EVENT

MagSafe -KEN ISHII in Kyoto-

MUSIC 2021.03.28 Written By 小倉 陽子

2021年4月2日(金)、CLUB METROがKEN ISHIIをスペシャルゲストに迎えて新パーティー『MagSafe』を開催する。

 

1993年、Aphex TwinやJuan Atkinsなどを輩出したベルギーのテクノレーベルR&S RecordsからデビューしたKEN ISHIIは、1994年に逆輸入の形で日本でデビューした。2019年には13年ぶりとなるKEN ISHII名義のアルバム『Möbius Strip』をリリース。デトロイトテクノを世界に広めてきたオリジネーターJeff Mills、スペインのプロデューサーでDJのDosem、日本のサウンドデザイナーGo Hiyamaらとのコラボ曲を収録、砂原良徳がマスタリングを手がけた。現在も世界を舞台にテクノアーティストとして、DJとしてアップデートを続けている。

そんなKEN ISHIIをスペシャル・ゲストDJとして迎え、関西を中心に活動するDJ達が共演する一夜。1990年からクラブシーンと多様なジャンルの音楽やアートを繋いできたMETROが、テクノで日本と世界を繋いできたKEN ISHIIと何をコネクトするのか、ぜひ現地に足を運んで肌で感じていただきたい。

MagSafe -KEN ISHII in Kyoto-

日時

2021年4月2日(金)

open 22:00

会場

CLUB METRO

京都市左京区川端丸太町下ル下堤町82 恵美須ビル B1F

出演

Special Guest DJ:KEN ISHII

LIVE:Rem Kina(Cavalier)

VJ:COSMIC WORLD
DJ:
DMITRI ABSINTHE
Loe
HISASHI AOCHI
SHIN
TENO

料金

前売り ¥2,500 / 当日 ¥3,000 (+1ドリンク代別途)

チケット

CLUB METRO

※予約メールアドレス:ticket@metro.ne.jp
件名に「4/2 KEN ISHII 前売予約」と記載の上、名前・枚数・連絡先を明記

KEN ISHII

 

アーティスト、DJ、プロデューサー、リミキサーとして幅広く活動。’93年、ベルギーのレーベルR&Sからデビュー。イギリス音楽誌NMEのテクノチャートでNo.1を獲得、’96年にはJellyTonesからのシングル“Extra”のビデオクリップ(映画『AKIRA』の作画監督/森本晃司監督作品)が、イギリスの“MTV DANCE VIDEO OF THE YEAR”を受賞。’98年、長野オリンピック・テーマインターナショナル版を作曲し、世界70カ国以上でオンエア。2000年アメリカのニュース週刊誌Newsweekで表紙を飾る。’04年、スペイン・イビサ島で開催の“DJ AWARDS”でBEST TECHNO DJを受賞し、名実共に世界一を獲得。’05年には『愛・地球博』で政府が主催する瀬戸日本館の音楽を担当。’17年はNINTENDO SWITCH Presentationに出演。全世界配信され、数百万人の人達がDJ PLAYを目の当たりにした。またこの年はベルギーで行われている世界最高峰のビッグフェスティバル『Tomorrowland』に出演も果たしている。2019末、13年振りとなるアルバム「Möbius Strip」(メビウス・ストリップ)をリリース。また、同時にPAC-MAN40周年を記念した全世界共通公式テーマソングも作曲した。ニューアルバムのリード曲“BELLS OF NEW LIFE”、PAC-MAN40周年テーマ曲“JOIN THE PAC”ともにリオ五輪閉会式映像を手掛けた映像ディレクター児玉裕一さんがMVを制作、その秀逸さと面白さが話題を呼んでいる。

 

2021年も楽曲リリース、イベント出演のみならず、様々なプロジェクトに積極的に挑んでいる。

 

webサイト:http://kenishii.com
Facebook:facebook.com/kenishiiofficial
Twitter:twitter.com/K_Ishii_70Drums
SoundCloud:http://soundcloud.com/ken-ishii-70drums

DJ

 

