
Hōsaku presents『夏は過ぎるが』
関西を拠点に活動するロックバンド、Hōsakuによる初の自主企画『夏は過ぎるが』が、2025年9月2日(火)に〈心斎橋Pangea〉にて行われる。
Hōsakuは、自らを「泥臭ロックバンド」と称している通り、音楽からは気取らない美しさが感じられる。ゴトウカイチ(Gt / Vo)の穏やかな歌声と、軽やかなリズム、楽曲の描く景色に彩りを与えるようなギター……。今日あったちょっとかっこ悪いようなことも、泥をかぶってしまったことも、音楽に乗せればみんなで笑って踊れる。彼らのライブを観ていると、子どものころは当たり前のように感じていた、どろんこになって遊ぶ開放感が蘇ってくるようだ。
彼らは8月5日、新曲“波色の街で”をリリースした。風が吹き抜けるような疾走感と、夏らしい透明感のある楽曲となっているが、季節が巡っても清夏の記憶を持って行けそうだ。リリースに先立って7月末に公開されたMVの再生回数は、間もなく1万回を目前としている。
イベント当日は、耳心地のよいグッドサウンドで満たしてくれそうな共演者が揃う。明るく和やかな歌声と演奏で晴れやかな気持ちにさせてくれる、地球から2ミリ浮いてる人たち、どこか懐かしさを感じるフォーキーなスタイルで聴き手の心を躍らせるSally Cinnamon。
年代やジャンルを超えた幅広いルーツをブレンドさせた、柔らかい曲調が特徴的なMama Rag、そして安定感と包容力のあるバンドサウンドで、生き急ぐ気持ちをゆったりとした幸せな気分に変えてくれるazure。
ロックの要素を持ちながら、「丁寧さ」や「心地よさ」を感じられるアーティストが集う。優しく楽しい一夜になるであろう今回のイベントは、あまりライブハウスに行き慣れていないという人にもぜひおすすめしたい。
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2001年梅雨生まれ。音楽の流れる景色を描くようなことばを紡ぎたい。
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