INTERVIEW

街を豊かにする物件と店、フラワーセンターにセレクトショップMATOができるまで

建物と営みが街の景色を形作る。名古屋市内の築年数で古いレトロな物件を扱う不動産仲介NOMAを通して入居した個人店と物件のオーナーはそれぞれがどのような関わり方で街を形作っているのか。花きの仲卸市場〈フラワーセンター〉に入居したセレクトショップ〈MATO〉の事例を通して探る。

OTHER 2025.07.30 Written By ivy

向き合える空間が欲しい

それは、日本有数の都市、名古屋市の中心部に位置する。中日本最大の歓楽街・栄や、若者でにぎわう商業地区・大須から歩いてほど近い場所。こういった情報からはおおよそ想像がつかないような物静かな通りに、その建物はあった。大通りの一本裏手、地元の不動産会社『河津不動産』が代々管理する〈フラワーセンター〉。そこは、古くから花きの仲卸問屋が集まっている市場だという。仲卸専門の市場のため、一般客向けの店は皆無で、飾り気のない実用的なビルが数棟並ぶ。市場が機能しているのは深夜・早朝の時間帯で、それ以外の時間は閑散としている。その区画を真っ昼間に通ったとしたらそこがどんなエリアであるのか見当もつかないだろう。

そんな〈フラワーセンター〉の一角に店を構えるのが〈MATO OBJECTS STORE〉だ。2024年2月オープンしたセレクトショップで、名古屋市出身、大手アパレルセレクトショップ『BEAMS』でキャリアを積んできた店主の的山大介さんが営む。

お店の入り口と奥がガラス張りで、いつの時間も日当たりがいい。卸市場の無機質な内装をそのまま残しつつ、白い空間に柔らかい自然光が差し込み、店内の品々が愛らしい影を作る。木や粘土、織物といった有機的な質感を感じさせる品々が並び、無機物と有機物が店内で調和している。的山さん自らセレクトしたアンティークや作家が手掛けた作品など、一点物が多数あり、セレクトショップというよりも印象としてはギャラリーのようだと感じた。

 

「初めは、商品の説明をしないんです。挨拶も『こんにちは』だけ。あとは、『2階もあります。ドリンクも出しているので、よかったらゆっくりしていってください』ってくらい」

 

最小限のコミュニケーションで、あとは相手のペースにゆだねる。そのスタンスは、ゆっくりと作品を鑑賞できるように、鑑賞者から聞かれてから会話をするギャラリストにもどこか通じる。穏やかな微笑を浮かべてカウンターにたたずむ的山さんの姿は、棚に並んだ品々とともに、この空間の一部として溶け込んでいる。

「僕自身、元々独立のことは全く考えていませんでした。『BEAMS』で20年以上働いていて、会社のことが好きでしたから。それに、僕は今年47歳だけど……もし最初から独立するつもりなら、もっと早くしていたと思うんですよ」

 

店舗に立ちながら、ショップマネージャーとして若手を育成するキャリアの円熟期を迎えていた的山さん。ではなぜ、長年勤めた会社を離れて開業に踏み切ったのか。

 

「40を超えたあたりから、お客様一人ひとりと関わったり、話したりできるような仕事がしたいなぁと思うようになったんです」

 

駅ナカ商業施設のアパレルショップは、とにかく時間の流れが早い。接客の時間は短く、目まぐるしく人が入れ替わっていく。

 

「毎日が流れていくんですよね。名古屋店のショップマネージャーを15年ぐらいやらしてもらって、店頭にいることも少なくなっていきました。ベテランになるにつれて、事務作業だったり、お客様のご意見対応だったり、スタッフの教育だったり、そういったことに時間を使うことが多くなっていくんです。それはそれですごくやりがいあったし、楽しかったんですけどね」

 

目の前の相手と向き合い、心地いい在り方を探っていく。ルーティンではなく、一対一の対話を通した仕事がしたい。その実現において、〈フラワーセンター〉というロケーションを選んだのはなぜだろうか。

ストーリーに寄り添う物件

〈MATO〉が現在の場所に落ち着いたのは、名古屋の地で個人店舗向けに築年数が古い物件を仲介するNOMAの野口夏美さんへ相談したことがきっかけだった。

 

「20代の頃、この近くに住んでいたことがあるんです。それで〈フラワーセンター〉のことは知っていて。たまたま、物件情報サイトで見つけて面白そうだなと。野口さんへ、この〈フラワーセンター〉を調べてもらえないかって声をかけました。建物の見た目だけじゃなくて、建物のあった場所とか、今まで使われてきた役目とか背景を活かしたものが好きなんです。やっぱり、建物って替えが利かないじゃないですか。僕が住んでいるマンションも古い築50年以上のヴィンテージマンションをリノベーションして住んでるので」

 

古民家や旧店舗など、今までは別の役割を果たしてきた“ストーリーがある物件”に惹かれていた的山さん。そんな彼にとって、長年街に根を下ろしてきた〈フラワーセンター〉との出会いは、“一目惚れ”となった。

