EVENT

フルーツお絵かき即売会

ART PR 2020.08.23 Written By 肥川 紫乃

現在、アートホテル〈BnA Alter Museum〉のステアケースギャラリー・SCGで開催中の特別企画展『楽観のテクニック』の関連企画として、8月29日(土)に『フルーツお絵かき即売会』が開催される。

 

同展示で作品を展示中の平山昌尚、木村翔馬ら参加アーティストが描いたフルーツのドローイングにその場で値段を付け、即売会を行う。価格帯は約1,000円〜10,000円の予定で、後日、通信販売でもクール便、着払いのみ対応可能だ。新鮮なフルーツ(の絵)は賞味期限が一週間と定められ、それを過ぎて売れ残ったものは廃棄されてしまう。「早いほど新鮮で美味い」なんてまるで本物のフルーツの品評会のようなこの企画は、いかに写実的に表現できるかが作品の良さとされている絵画の基準を覆し、楽観に誘うようなシニカルさが感じられる。あなたはフルーツの絵にいくらの値段を付けますか?

平山昌尚
1Fのフルーツのドローイング:8367
ペン、紙
55.8 x 71.2 cm, 2019

参加作家プロフィール

平山昌尚

1976年神戸生まれ。絵画、ドローイング、パフォーマンスなど東京を拠点に活動。近年の主な個展に「カード」 (TALION GALLERY/東京)、「Book Show」(Nieves/チューリヒ)、「Book and Work 2」(Printed Matter/ニューヨーク)。グループ展に「思考するドローイング」(500m美術館/札幌)、「#12 Post-Formalist Painting」(Statements / 東 京 ) 、「恋せよ乙女 ! パープルーム大学と梅津庸一の構想画」(ワタリウム美術館 / 東京) 等多数。
http://www.himaa.cc/

 

木村翔馬

1996年大阪府生まれ。2020年、京都市立芸術大学院修士課程絵画専攻を修了。VRや3DCGの技術が与える影響を想定した絵画の再構成を行う。現代のVRペイントツールにはいくつかの特徴が存在することに注目する。主な個展に、「クリスタル☆ポリゴン」(KYOTO ART HOSTEL kumagusuku /京都)、「dreamのあとから(浮遊する絵画とVRの不確定)」(ninetytwo13gallery/東京)、等。VRペインティングのワークショップなども開催している。 受賞歴に、「第4回CAF賞」最優秀賞。
https://kimura-shoma.tumblr.com/

 

本山ゆかり

1992年愛知県生まれ。2017年、京都市立芸術大学大学院油画専攻修了。現在は京都を拠点に活動。デジタルモニターで多量に描かれたドローイングから選択されたモチーフを、透明のアクリル板を支持体に、白と黒のアクリル絵具によって描く「画用紙」シリーズに取り組んできた。近年の個展は「称号のはなし」(FINCH ARTS、2020)「その出入り口(穴や崖)」(Yutaka Kikutake Gallery、2019)、グループ展は「この現実のむこうに Here and beyond」(国際芸術センター青森、2017)、「裏声で歌へ」(小山市立車屋美術館、2017)など。

 

岡本秀

1995年奈良県生まれ。京都市立芸術大学大学院修士課程絵画領域日本画専攻修了。主な受賞歴に第9回清須市はるひ絵画トリエンナーレ優秀賞、また主な個展に2019年「次元のえんそく」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA/京都)、グループ展では2020年「梅津庸一キュレーション展「フル・フロンタル 裸のサーキュレイター」」(日本橋三越本店/東京)などがある。
https://www.okamotoshu.com/

 

