ポスト・トリップホップバンドTAMIWが3rdアルバム『Fight for Innocence』をリリース
2021年のフジロックフェスティバル『ROOKIE A GO-GO』出演で注目を高めた、関西発ポスト・トリップホップバンドTAMIW(タミュー)が、2023年2月22日(水)に3rd Album『Fight for Innocence』をリリース。また、アルバム収録曲の中からego apartment(エゴアパートメント)のZenとコラボした“Genius Made by Publishers”のMVが公開された。このMVは、昨年11月からの3カ月連続配信シングルやアルバムジャケットを担当したコラージュアーティスト∮TaKu‘,n∮(タクエヌ)が制作したものだ。
5月24日(水)には初の全国流通版となる本作のLPの発売が決定。1st LPとなった前作『future exercise』は一部店舗、ライブ会場限定で発売されているが売り切れが近いというから、最新作のLPのリリースも見逃せないだろう。
tami(Vo)、田口智章(Syn)だけでなく、LITE、yonawo、odolなど親交のあるアーティストからのコメントも公開。また、3月10日(金)には〈Spotify O-nest〉にてバンド初のワンマンが開催されるから、ぜひTAMIWの生音に酔いしれて欲しい。
■TAMIW セルフライナーノーツ
子供だった頃、Innocenceという言葉にあまりピンと
来ていませんでした。大人になるにつれ様々な皮を被り、ずる賢さを
一つ得るほどにInnocenceの尊さ、大切さを実感しています。
戦いという言葉は決して大袈裟な場面だけで使うものではなく、
自分にとって大切なもの、人、ポリシー、”純真”を守るため
日々私たちは戦っているのだと思います。
tami
“天才は出版社で作られる“
天才は出版社が作っていて、世の中がその虚像を日々消費している。
このメッセージは一見尖っているけど、実は違う意味を持っている。
僕は天才というものに憧れている
自分が“それ”じゃないことも知ってて
上手く生きていく為、他人に解ってもらう為に捨てたものも沢山あった
僕は今回この曲を作っていく中で
“Genius”という言葉が持っている“才能”というもう一つの意味、
それが指しているのは、
自分がこれまで捨ててきたもの
他人から見て価値がないけど、自分には大切だったもの
のことだったんだって気付いた。
これを“才能”と呼ぶのか“個性”と呼ぶのか人それぞれだと思うけど
会社で上手くやってくために
他人に好かれたくて
自分の心を守るために
捨てざるを得なかった“それ”
ホントはみんな自分の“Genius”を持ってたんじゃないか?
“才能”を守る勇気がなくて捨てちゃったのは自分自身なんじゃないか?
もうやめよう。闘おう。
田口智章
■TAMIWと親交のあるアーティストからのメッセージ
ego apartment Zen
TAMIWさんリリースおめでとうございます!
はじめて対バンした時から優しくしていただいてたのですが、ライブをはじめて見た時衝撃でした!もっと上を目指したいと思わせてくれる先輩です!
なので、今回のアルバムの10曲目の”Genius Made by Publishers”に参加の声がかかった時、緊張と楽しみが胸いっぱいでした!
一見ファンク感じる陽な曲ですが、歌詞を見ると現代の生産性に対する訴えがあったり、聴けば聴くほど新しいものが聴こえてくる曲です
アルバム全曲正直でふかく、考えさせてくれるので是非聴いてください!
改めてTAMIWさんアルバム『Fight for Innocence』リリースおめでとうございます!!
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DinoJr.
