福岡のfolk enough、3年振りとなるフルアルバム『Lover ball』をリリース
1998年に福岡で結成し、現地のインディーシーンを牽引してきたオルタナティブ・ロックバンドfolk enoughが、2016年発売の7インチ『Genoa close ep』以来、3年振りのリリースとなるフルアルバム『Lover ball』を発表する。
先行してMVが公開されている “SUNFLOWER”は、ブルース・パンク・ローファイなどの骨子を感じつつ、温かで抑制された音と構成が心地よく繰り返し聴いてしまう楽曲。鼻歌みたいに力の抜けた歌声と、キラリと効いている歪みギターのスパイスも心地良さに一役買っている。
“SUNFLOWER”と “GOAST”の2曲は、先行してサブスクリプションでも配信されている。
またfolk enoughの盟友である飯田仁一郎(Limited Express (has gone?)、ボロフェスタ)の主宰するJUNK Lab Recordsより、過去にリリースされた作品をすべてサブスクにて配信開始された。
長く彼らを愛聴する人たちはもちろんだが、若い世代にも刺激を受けて欲しいfolk enoughの存在。京都nanoでのリリースイベントも必見だ。
Lover ball
01.K
02.SUNFLOWER
03.WELCOM TO BRILIANT FUTUR
04.GOAST
05.HALF-DONE
06.STILLS
07.FUCK ON GUITAR
08.CAVEMAN
09.METALAIRA
10.ONFIRE
11.BIG CHANCE HOLLY
12.IF I KEPT KNEE
発売日:2019年7月3日(水)
価格:¥2160(税込)
レーベル:JUNK Lab Records(JUNK-012)
folk enough
1998年福岡県飯塚市で結成。井上周一の宅録からはじまった彼らの音楽は、60年代以降各年代のさまざまなポップカルチャーを消化し、アメリカン・オルタナティブを色濃く反映したトリオサウンドになる。ビクター傘下のcolla diskなどからの音源作品のリリースやメジャー、インディ問わず多くのミュージシャンとの共演、交流。海外のアーティスト(sebadoh、deerhoof等々)を地元福岡に招聘するなど、まさにD.I.Y.な活動を続ける。
2009年、前任のベースプレイヤー大村宗照(井上のいとこ)の卒業。同じくらいの身長の柴田剛がベースプレイヤーとして加入し鉄壁のスリーピースがまた進化をとげた。
2012年、バンド初のツインギターでのライブを行うなど果敢な楽曲変化をはかり、2013年より笠原大輔がギターで正式加入。4ピースでのライブを日々実験している。盟友(飯田仁一郎/Limited Express (has gone?),ボロフェスタ)の主宰するJUNK Lab RecordsよりA面2曲、B面2曲のクラブユースアナログ12インチや、リミックス、アコウスティックを織り交ぜた23トラックにも及ぶコンセプト・アルバムのリリース。2016年6月24日には同じくJUNK Lab Recordsよりまさにジャンクでライトな7インチシングルをリリース。
そして遂に、福岡で育まれたニュー・アルバム『Lover ball』が完成!
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WRITER
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滋賀生まれ。西日本と韓国のインディーズ音楽を好んで追う。文章を書くことは世界をよく知り深く愛するための営みです。夏はジンジャーエール、冬はマサラチャイを嗜む下戸。セカンド俗名は“家ガール“。
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