中田有美

1984年奈良生まれ。京都市立芸術大学美術研究科博士課程(油画)修了、博士(美術)。等身大のジオラマ空間の中でタブローを描画、背景となるインクジェットプリント上に設置する「背景の背景」シリーズに2014年から取り組んでいる。近年の主な展覧会に「NEW INCUBATION 8:伊藤隆介×中田有美 ジオラマとパノラマ—Diverting realities」 (2016年, 京都芸術センター, 京都)、「絵画の現在地」(2018年, 500m美術館, 札幌)、「TO SELF BUILD」(2019年,BnA Alter Museum,京都)、「NEW JAPANESE PAINTING」(2020年, MIKIKO SATO GALLERY, ハンブルク)などがある。
https://nakatayumi.tumblr.com/

日時

2020年8月29日(土)14:00〜

会場

BnA Alter Museum 2Fラウンジ
京都市下京区天満町267-1

参加作家

平山昌尚、木村翔馬

ゲスト作家

本山ゆかり、岡本秀、中田有美、and more!

参加費

無料

URL

https://bnaaltermuseum.com/event/fruit-drawing-and-sale/

WRITER

RECENT POST

INTERVIEW
肩書にこだわらない異色の大工、建築集団「々」の野崎将太はあなたの中に眠る「おもしろい!」を掘り起こす…
INTERVIEW
手の届く範囲に「顔見知り」がいるコミュニティのおもしろさ。うかぶLLC・蛇谷りえ / 三宅航太郎が湯…
INTERVIEW
「対バンしたい!」を仕事で叶える。Nue inc. 松倉早星インタビュー
SPOT
進々堂 京大北門前店
SPOT
MEMEME COFFEE HOUSE
INTERVIEW
BnA Alter Museum
ART
REPORT
必ずしも正解は必要ではない。『楽観のテクニック』で気づく「自分なりの問い」とは?
ART
INTERVIEW
【実は知らないお仕事図鑑 P7:アーティスト】 副産物産店・矢津 吉隆 / 山田 毅
ART
INTERVIEW
森でからっぽになるアート展『森の展示室』 主催者インタビュー :和紙作家・ハタノワタル
ART
INTERVIEW
森でからっぽになるアート展『森の展示室』 主催者インタビュー :皮革作家・logsee
ART
INTERVIEW
VOU
SPOT
壬生モクレン
SPOT
Photolabo hibi
SPOT
サウナの梅湯
INTERVIEW
恵文社一乗寺店
INTERVIEW
Vo.アベフミヒコが初めて語る。SIRMO STADの軌跡とニュー両A面シングル『見慣れた街で / …
SPOT
バイタルサイン
REPORT
コンテンポラリーダンスってどんな感じ?アンテナメンバーがビギナークラスのWSを受けてみました!
ART
INTERVIEW
100年続くフェスティバルへ「京都国際ダンスワークショップフェスティバル」創設者・坂本公成インタビュ…
ART
COLUMN
俺の人生、三種の神器 -齋藤紫乃 ②じかんどろぼう大発信編-
INTERVIEW
信念を貫くということ。『日本一の斬られ役 』福本清三さんインタビュー
COLUMN
俺の人生、三種の神器 -齋藤紫乃 ①ウォーターガールズ編-

LATEST POSTS

INTERVIEW
あの頃、下北沢Zemでリトル・ウォルターを聴いていた ー武田信輝、永田純、岡地曙裕が語る、1975年のブルース

吾妻光良& The Swinging BoppersをはじめブレイクダウンやBO GUMBOS、ペン…

COLUMN
【2024年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」京都、大阪の音楽シーンを追っ…

REPORT
これまでの軌跡をつなぎ、次なる序曲へ – 『京都音楽博覧会2024』Day2ライブレポート

晴天の霹靂とはこのことだろう。オープニングのアナウンスで『京都音博』の司会を務めるFM COCOLO…

REPORT
壁も境目もない音楽の旅へ‐『京都音楽博覧会2024』Day1ライブレポート

10月12日(土)13日(日)、晴れわたる青空が広がる〈梅小路公園〉にて、昨年に引き続き2日間にわた…

REPORT
自由のために、自由に踊れ!日常を生きるために生まれた祭り – 京都学生狂奏祭2024

寮生の想いから生まれたイベント『京都学生狂奏祭』 …