
azure pre.『夜を越えるたましいたちvol.2』
大阪を拠点に活動するオルタナティブフォークロックバンドazureの自主企画『夜を越えるたましいたち vol.2』が、2025年8月23日(土)に開催される。
会場は、今年2月に行われた『よるを越えるたましいたち vol.1』に引き続き大阪・北浜にある〈雲州堂〉。昔ながらの蔵が立ち並ぶ中に佇むこの場所は、「変わるもの」と「変わらないもの」その両方を大切にという想いが詰まった、温かみのあるイベントスペースだ。
本公演は、関西の若手バンドの企画やツアーに引っ張りだこのインディーポップバンドsickufo、柔らかな歌声と穏やかな日溜まりのようなサウンドが会場を包み込む地球から2ミリ浮いてる人たち(acoustic set)を迎えたスリーマンライブとなる。
“iwa wo kezuru” sickufo
“風になって” 地球から2ミリ浮いてる人たち
すべての物事は、いつも完璧に進むわけではない。分かってはいるけれど、気持ちはなかなか素直に着地してくれない。そんな誰もが抱えうるやるせなさに、さりげなく寄り添ってくれるようなazureの音楽。詩的で独自の視点を持ちながら決して聴き手を置き去りにせず、繊細な景色を秀逸な言葉の響きとともに伝える歌詞が印象的だ。
「天国へ向かう道の途中 僕は煙草をふかし お酒を飲みながら 死ぬるように生きています」
“天国” azure
さらに、情感と落ち着きを兼ね備えた石山周(Gt / Vo)の歌声と、優しく透明感あふれる里桜(Key / Vo)の歌声が美しく交差するツインボーカル、azure的フォークロックの輪郭を描くおりき(Gt)の多彩なギターサウンドは、身を任せてしまいたくなるような安定感・安心感がある。以上の正規メンバーによるアコースティックセットでの活動も行っているが、今回の企画ではベースとドラムのサポートメンバーを迎えた5人体制で出演する。
“天国” azure
暑さで心身ともに疲れを感じやすい夏後半。音楽が持つ癒しのパワーを体感できそうな一夜に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
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WRITER

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2001年梅雨生まれ。音楽の流れる景色を描くようなことばを紡ぎたい。
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