 

「野口さんが仲介してくれて、ここを借りることができるようになったんですけど……。以前は、自宅から近い、市郊外の住宅街でやりたいと思っていました。その時狙ってた物件は、ちっちゃい山小屋みたいな民家。かわいい物件で、いつかここで商売をやれたらいいなと思っていたんです。でも、そこは貸し出されてなくて。野口さんに相談して、土地の謄本とか調べてもらったり、大家さんがどこのエリアの方からとか聞いたりして、お手紙書いて、貸してほしいってことを伝えてたんですけど……結局そこは借りられなくて」

 

貸し出されていない物件へ大家さんと掛け合ってまでこだわるその熱量は、ただ「好きだから」だけでは説明がつかないように思う。

 

「僕がやりたいのは、わざわざ来てくれるお店なんです。名古屋に住んでいる方でも、このエリアを知らない方ってやっぱいっぱいいて。ほとんどの方がInstagramを見て調べてきてくれるっていう感じなんです」

 

あまり知られていない場所。調べないとたどり着けない場所。そういう場所へ行くだけの、理由がなければ足が向かないだろう。

「年齢を重ねて、自分のライフステージが変わっていく時に、足を運んでくれたらと思うんです。例えば、1人暮らしを始めたとか。パートナーと同棲をするとか。結婚して家を買うとか。全部、元は僕の実体験です。そういうタイミングで、服だけでなくて衣食住の中でも、“衣”以外のことにも興味が湧いてきて」

 

思えば、的山さんが〈MATO〉の開業に踏み切ったのも、会社員としてキャリアを重ねて心境に変化が起きたことがきっかけだった。人生における節目で足を運びたくなる場所。そういう時に、手に取りたくなるものがある店でありたい。それが的山さんの描く姿だった。

「作家さんの作品とか、世界の民芸品とか。あとは、お客さんが来た時に、いつ来てもちょっと違うものに出会えるように、あんまりこう、同じものをたくさん持たないようにしてるというか。売れたら次のも、売れたら次の。みたいな感じで。1ヶ月に1回来てもらっても、なんかこの前と全然違うねみたいな。小さい店なんでそこはこだわっていますね」

 

不特定多数の人ではなく、何度も足を運んでくれるお客さんと向き合うことで、的山さん自身の美学、スタンスへ共感し、相談したい人が来るお店が出来上がっていく。お客さんは〈MATO〉へ来る時、何を買うかそれほど明確に決めていないことも多いだろう。〈MATO〉に並ぶ愛らしい影をつくる品々と、的山さんとの会話を通して、この先の人生の暮らしを考えることから買い物が始まるからだ。誰と、どんな暮らしをして、そこでどんなものを使おうか……。思い描いたシーンの中に、ぴったりとハマる道具を手にして、家路につく。

 

そんな空間が実現するのは、名古屋の繁華街のすぐそばで多くの人が存在すら知らなかった市場の一角だった。建物はそのまま、役割を変えて生き永らえる〈フラワーセンター〉の姿もまた、人生の節目でまた店を訪れる人にとって思い出深い景色になっていくに違いない。

MATO OBJECTS STORE

 

営業時間:11:00~18:00

定休日:水、不定休
Instagram:@mato_objects_store

永く豊かに生きる物件へ

〈フラワーセンター〉を所有する『河津不動産』の現社長、河津さんとはリモートでのインタビューとなった。『河津不動産』は名古屋市内を拠点に愛知県と東京都内にも物件を所有しており、社長の河津さんは現在神奈川県鎌倉に在住。月に何回か名古屋へ滞在する二拠点生活を送っている。

 

「元々、祖母の代の頃、松原っていう土地に『河津不動産』の本社所在地がありまして。僕も1歳とかまではそこに住んでいたんですよね。当時は世の中で花の需要が高まっていて、その中で花き業界が拡大していたみたいなんです。そういった中で、花きの流通拠点が名古屋で不足していて、うちで持っていた土地に市場を建てたのが最初です」

自身が生まれるよりも前のことでありながら、その背景を丁寧に話してくれる様子からも、家族で代々受け継がれてきた物件であることがうかがえる。〈MATO〉のようなお店が入るようになったのは、ここ数年のこと。

 

「以前はケーキ屋さんの工房だったり、魚の総菜を売るお店が調理場として使っていたり……。大須が近いのと、あとは家賃も名古屋の中心部の中では少し下がるので、倉庫とか作業場として需要はあるんですよね」

 

そもそもが一般客の立ち入りを想定していないことや、市場の稼働時間が深夜・早朝をメインなことなど、そういったバックヤード的な使い方は相性がいいことは確かに納得できる。

