平民金子による神戸市ウェブサイトでのエッセイ連載「ごろごろ、神戸」が書籍化
2017年5月から2019年4月にかけて、神戸市公式ウェブサイトの広報ページで連載されていた平民金子のエッセイ「ごろごろ、神戸2」と「ごろごろ、神戸3」。惜しまれつつも連載を終えて約半年がたつ12月10日、大幅な書き下ろしを加えた書籍『ごろごろ、神戸。』がぴあより発売される。
洗練された舶来のイメージが先立つ神戸において、人々の暮らし、特に下町と呼ばれる場所で子供と過ごす日々を切り取ってきた同連載。ビールと鉄火巻のためにひたすら地域の寿司店を巡る、ディズニー映画のメロディに乗せて高菜炒めを作る等、自治体公式サイトとしては異例のアナーキーな回を交えつつも、市井に息づく人やモノたちのきらめきを、繊細かつ敬意を込めた筆致ですくい上げてきた。やはり自治体公式サイトとしては異例の人気を博し、今回の書籍化はまさに待望といえる。刊行にあたり、平民はウェブのフォーマットとして書かれていた連載原稿を自ら書籍用に再構成、書き下ろし原稿も大幅に加えたという。さらに、表紙画を大阪在住のイラストレーター・近頃チモが、装丁を小山直基(シオヤプロジェクト / 旧グッゲンハイム邸スタッフ)が手がけている。
なお、大阪此花の書店シカクでは平民と近頃による共作ZINEが、神戸元町の書店1003では平民の写真を表紙にしたB7オリジナルノートが購入特典として付属する。どちらも数が限られているため、希望の方はお早めの購入・予約を忘れずに。シカクでは本書の発売を記念した展示も開催されているので、原稿ともに記事を印象づけてきた彼の写真が壁面を埋め尽くすさまもぜひご覧いただきたい。展示とともにトークイベントもいくつか企画されており、本日9日、シカクでのスズキナオとのトークショーが盛況のうちに幕を閉じた。残る12月19日・旧グッゲンハイム邸でのイベントはすでに定員に達しているが、来年1月13日の柴崎友香とのトークショーはまだわずかに残席があるようだ。詳細は以下に記しているので、こちらも参加希望の方はお早めに。
平民金子『ごろごろ、神戸。』
発売日:2019年12月10日(火)
出版:ぴあ株式会社
価格:1,760円(税込)
購入特典
大阪・此花シカク
平民金子・近頃チモによる共作オリジナルZINE『近ごろ、』
※通販取扱あり
神戸・元町1003
平民金子による写真が表紙となったオリジナル神戸ノート(B7サイズ)
発売記念イベント
平民金子『ごろごろ、神戸。』発売記念展
2019年12月6日(金)〜 2019年12月23日(月)
シカク(大阪市此花区梅香1-6-13)
※火・水曜定休
平民金子×スズキナオ W出版記念トーク!
※定員に達したため申込み受付終了
2019年12月9日(月)19:00 〜
シカク(大阪市此花区梅香1-6-13)
料金:1,500円
出演:平民金子、スズキナオ
平民金子「ごろごろ、神戸。」出版記念
平民金子×安田謙一×tofubeats トークイベント
※定員に達したため申込み受付終了
2019年12月19日(金)19:30 〜
旧グッゲンハイム邸(神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17)
料金:1,500円
出演:平民金子、安田謙一、tofubeats
出店:1003、784Junction cafe、SSK軒
「ごろごろ、神戸。」刊行記念トークイベント
<平民金子と柴崎友香が何かを語る会>
2020年1月13日(月・祝)15:00 〜
梅田 蔦屋書店(大阪府大阪市北区梅田3-1-3) 店内4階ラウンジ
出演:平民金子、柴崎友香
※お申込みは梅田 蔦屋書店オンラインショッピングまたは店頭にて
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WRITER
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'92年新潟生まれ岡山育ち。大学卒業後神戸に5年住み、最近京都に越してきました。好きな高速道路は北陸道です。
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