EVENT

金サジ 個展『白の虹 アルの炎』

ART PHOTOGRAPH 2019.12.17 Written By 丹 七海

2020年1月8日(水)〜19日(日)、THEATRE E9 KYOTOにて写真家・金サジの個展『白の虹 アルの炎』が開催される。

 

小劇場であるTHEATRE E9 KYOTOで個展が開催されるのは今回が初めて。関西を中心に写真家として活躍している金サジは、韓国の血を引く京都生まれの日系三世。舞台の出演やポスターデザインを手がけるなど、写真の枠にとらわれない幅広い創作活動を行っている。

 

会期中にはゲストを呼んでのトークイベントも行われる。1月13日(月・祝)には『わたしたちは大地に触れる』と題し火山地質学者らが、18日(土)には『純血を脱皮する』と銘打ち、国立民族学博物館の研究員らが招かれる。THEATRE E9 KYOTOの芸術監督・あごうさとしが「一連の写真作品には、物語性と、高い象徴性表現されています」と評した、彼女の作品の裏側を知ることができるだろう。

【金サジ プロフィール】

1981年、京都生まれ。関西を中心に写真家として活動している。主に京都で個展を開く他、韓国で開催された釜山ビエンナーレに出展するなど、国内にとどまらない活躍を見せる。2016年には第39回公募キヤノン写真新世紀2016グランプリを受賞。来年3月には、東京・上野の森美術館で『VOCA展2020 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─』に出展を予定している。また、韓国の伝統文化芸能を広める金一志韓国伝統芸術院にも籍を置き、数々の舞台に出演するなど、その活動の幅は広い。

日時

2020年1月8日(水)〜19日(日)13:00〜20:00

※19日(日)のみ10:00〜15:00

会場

THEATRE E9 KYOTO

料金

無料

※予約不要

オープニングイベント

『告祀(コサ)』

日時:1月8日(水)11:00〜

会場:THEATRE E9 KYOTO

※新年の招福と厄祓をこめて、韓国の儀式・コサが行われます。

トークイベント

『わたしたちは大地に触れる』

日時:2020年1月13日(月・祝)13:00〜
ゲスト:千葉達朗(火山地質学者・アジア航測㈱フェロー)、松井利夫(陶芸家・京都造形芸術大学教授)

会場:Collabo Earth E9(THEATRE E9 KYOTO2階)

 

『純血を脱皮する』

日時:2020年1月18日(土)15:00〜
ゲスト:永田貴聖(国立民族学博物館外来研究員)、やんそる(Books × coffee Sol. 店主)

会場:京都市地域・多文化交流ネットワークサロン

お問い合わせ

THEATRE E9 KYOTO

TEL:075-661-2515(10時〜18時)

MAIL:info@askyoto.or.jp

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