途)

チケット

https://eplus.jp/sf/detail/4218970001

ならほのか

下北沢THREEでブッキングをしています。
副業で看護師もしています。
『RESFEBER』『生活の礎』『merrily』など企画しながら楽しく働いてます。
最近はパインジュースがすきです!

WRITER

RECENT POST

REPORT
壁も境目もない音楽の旅へ‐『京都音楽博覧会2024』Day1ライブレポート
COLUMN
【2024年10月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年9月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
揺るがない「好き勝手」でアップデートしていく Rock Communeの現在地
COLUMN
【2024年8月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年7月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年6月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年5月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

LATEST POSTS

REPORT
日本とアジアの音楽をつなぐ祭典であり運動体、再び-BiKN shibuya 2024 クロスレポートNo.2

2024年11月3日、アジアの音楽シーンにフォーカスしたサーキット型ライブショーケース『BiKN s…

REPORT
アジアのインディーシーンが見せる進化と深化-BiKN shibuya 2024 クロスレポートNo.1

2024年11月3日、アジアの音楽シーンにフォーカスしたサーキット型ライブショーケース『BiKN s…

COLUMN
【2024年11月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「大阪のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」今聴いておきたい注目のアーテ…

COLUMN
【2024年11月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シー…

REPORT
『京都音楽博覧会』を糧に、可視化された京都のサーキュラーエコノミー-資源が“くるり”プロジェクトレポート

思わぬものが‟くるり”と変わる。それがこのプロジェクトの面白さ …