【2025年8月】今、東日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

今回ご紹介させていただくのは東京発のロックバンド、Nape（ネイプ）です。中学からの同級生であるWATARU（Vo / Dr）とISSEI（Gt）で結成され、2024年5月に1st Single『Sentiments』をリリースし本格的に活動を始めています。なんとWATARUは『FUJIROCK FESTIVAL’24』のヘッドライナーThe Killersのステージに飛び入り参加をしたという唯一無二の経験も。

“Sentiments”を初めて聴いた時にキャッチーで疾走感のある楽曲と力強い演奏に惹かれ、ドラムボーカルとギターの2人が中心という意外性もあり強く印象に残りました。作詞・作曲も2人が担当しており、QueenやOasisなど共に好きである洋楽の影響を感じられるサウンドでありながら、歌詞のほとんどが日本語で構成されているところは他になくメッセージもとても魅力的です。

J-WAVE『SONAR TRAX』に選出されるなどすでに注目を集め、LIVEも精力的に行っていることから沸々と熱が高まっているのを感じます。今月8月13日（水）には新曲 “LAMBDA”をリリース！夏の空気感に合うような爽やかさとしなやかな強さを感じられる楽曲で、ストレスフルな毎日にすっと風を入れてくれるような楽曲になっています。

個人的に今一番LIVEを見たいバンドです。ぜひ会場で熱い演奏を体感しましょう！

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こんにちは〜。ANTENNA二度目まして、BASEMENTBAR制作のハルキです。溶けそうな日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。爽やかさを感じたい、そんなあなたに私が今回おすすめするのはteiichiというバンドです。

下北沢を中心に活動する4ピースの「アシッドフォークロックバンド」です。初見だとnever young beachやYogee New Wavesといったあの系譜の音楽に似ていると感じる方もいるかもしれませんが、ここ2年半ほど現場で見てきた私の感覚的には「狙ってやっている」というよりか「自然体で演った結果、近づいた」という印象です。住んでいる場所が一緒で、使っている言語や食べてきたものが一緒であったかのように。もっともっと遡って、細野さんとか曽我部さんとかそっちの文脈の方が強いのかなと思います。

温かみのあるベースにタイトなドラムが絡み、その上から顔を出すのはリバーブのかかった素朴で古風な雰囲気のギターサウンド。そこに脱力感のあるコイケリョウ（Vo）の歌声が混ざり合わさって、やがて纏まりを帯びる。コイケくんが創りたい理想を叶えられる3人ではないかと思います。コイケくん、サトウさん、にこちゃん、はるっち、この4人だからteiichiだなと。

描きたい絵をメンバー全員で共有できているバンドって、チョ〜素敵ですよね。はい、私も素敵だと思います。

また、「そういうジャンル」と一括りにしては勿体無いと私が思う所以はライブパフォーマンスにもあります。ライブも基本的にはのらりくらりと進行していきますが、曲中に時折見せる荒々しいプレイやコイケくんの全力シャウトなどといった「内に秘めたロック精神の意外性」が、観る人の心を確実にグリップしてきたのではないかと思います。かくいう私もその一人です。毎回鳥肌モノです。

直近ではブッキングされる形で〈静岡UMBER〉や京都〈livehouse nano〉などの中〜長距離遠征や、首都圏のライブハウスでも〈下北沢SHELTER〉や〈F.A.D YOKOHAMA〉など、敷居の高いライブハウスでのライブ機会を増やせていることも頷けます。

11月22日（土）にteiichiのツーマン企画が青山の〈月見ル君想フ〉であるのでteiichiを好きな人もこれからteiichiを知る人も、今の彼らをぜひ現場で感じて欲しいです。

あ！あと9月に1本自分のブッキングが決まっています。一度見たらきっと企画にも行こうと思っていただけるのではないかと思います。ライブでしか見られない、現場でしか分からないteiichiの良さをぜひ味わいに来てください！

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日向ぼっこをしているような温かさ。すっと心に届く歌詞と、自然体で伸びやかに響く声を持つシンガーソングライター、むらかみなぎさ。初めて彼女のライブを観たとき、そのボーカルとしての圧倒的なポテンシャルに驚かされました。

のちに櫻木勇人（Ba）、樋口拓美（Dr）をサポートに迎え3人編成で活動を開始し、現在はOmni. / Cho.星もしもしも加わった4人編成でのライブも展開。弾き語りからバンドセットへと表現の幅を広げ、回を重ねるごとに「むらかみなぎさのバンド」という枠を超え、ひとつのバンドとして確かなグルーヴと表現力を磨いています。

彼女の音楽の魅力は、剥き出しの感情をそのままステージにぶつける演奏と、内に秘めた想いにそっと触れるようなソングライティング。その両面に通じるのは、力強さの奥にある包容力で、会場全体を優しく包み込むようなライブです。

ライブハウスが初めての人でも安心して楽しめると同時に、インディーズシーンを追いかけているリスナーにも新鮮な刺激を与える存在。彼女の音楽は、さまざまな層をつなぐ架け橋となってくれそうです。

そんなむらかみなぎさが、9月18日（木）に〈下北沢THREE〉で開催される『生活の礎 VOL.24』に出演決定。ぜひ会場で、その唯一無二のライブを体感してください。

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