my letter ONE MAN SHOW
2007年に結成しついに10年を越えるキャリアとなったUSインディー育ちのアート・パンク・バンドmy letterが、初のワンマンライブを開催する。
my letterは立命館大学の軽音楽部にて結成された京都発のバンドだ。だが現在メンバーは誰一人として京都には住んでおらず、Gt./Vo.キヌガサは大阪、Ba.おざわは富山、Gt.まつもとは福井とそれぞれバラバラの土地に生活している。彼らは就職・転勤・結婚など数多のバンドが直面するであろうターニングポイントをものともせず、マイペースながらも着実に歩みを進めてきた。昨年「働きながら音楽活動をする」というトークイベントが催されバンド界隈において大きな話題となったが、my letterもまたそのスタンスを体現する好例であろう。距離を越え、もちろん幾つかの苦難も越えできたであろう彼らがキャリア初のワンマンライブの舞台に選んだのは、他でもない京都。それも、思い出と思い入れが詰まりに詰まった二条nanoである。
昨年の4月に2ndアルバム『僕のミュージックマシーン』をリリースして以来、ゆるやかなペースでリリースツアーを行い全国を回ってきたmy letter。そしてそれもいよいよ佳境だ。今回のワンマンライブでは、2ndアルバムに限らず1stアルバムや7インチレコードなど過去の音源からも新旧織り交ぜての演奏となる。京都でかねてから彼らのライブを見てきたお客さんたちにとっては、久しぶりに鳴らされる懐かしい曲に胸をくすぐられることもあるはずだ。
またサポートミュージシャンとして、Gt./Key.にイシダユウキ(Ribet towns)、Dr.には河野巧(e;in)、三ノ宮弘恵(LOW-PASS)、キャシー(ex.my letter)のなんと3人を迎えての演奏となる。それぞれキャラクターの違うドラマーが叩くことで、ワンマンライブでありながらも多彩なパフォーマンスを堪能できるに違いない。きっとこの先またとないスペシャルな一日になるだろう。
だが、この日のスペシャルはこれだけでは終わらない。来場者には特典として、初音源化となる新曲入りのカセットテープをプレゼントするというのだ。こちらに収録されるのは“夢のなか”“サイケデリックが呼んでいる”の2曲。それぞれ曲調は大きく異なるが、my letterがmy letterたるシンプルなリズムや、絡み合うリフの耳に残る心地よさはどちらも健在。既にライブでは演奏され好評を得ているこの2曲を、ぜひとも会場で真っ先に手に入れて欲しい。
2ndアルバム『僕のミュージックマシーン』をお聴きの方ならご存知かと思うが、このアルバムの最後に収録されている曲のタイトルは“スイート・ホーム・キョート”である。そう、そんな彼らが京都で初ワンマンライブだなんて、もうこの上ない完璧な展開ではないか。何を隠そう、これを書いている筆者が誰よりも楽しみにしているこのイベント、あなたもきっと行きたくなる。では当日、会場で会おう。
日時 | 2018年3月3日(土) open 18:30 / start 19:00 |
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場所 | |
料金 | adv. 2,500 / door 3,000 (+1drink) |
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WRITER
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京都発アートパンクバンド、my letterの元ドラマー。
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現在名古屋在住のアンテナ遠距離組。最近のマイブームはカセットテープのジャケ買いと、グランパスくん。