EVENT

コロブチカ presents 『Used Youth』

MUSIC 2024.05.20 Written By 竹内 咲良

京都のバンド、コロブチカの自主企画『Used Youth』が、2024年5月26日(日)に京都の〈livehouse nano〉で行われる。

 

「世の中は、真面目に生きるほど損をするのではないか?」
そんな疑問に苛まれながらも、大好きな音楽に救われながら愚直に生きている人にこそ出会ってほしいバンド、それがコロブチカである。彼らは、北原圭悟(Gt / Vo)、平田歩(Ba)の正規メンバー2人に、サポートメンバーを迎えて活動する現役学生バンドだ。これまでの先人たちが紡いできた多種多様な音楽へのリスペクトが感じられ、NUMBER GIRLやSuperchunkなど歌詞にさりげなく出てくるアーティスト名を見つけると思わず胸が熱くなる大人世代も少なくないのではないだろうか。

 

今回のライブは、北原・平田の愛してやまないアーティストたちを対バン3組を迎えて開催される。〈寺田町Fireloop(大阪)〉をホームに活動する3人組バンドで、耳に残る気だるげな歌声とメロディアスなベースラインが印象的なアワータウンズ。90年代ポップ、ギターロックをルーツに持ち、楽器隊でもボーカルでもなく自由奔放にステージを楽しんで盛り上げるというユニークなパートが存在する唯一無二のバンドSet Free。「古き良き京都を謳う」という言葉を掲げて京都を中心に活動する期待の若手ロックバンド、To Be Honest。

コロブチカは、2人とも就職活動に差しかかる時期だが、関西でバンドを継続していく予定とのこと。「続けます。音楽やめる理由がないからね」と語るその姿には、結成わずか1年とは思えない頼もしさがある。今回の自主企画は、コロブチカの集大成であり、彼らが関西のロックシーンを繋いでいくこれからの道筋が見えてきそうな見逃せない機会になりそうだ。

コロブチカ presents 『Used Youth』

日程

2024年5月26日(日)
open 18:00 / start 18:30

会場

livehouse nano

出演

コロブチカ / Set Free / To Be Honest / アワータウンズ

料金

前売り ¥2,500 / 当日 ¥3,000(+1ドリンク代別途)

予約

予約フォーム

WRITER

RECENT POST

COLUMN
【2024年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
壁も境目もない音楽の旅へ‐『京都音楽博覧会2024』Day1ライブレポート
COLUMN
【2024年10月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年9月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
揺るがない「好き勝手」でアップデートしていく Rock Communeの現在地
COLUMN
【2024年8月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年7月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年6月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年5月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

LATEST POSTS

COLUMN
【2024年11月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シー…

REPORT
『京都音楽博覧会』を糧に、可視化された京都のサーキュラーエコノミー-資源が“くるり”プロジェクトレポート

思わぬものが‟くるり”と変わる。それがこのプロジェクトの面白さ …

INTERVIEW
あの頃、下北沢Zemでリトル・ウォルターを聴いていた ー武田信輝、永田純、岡地曙裕が語る、1975年のブルース

吾妻光良& The Swinging BoppersをはじめブレイクダウンやBO GUMBOS、ペン…

COLUMN
【2024年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」京都、大阪の音楽シーンを追っ…

REPORT
これまでの軌跡をつなぎ、次なる序曲へ – 『京都音楽博覧会2024』Day2ライブレポート

晴天の霹靂とはこのことだろう。オープニングのアナウンスで『京都音博』の司会を務めるFM COCOLO…