先ず、脳を焼き尽くすかのようなヒリヒリとした低音。これから始まる、刺激的な音世界への旅を初っ端から示唆。規則性を保って無機質に波打つシンセサウンドに、生の躍動をはらんだビートやギターが絡んでいくサウンドは間違いなく世界基準。
tamiさんによる全編を通して張り巡らされた呪術的なコーラスは、揺らめく極彩色のテクスチャ。
神への祈りにも似た美しい高音には、強さと、優しさゆえの脆さが同居するよう……。
形式やしがらみに囚われた現代社会を軽々と飛び越え、遥か世界の頂(いただき)から、その強さと自由さでもって、どうか我々を導いてくれ…と思わされずにはいられない名盤です。
推し曲は”Kick Off”です。
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illiomote YOCO
現実的でストレートな言葉が沢山散りばめられているのが超クールなアルバムだなと思いました!!
推し曲“My Innocence”は
内なるダークさの中にも優しさや強さを感じて声の重なりも心地よくて揺れながら聞き入っちゃいました!
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illiomote MAIYA
野外のでっかいステージで爆音で聴きたいです!!!!
踊れるのに幻想的で歌詞がブッ刺さってくるのに自分の中にストンと入ってくる感じどうやってるんですか、、、
TAMIWのかっこよさがめっちゃ凝縮されててまじ最高です。
推し曲は“For the Ideal”です!
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NIKO NIKO TAN TAN OCHAN
初めて共演した時から心を奪われた、リスペクトする音楽仲間の新作をいち早く聴けるのが先ずとても嬉しい。
こんな11曲を作るのにどれ位の思考と時間がかかるのだろう?
そんなことを考えているうちに、36分間の雄大でエキセントリックな音楽体験が終わった。
俺にとってTAMIWは希望で、同じ音楽時代を生きて、共に作っていけるのが嬉しい。
リリースおめでとうございます。
推し曲
4、7(最高です)、10
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odol Shaikh Sofian
本当に、本当に素晴らしいアルバム。
愛、憤慨、葛藤が一つの連なりであり、日々僕たちを苦しませるその奔流は、実は奥底に在る感性の源泉を、自分自身の純然な部分を守っている。
本作に収録されている曲たちから、そんな不器用な人間の営みへの賛美が感じ取れる。
多くの人に届いてほしい傑作。
僕の推し曲は“Wholesome Moments in Love”。
苦悩する隣人を抱擁するような優しい歌。
それは、自己から自我への親愛のようでもある。
この曲に辿り着いた時、僕は『Fight for Innocence』というタイトルが意味することを真に理解できたように思えた。
いつか自分自身を見失ってしまったら、その時はこの曲を再生しようと思う。
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yonawo 田中慧
まず、一聴して感嘆の溜息が抑えられませんでした。
聴き手を深い深い心の奥底に導くようにして紡がれる楽曲群はどれもパワフルかつポジティブなメッセージに満ち溢れていて、
それでいて痛々しい程にリアルで……。
サウンド面でも、よりトライバルで肉体的なリズムの要素と、ブリストル・サウンドの誕生以降から現在に至るまでの直系のエレクトリックなサウンド(近年のヒップホップや他ジャンルの要素も随所に見受けられますが)、そしてその中で歌唱するtamiさんの楽曲毎に別人なのではないかとまで感じさせるボーカリストとして素晴らしい表現力の融合をこれ程までに強固なものにして仕上げてくるとは……!
初めてTAMIWを聴いた時にも思いましたがこんなにも自らの心が鷲掴みにされる音楽に出逢うことなどそうそうないでしょう。
これからこの先も1人のファンとしてTAMIWにしか表現できない、TAMIWだからこそ鳴らすことのできる音楽を楽しみに自分も闘い続けます。
推し曲は“Kick Off”です!
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paranoid void Meguri
圧倒的なサウンドデザインと複雑に入り組んだアンサンブル、にもかかわらずそれらを意識させないほどのポップさと親しみやすさのバランスが素晴らしいアルバムだと思いました。
え、めっちゃ売れるんじゃないですかこれ?
