EVENT

シィ主催『ハートのリズムで』

MUSIC 2025.01.31 Written By 竹内 咲良

大阪の若手シューゲイザーバンド、シィによる自主企画『ハートのリズムで』が、2025年2月19日(水)に〈livehouse nano〉で行われる。

 

シィは、立命館大学の軽音サークル〈ロケット団〉で結成された3人組バンド。カノン(Gt / Vo)の透き通った歌声が心地よく耳に響く1stシングル『スイミー』を昨年11月にリリースしたばかり。関西で形成されるシューゲイザーシーンの土壌を追求し続ける3人組だ。今回は、サポートベーシストにAkane Streaking Crowdの北里有を迎えた4人編成で出演する。

 

そんなシィが送るイベントの対バンは、多彩なラインアップ。京都を拠点に活動するアイドルグループで、儚げな歌声がオルタナティブな魅力を放つ0番線と夜明け前。歌うようなギターサウンドに引き込まれる神戸の4人組バンド揺らいで凪。そして、波紋が広がるような穏やかさと芯の強さという相反的な特徴を併せ持った音楽性がリスナーの心を掴む横浜のロックバンド、レイラ。当日は、普段あまり聴かないジャンルやミュージシャンの音楽にも触れられる、小さなフェスのような体験ができそうだ。

 

今回の企画に向けて掲げられたテーマは、「関西版、俺たちのTotal Feedback」。これは、〈高円寺HIGH(東京)〉にて2008年から毎月行われているシューゲイザー特化イベント『Total Feedback』から着想を得たテーマとのこと。

 

対バンのブッキングからもメンバーの音楽に対する高い感度が伝わるが、その感度をもって着実にインプットとアウトプットを繰り返してきたシィの集大成が見られる一夜となるはずだ。

シィ主催『ハートのリズムで』

日程

2025年2月19日(水)

open 18:00 / start 18:30

会場

livehouse nano

出演

シィ / 0番線と夜明け前 / 揺らいで凪 / レイラ

料金

前売り ¥2,400 / 当日 ¥3,000(+1ドリンク代別途)

予約

取り置きフォーム

WRITER

RECENT POST

REPORT
ボロフェスタ2025 Day2(11/2) – 音楽と生きていく。孤独が解けたこの場所で
REPORT
ボロフェスタ2025 Day1(11/1)– 軌跡と行先を照らす、色とりどりの眼差し
REPORT
音で綴る寄せ書きノート、小さな会場に灯った音たち – ナノボロ2025 Day2
REPORT
街とともに鳴り続ける音楽。積み重なる日々が生んだ京都の熱 – ナノボロ2025 Day1
COLUMN
【2025年10月】今、東日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
雨降り「ハレ」の日。熊野寮の「ケ」を守るために – 京都学生狂奏祭2025
COLUMN
【2025年9月】今、東日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2025年8月】今、東日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2025年7月】今、東日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2025年6月】今、東日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2025年5月】今、東日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2025年4月】今、東日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2025年3月】今、東日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2025年2月】今、東日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2025年1月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
GROWLY children pre. FOREVER-この夜が明けてもGROWLYとともに。音楽…
COLUMN
【2024年12月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
ボロフェスタ2024 Day1(11/2) ‐ 収まり切れないからここにいる、次なる新星を生む街の底…
COLUMN
【2024年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
壁も境目もない音楽の旅へ‐『京都音楽博覧会2024』Day1ライブレポート
COLUMN
【2024年10月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年9月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
揺るがない「好き勝手」でアップデートしていく Rock Communeの現在地
COLUMN
【2024年8月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年7月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年6月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年5月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

LATEST POSTS

INTERVIEW
黒沼英之がEP『Lonely together』で描いた、寂しさの本質。旧友・小橋陽介のアトリエにて

10年間の音楽活動休止を経て、復帰後初のEP『Lonely together』を11月26日(水)に…

REVIEW
曖昧さを受け入れながら考え続けることのすゝめ – 櫻木勇人『余白』

曖昧さを受け入れながら考え続けることのすゝめ 曖…

COLUMN
【2025年11月】今、西日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「各地域のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」このコラムでは、西日本エリ…

REPORT
ボロフェスタ2025 Day3(11/3) – 街の底に流れるドン・キホーテの精神

「私たちがいつでも帰れる居場所」。昨年の『ボロフェスタ2024』のライブレポートでそう書いた。これは…

REPORT
ボロフェスタ2025 Day2(11/2) – 音楽と生きていく。孤独が解けたこの場所で

2025年11月1日(土)から3日間にわたり『ボロフェスタ2025』が開催された。今年は、『ナノボロ…