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ゴジゲン 第16回公演『ポポリンピック』

ART PR 2020.01.05 Written By 肥川 紫乃

2020年2月8日(土)・9日(日)に、結成11年目となる松居大悟主宰の劇団ゴジゲンによる第16回公演『ポポリンピック』がTHEATRE E9 KYOTOにて上演される。

 

本作は、2019年12月21日(土)の福岡公演を皮切りに、劇団ゴジケン史上最多となる東京、札幌、京都の4都市を巡る新作ツアーだ。8年ぶりの客演に劇団献身の木村圭介を迎え、劇団公演に留まらず、テレビや映画、舞台へとそれぞれが活躍の幅を広げるゴジゲン劇団員が一堂に会する。

 

題材は、2020年に開催されるオリンピックとパラリンピック。その狭間で選ばれる土俵にすら立てなかった男たちの物語が始まる。これはコメディなのか、抵抗なのか。ぜひ劇場で彼らの芝居を体感しよう。

あらすじ

2020年、ここでオリンピック・パラリンピックが行われる。
プレイヤーとして生きていて、機会は今回しかないだろう。
だけど彼は出られない。
選ばれる資格すらなかった。
多様性と調和。多様性と調和?
どこにも居場所なんてないならば―――

 

さあ、彼の物語を始めよう。

写真:関信行

作・演出:松居大悟 コメント

生きていると選んだり選ばれたりするけれど、そもそもこの世界に選ばれた時点で素晴らしいことです。ちょっとヤバい奴みたいですが、もはや僕らが信じられるのは、そこに確実にある人の体温と匂い。つまり小劇場ですね。11年目のゴジゲンは劇場規模を小さくして、沢山の町を回ります。10年ぶりのこまばアゴラ劇場(3週間のロングラン!)、生まれ育った福岡で念願のイムズホール(イムズ30周年!)、北海道のシアターZOO(最強の故郷!)に初めて劇を持っていけること、京都の THEATRE E9 KYOTO(できたばかりの劇場!)でやれること、すごく楽しみです。

 

ポポリンピック、オリンピックとパラリンピックの狭間のイメージでタイトルをつけました。このように国と時代に媚びへつらいながら、軽やかに識者を無視して面白いものを作りたいです。客演には日本のライアン・ゴズリングと名高い劇団献身の木村圭介を招きます。選ばれる土俵にすら立てなかった男たちの、スポーツレジスタンス。たくさんの笑顔に出会えますように。よろしくお願いします。

ゴジケンとは

2008年に慶應義塾大学内で結成。不器用にしか生きられない人間達が紡ぎだす軟弱なシチュエーションコメディを上演していたが、近年は作るってなんだよ生きるだけだろとか言っている。メンバー全員が地方出身者のため、全国を視野に入れて活動中。

日時

2020年2月8日(土)13:00 / 18:00
2月9日(日)13:00

受付開始は開演の45分前、開場は30分前

会場

THEATRE E9 KYOTO

チケット

一般:前売 ¥3,500 / 当日¥3,800

学生割引 ¥2,500(枚数限定・要学生証提示)

 

チケット購入はこちら

作・演出

松居大悟

出演

目次立樹 / 奥村徹也 / 東迎昂史郎 / 松居大悟 / 本折最強さとし / 善雄善雄 / 木村圭介(劇団献身)

スタッフ

舞台監督:川除学(Stage Doctor.co.ltd)
美術:片平圭衣子
照明:伊藤孝(ART CORE)
音響:田上篤志(atSound)
音楽:森優太
映像:大見康裕
衣裳:本多圭市 横田真理
演出助手:奥村徹也
照明操作:菅俊貴
音響操作:井上林堂
宣伝美術:本多伸二
宣伝写真:関信行
制作:柴田紗希
票券:村田紫音
プロデュース:半田桃子
企画製作 / 主催:ゴジゲン

お問い合わせ

ゴジゲン:http://www.5-jigen.com
メール:info@5-jigen.com

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アフタートーク
※受付開始は開演の45分前、開場は30分前

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