今尾 拓真 個展『work with #9 (CLUB METRO 空調設備)』
2020年12月15日(火)〜12月17日(木)、京都の〈CLUB METRO〉で今尾拓真の個展『work with #9 (CLUB METRO 空調設備)』が開催される。
今尾拓真は、集団や都市が形成する生態系の中で、環境を身体的に捉えた作品を多く手がけるアーティスト。広島市現代美術館が主宰する『ゲンビどこでも企画公募2015展』では『work with #2 (旧日本銀行広島支店空調機)』でやなぎみわ賞を受賞した他、2021年に開催予定の『奥能登国際芸術祭 2020+』への出演が決定するなど、これからの活躍が期待できる新進気鋭の若手作家だ。
京都での初個展となる『work with #9 (CLUB METRO 空調設備)』は、建築のインフラストラクチャーへの介入をテーマに、これまで日本各地で発表を行なってきた『work with』の最新作だ。会場の空間設備にリコーダーなどの楽器を取り付け、その空間全体に流れる空気を音へと変換する、サウンド・インスタレーション作品となっている。会場に訪れた人々は、音として可視化された気流を浴びることで、その空間全体の物語を感じることができる。会場となるのは、今年でオープン30周年を迎えた〈CLUB METRO〉。会期中はバーテンダーとして日替わりで3人のゲストが招かれ、展覧会の終了後にそれぞれの立場から展覧会についてのテキストを執筆してもらい、記録の冊子・WEB などで公開される予定だ。新型コロナウイスの影響で一時は音が鳴り止んでしまったあの空間が、今尾の手によって私たちに語りかける言葉を得る。ぜひ、会場に足を運んでその音を聞いてみてはどうだろうか。
日時 | 2020年12月15日(火)〜12月17日(木) 13:00〜21:00 |
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会場 |
住所:京都府京都市左京区下堤町82恵美須ビル B1F |
入場料 | ¥700(1ドリンク含む) |
ゲストバーテンダー | 12/15(火):檜山真有(キュレーター) 12/16(水):大前粟生(小説家) 12/17(木):山本佳奈子(ライター) |
Webサイト | |
注意事項 | ※入場前に連絡先の記入、マスクの着用、受付での検温、指手消毒のご協力お願い致します。 |
WRITER
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97年生、大阪の田舎ですくすく育った行動力の化身。座右の銘は思い立ったが吉日。愛猫を愛でながら、文字と音楽に生かされる人生です。着物にハマりました。
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