私の推し曲は、選び難いですが、4曲目と8曲目です。
いやでも11曲目もいいよな〜アルバムのラストに多幸感がひたひたと押し寄せる美しい曲です。
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Special Favorite Music 久米雄介
チョイス曲:“Dawn Down”
TAMIWの皆さん、アルバムのリリース本当におめでとうございます。
前にスタジオに遊びに行った時、シンセサイザーの話とか出来て、とても楽しかったな。
このアルバムにはアイデアとストーリーそして何より、生きた心の振動と愛が詰まっていました。
流れ続ける街や人、社会にコールされた身体が起こしたレスポンスの純粋振動がそのままサウンドとして、そしてメッセージとして突き抜けてくる感じ。めちゃくちゃにかっこいいです。
St.Vincentのピンヒールとファズ、Yeah Yeah Yeahsのスタッズレザージャケットとシンセベース、Atari Teenage Riotの、、、キリないのでこの辺でやめときますが、そういった僕自身がネイティブに痺れるツボを想起させる瞬間もたくさんで、最高でした。
TAMIWのライブも大好き。また遊びに行きます!
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LITE JunIzawa
「今のTAMIWがヤバい。
多種多様なジャンルが混在する中でどこを切り取っても「TAMIW」だとわかる取捨選択と切り口。
中毒性のあるのは、音源だけでなく、それをライブで鳴らした時もヤバい。
大事な事だから二回言う。
今のTAMIWはヤバい。」
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Acidclank
オリエンタルなビート感・ダウナーなサウンド・アルバム全体の世界観、どの曲も最高でぶっ飛びました。
こういうニッチな音楽をするバンドが日本に、しかも故郷の大阪にいることが嬉しく思います。
推し曲:“My Innocence”
Fight for Innocence
アーティスト:TAMIW
仕様:Digital、CD
発売:2023年2月22日(水)
価格/品番:
CD:¥2,800+税/ 5SQ-0015
レーベル:5square records/Bigfish Sounds
販売元: PCI MUSIC
収録曲
01.intro
02.Fight for XX
03.Dawn Down
04.My Innocence
05.For the Ideal
06.inter rude
07.Eyes on Me
08.Kick Off
09.Dear Ghost
10.Genius Made by Publishers
11.Wholesome Moments in Love
日時 | 2023月3月10日(金) open 19:00 / start 19:30 |
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会場 |
〒150-0044 |
料金 | 前売り ¥3,500(+1ドリンク代別途) 当日 ¥4,000(+1ドリンク代別途) |
チケット予約 |
TAMIW
2018年、Vo.tamiを中心に結成されたポスト・トリップホップバンド。バンドフォーマットながらサンプリングやアナログシンセを駆使したサウンドは、ベースミュージック、ヒップホップを経由したエレクトロニックなトラックを基調としており、絶妙なバランス感覚でオルタナティブミュージックを作り上げている。
2018年 1stアルバム『flower vases』リリース。
2019年 20公演のアメリカツアーを敢行。
2020年 2ndアルバム『future exercise』リリース。この作品以降はバンドが運営する大阪堺寺院内のスタジオ「日本のブリストル=Hidden Place」にて制作されている。
2021年 シングル”Lights”、”PurePsychoGirl”をリリース。FUJI ROCK FESTIVAL ROOKIE A GO-GO出演。
2022年 2月にEP『Floating Girls』を一部店舗限定&デジタルリリース。9月にはライブ映像を加えたDVD付の全国流通盤として再リリース。11月から3ヶ月連続で”Eyes on Me””Kick Off”“My Innocence”を配信リリース。
2023年2月22日に3rdアルバム『Fight for Innocence』をリリース。
Twitter:https://twitter.com/tamiw_official
Instagram:https://www.instagram.com/tamiw_band/
YouTube Channel:https://www.youtube.com/c/TAMIWOFFICIAL
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WRITER
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滋賀生まれ。西日本と韓国のインディーズ音楽を好んで追う。文章を書くことは世界をよく知り深く愛するための営みです。夏はジンジャーエール、冬はマサラチャイを嗜む下戸。セカンド俗名は“家ガール“。
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