「時代の流れがあって、花き市場の機能が港区の方に一部移転しました。その時、市場関係のテナントさんが一部抜けちゃって困っていたんですよ。まず、市場のルールとして、個人客に花を売っちゃいけないんです。で、抜けた花関係のテナントさんが戻ってくることはないし、空いた場所を埋めるために、どなたか花屋さん以外を入れなくちゃいけないっていう……。そういうシビアな中で、『なんか面白いこともできたらいいよね』という思いもあって。ただ、まだまだ市場として入居している方もいるから丸ごと変えるわけにもいかない」

 

そんな折に連絡をくれたのがNOMAの野口さんだった。

 

「かなり珍しいパターンというか(笑)。まだ募集をしていない物件について仲介業者さんが問い合わせてくるっていうことは、これまでになくて。その時点で面白い方だなぁっていう印象を持っていました」

過去に募集していたスペースはすでに借主が決まっている状態。もう一つ、空きが出るからと、ちょうど募集を出そうか考えているときに野口さんが問い合わせてきたという。

せっかく物件がある以上は、テナントが入り、活気のある状態を保っていて欲しい。そして、河津さん自身の思いとしてはなるべく“そこで面白いことをする人がいて欲しい”という思いが強くあるようだ。

バトンを渡したい

「いつか自分が音頭をとって、プロデュース的なことをやらないとな、とも思ったんですけど……。たまたまNOMAさんという、名古屋に住んでいてここで『何かをやりたい!』っていう人がいるので。じゃあ、新しい風を吹かせて欲しいし、任せてみたいなと思いまして。そこに的山さんのような素敵なセンスを持つ方が入られたので、よかったなぁと」

 

逆に言えば、河津さん自身が自ら場を盛り上げるという選択肢もあったということだ。実は、以前河津さんは自身の会社のプロジェクトの一環として東京都内でゲストハウスを営んでいたことがある。

 

「2015年から7年間ぐらい東京の赤坂でゲストハウスをやっていました。昔、赤坂は花街で、料亭がいっぱいあった街。もう料亭はほとんどなくて、ほぼ全部建て替わってしまったんですが、残っていた元料亭の建物を改装して宿にしていました。その時はもう本当に毎日そこで接客をやって。地域との関わりだとか、お祭りだとか、そういったものにも参加していました」

 

友人たちとともに始めたゲストハウスは、都心の好アクセスなロケーションもあって瞬く間に盛況となるも、2020年以降パンデミックの影響を受け稼働率は激減。結果として事業をたたまざるを得なかった。時勢の流れとメインビジネスとのバランスから断念したものの、手応えはあった。そうした中で、物件に新たな試みや風を吹かせるためには自らが当事者となり、現地に身を置くことの大切さを河津さんは知っている。

 

「正直、すべての物件と日常的に関わりは持てていないんですよね。〈フラワーセンター〉であれば、親の代から入居している人もいるので、ある程度面識はあるけれど……。それ以外に関しては仕事以外で行くことはほとんどないし、誰が入居しているのかもわからない」

 

物理的にすべての物件とつながりを保つことは難しい。かといって、場に人の流れができて、経済活動が起きるようにするためには自らがその場にいないことには難しいということも自身の経験を通して知っている。だからこそ、河津さんはバトンを渡す相手を探している。

 

「〈MATO〉さんにも、近隣の方々がよくいらっしゃるみたいですし、実際に何かお店で買われてる方もいるみたいです。もう本当に地域の今のことは、僕よりもテナントさんの方がよくわかっていると思います。そういう意味では、そういう方たちとうまくコミュニケーションを築ける人たちに入っていただけると嬉しいですね」

あくまで、物件を所有・管理すること。そして、物件を稼働させていくことが不動産会社としての河津さんの仕事として(現在は)割り切っている。その中で、物件には長く人が来て、物件の価値が上がり、豊かに物件が活気を保っていくためには、別の“プロ”が必要であった。それが〈MATO〉の的山さんであり、そうした人を連れてくる役割を果たすのがNOMAだった。

「的山さんのお店ができてから、市場の人が出入りする時間とは全く違う時間で人が来るようになりましたよね」

 

今、〈フラワーセンター〉の周辺には、マンションが建ち、若いファミリー世帯が移り住んでいる。かつての景色から、街の雰囲気は少しずつ変化している最中だ。そうした中で〈フラワーセンター〉に〈MATO〉が入居したことは、人々の暮らしの中で物件が生きた存在となることに一役買っている。

 

――

 

不動産物件と個人店、そして周囲の暮らし。それぞれ、終わりなきバトンリレーを繰り返している。街に携わるすべての人にとって魅力的な場を作っていくためのバトンだ。生計を立てるため、利益を出すために生業を続けることはもちろん、それぞれの生業と暮らしが成り立つためには周辺で暮らす人や行き交う人がいる“生きている街”が土台として必要になる。そのためにそれぞれができる形を創意工夫すること、そしてできないことを信頼できる相手に託すことで、新たな景色が形成されていく。

撮影:Yuto Uchiyama

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