平民金子展「ごろごろ、神戸。」もうひとつの世界
スマスイ(須磨海浜水族園)、モトコー(元町高架通商店街)、新開地、稲荷市場に湊川商店街……。アーバンなイメージに埋もれがちな神戸のさまざまな側面を、アナーキーかつ下町愛にあふれた文と写真で切りとる神戸市広報課ページのエッセイ連載『ごろごろ、神戸3』。その書き手である平民金子の個展が、塩屋・784JUNCTION CAFEの2階ギャラリーにて開催される。
かつてはてなダイアリーのブロガーとして知られた平民が、稲荷市場の佇まいに惹かれて神戸に越してきたのは2015年ごろだという。同時期に生まれた子供を連れ、父親の視点から変わりゆく町の悲喜こもごもを記録してきた同連載は、SUUMO掲載の初回も含めれば今年で3年目。昨年にはスポーツ新聞をかたどったタブロイド版も刊行され、日本屈指の“無頼派広報ブログ”として市内外で人気を博している。
今回展示されるのは、平民がこれまで神戸で撮り続けてきた、連載でもおなじみの町並みや食べ物を収めた写真の数々。それらを安価な印刷でできる限り大量に展示するとのことで、彼なりの神戸という町のありようが過去類を見ないリアリティを持って迫る場所になるだろう。元町の1003(センサン)や大阪・此花シカクなどいくつかの店舗で、平民の写真をA3サイズで配したフライヤー(全20種)が設置されているのでぜひ手にとってみてほしい。
さらに、会場では全文書き下ろしの限定ZINE『ごろごろ、神戸(B面)』が発売予定。カフェ1階の図書ルームでは1003のセレクトによる「食の本棚」も展開される。4月6日には神戸在住のロック漫筆家・安田謙一と平民によるトークイベントも開催されるが、こちらはすでに満席となっているとのこと。
日時 | 2019年4月1日(月)〜 4月30日(火・祝) 時間:9:00-18:00 定休日:日曜 |
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場所 |
兵庫県神戸市垂水区塩屋町9-14-7 (JR塩屋駅、山陽塩屋駅より徒歩13分) |
入場料 | 無料 |
備考 |
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WRITER
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'92年新潟生まれ岡山育ち。大学卒業後神戸に5年住み、最近京都に越してきました。好きな高速道路は北陸道です。
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