「CHAOS 2020」瀧本幹也写真展
TOP画像:SNOW MOUNTAIN #01 / LAND © 2020 Mikiya Takimoto
国内外で活躍するアーティストが京都市内各所で展示を行う「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2020 」。そのアソシエイテッド・プログラムのひとつとして、広告写真をはじめ、映画やコマーシャルフィルムといった映像、そして現代美術のフィールドでも活躍する写真家・瀧本幹也の個展「CHAOS 2020」が開催される。
会場となるのは、600年以上の歴史を持つ妙満寺。名庭「雪の庭」に隣接する大書院を舞台に、日本建築に通底する美意識のひとつ「枯山水」の作法に則り、写真と映像、音響を用いて21世紀的な世界観で空間を構成。書院空間に流れた「過去の時間」と、インスタレーションが想起させる「現在」と「未来」が並列する空間構成で、鑑賞者をより深い思考と想像へと誘う。
また、祗園のギャラリースペース・Sferaにて、瀧本の代表作「LAND SPACE」シリーズに未発表作品を加えた展示「LAND SPACE 2020」も同時期(2020年9月19日~10月18日)に開催される。
瀧本幹也 プロフィール
1974年愛知県生まれ。藤井保に師事の後、1998年より写真家として独立し、瀧本幹也写真事務所を設立。以後、広告写真をはじめ現代美術や、映像では映画やコマーシャルフィルムなど幅広い分野の撮影を手がける。近年の展覧会では、『FLAME / SURFACE』(CANON GALLERY S 東京 2017)、『CHAOS』(Galerie Clémentine de la Féronnière パリ 2018)、『CROSSOVER』(LAFORET MUSEUM 東京 2018)、また『建築 x 写真 ここのみに在る光』(東京都写真美術館 東京 2018)では11人の写真家による展示に参加し『Le Corbusier』を出展。また2020年11月から高知県立美術館、2021年1月から長崎県立美術館、同年6月からは東京国立近代美術館にて『隈研吾展』に新作映像作品を発表する。作品は、The Metropolitan Museum of Art (New York)、東京都写真美術館(東京)などに収蔵されている。2012年より映画の撮影も手がけ、『そして父になる / Like Father, Like son』(是枝裕和監督 2013)で、第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞を受賞。『海街diary / Our Little Sister』(是枝裕和監督 2015)では、第39回日本アカデミー賞、最優秀撮影賞を受賞。『三度目の殺人 / The Third Murder』(是枝裕和監督 2017)などがある。
日時 | 2020年9月9日(土)〜2020年10月18日(日)9:00〜16:30 |
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場所 | 妙満寺 大書院(京都市左京区岩倉幡枝町91) |
拝観料 | 500円 |
Webサイト |
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ライターや編集を中心にいろいろやっているフリーランス。大阪市在住。蚕とクミンが好き。京大総合人間学部卒の人間性フェチ。
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