DMITRI ABSINTHE

カフェアブサンのオーナーでもあるディミトリはロシア生まれ。彼のDJ経歴は2003年の来日まで住んでいたイスラエルの17年前に始まる。ソールとファンクからディスコやハウスとテクノまで、彼のプレイスタイルは幅広く、Sven Väth、John Digweed, Darren Emerson, Ritchie Hawtin, Mark Knight, Dave Seaman, Patrick Topping, Prok & Fitch, M.A.N.D.Y, Mathias Kaden, Nick Curly, Audiojack, Steve Bug など、Top DJたちとも競演してきた。

 

Loe(WOLS / SPECTRUM)

長野県松本市出身。前衛芸術家草間彌生の姪孫であるLoeは、高校時代から20代前半にかけてミクスチャーバンドのヴォーカルを務めた後、2005年関西にてテクノDJとしての活動を開始。現在はS.O.W LASER主宰の『SPECTRUM』のレジデントDJとして活動。15周年の際にREEKO-Polegroup/mentaldisorder-の初来日大阪単独ギグを企画したことは記憶に新しい。また時を同じくDOMMUNEに出演したことをきっかけに以後活動の場所を全国へと広げており、2017年からはTAKAAKI ITOHのレーベル名を冠としたテクノパーティー『WOLS』にレジデントDJとして関わっている。

 

SHIN (ex-STEREO SYSTEM / TOTAL AGE)

京都をベースに地元密着型の各種パーティーを地道に展開、過去には自身のメインパーティーとして2000年代京都HOUSE/TECHNOシーンを代表するパーティーの一角を担った『STEREO SYSTEM』をWORLD / LAB.TRIBEにて主催。
その他、規模を問わず様々なパーティーへの出演で培われた経験を元に、これまでに世界中のトップアーティスト達と数多く共演。
ソリッドかつエッジの効いた楽曲とNEW WAVEや近年のElectro Technoサウンド等をMIXするスタイルで攻め続けているはず。
2016年に世代交流パーティー『TOTAL AGE』をMETROにて新たに立上げ、単純に楽しいだけで終わるのではなく世代がクロスオーバーしながら交流が生まれるパーティーを展開していく事で、クラブカルチャーを衰退させる事なくホンモノを絶やす事なく更なる拡大を期待すると共に、文化としての水準向上と、音楽 映像 空間 etc…の様々な分野のアーティストが出会い、また刺激し合いながら成長し合う事を願っている。
イベントは嫌。パーティーが好。

 

HISASHI AOCHI

2009年よりテクノ、ハウスを軸にDJ・ライブパフォーマンスを開始。Ben Klock, Alan Fitzpatrick, Joseph Capriatiへのサポート、Ben SimsやDave Clarkeなどが楽曲をリリースした大阪のテクノレーベル“Torque”から2014年にプロデューサーとしてデビューする。2017年からは地元京都でポストエレクトロを掲げたCLUB METROのレギュラーパーティー『seQuence.』のレジデントDJを務め、テクノやハウス、レフトフィールドなどのサウンドをリコメンド。
2019年の暮れには同パーティーで共演したプロモーター、Shintaro FujitaとCLUB METROの制作も行う、CeeeSTeeとの3人でコレクティブ“soO”を結成。COVID-19により苦境を強いられる中、コンピレーションアルバム『session 00』をリリース。ローンチを記念してホームスタジオからのプレイをスムースに繋いだ「まるで一晩を通したような体験ができる」バーチャルパーティーを開催。そして2020年、Frank Mullerや石野卓球、KEN ISHIIから支持を受けるテクノプロデューサー、Hiroyuki Arakawaのレーベル“SPECTRA”のレーベルコンペティションでグランプリを受賞。その後、Christian Smithが主宰するスウェーデンの名門レーベル“Tronic”の25周年記念、Drunken Kongのリミックスコンテストでもトラックが採用され、海外リリースが決定する。
また、トラックメイカーやサウンドエンジニアとして映画やCMなどにも楽曲提供しており、編集者としてダンスミュージックを専門に記事の執筆、監修も行っている。

 

TENO

関西のテクノイベントで活躍をするDJ & Trackmaker。
モジュラーシンセを使い深い独特なアンビエントなサウンドからインダストリアルテクノまで幅広く音を使い分けた作曲を手掛けている。DJにも同じ色が現れ貪欲かつ変態的な個性溢れる世界観を作り出しフロアを魅了し一体化させる。また、ドバイで開催された、世界中のLive Art Artistが参加する『World Art Dubai 2020』のBGMに自身のMIXが抜擢される等、幅広い音楽性を合わせ持ち、海外からも独特な世界観による安定したプレイには定評がある。2020年7月、自身のオーガナイズイベント『Harmonie』を開催させて、関西でも第一線で活躍をしている様々なアーティストを招き成功させている。

You May Also Like

WRITER

RECENT POST

COLUMN
編集部員が選ぶ2022年ベスト記事
REVIEW
Curve『till the end(10th Anniversary Edition)』 R…
INTERVIEW
流れる日々の中で生まれる、渚のベートーベンズの音楽
COLUMN
Indies New Encounters Playlist 2022.01
COLUMN
編集部員が選ぶ2021年ベスト記事
COLUMN
Indies New Encounters Playlist 2021.11
COLUMN
たなからルーツ Shelf_02 - ナルコレプシン 坂田直樹 –
REVIEW
CIFIKA – HANA
INTERVIEW
みんなの劇場が無い‼ 私たちが自分の言葉で語るための場所づくりを〈THEATRE E9 KYOTO〉…
ART
COLUMN
たなからルーツ Shelf_01 - TheStoneThatBurns アベヒロキ –…
COLUMN
【SXSW2020私ならこれを見る:小倉 陽子】CIFIKA,TENGGER:K-POPを拡張してい…
INTERVIEW
確かさの揺らぐ現代における、孤独と共存の媒介者-烏丸ストロークロック『まほろばの景2020』インタビ…
ART
REPORT
小倉陽子が見たボロフェスタ2019 2日目
REPORT
小倉陽子が見たボロフェスタ2019 1日目
INTERVIEW
ZOOZ始動インタビュー -2002年の音楽が繋ぐ、これまでのバンド活動と現在。-
INTERVIEW
諦めにも似た音楽への深い愛 – NYAI『HAO』リリースインタビュー –
REPORT
【小倉陽子の見たボロフェスタ2018 / Day3】MONO NO AWARE / 清竜人 / 在日…
REPORT
【小倉陽子の見たボロフェスタ2018 Day2】ハンブレッダーズ / Dos Monos / tri…
REVIEW
NYAI – OUT PITCH
REVIEW
HO17 – HOLIDAYS OF SEVENTEEN
INTERVIEW
1+1+1+1に成ったthe coopeezの無限大~京都ワンマンライブ直前インタビュー
INTERVIEW
Post Modern Team 3rdアルバム『COME ON OVER NOW』リリースインタビ…
REPORT
【小倉陽子の見たボロフェスタ2017 / Day3】東狂アルゴリズム / OGRE YOU ASSH…
REPORT
【小倉陽子の見たボロフェスタ2017 / Day2】接近!UFOズ / シンガロンパレード / H …
REPORT
今を生々しく鳴らす3組の、美しい物語の途中~『in-phase KYOTO』 @ 京都GROWLY …
COLUMN
俺の人生、三種の神器 -小倉陽子 ③続ける人たち-
INTERVIEW
my letter×スーパーノアリリース対談「バンドって、辞めるほどのことじゃない」- 京都で活動を…
REPORT
ジャンルという言葉を簡単に越境するWhy?という体験 WHY? Japan Tour @UrBANG…
INTERVIEW
【実は知らないお仕事図鑑】P2:謎クリエイター 吉村さおり(SCRAP)
SPOT
こころ
COLUMN
俺の人生、三種の神器 -小倉陽子 ②舞台に立つ-
COLUMN
俺の人生、三種の神器 -小倉陽子 ①家ガール-
REPORT
企画屋UTAGEが冬の京都にぶち込む「遅れてきた夏フェス」ことパニックバカンスとは?イベントメンバー…
REPORT
【小倉陽子の見たボロフェスタ2016 / Day2】Limited Express (has gon…
REPORT
【小倉陽子の見たボロフェスタ2016 / Day1】台風クラブ / あっこゴリラ / CHAI / …
REPORT
『ウサギバニーボーイさん』祝賀会 @ 京都GROWLY ライブレポート
INTERVIEW
ボロフェスタ15周年記念特集・『ボロフェスタってなんなんだ?』 – ニーハオ!編 …

LATEST POSTS

COLUMN
【2024年11月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シー…

REPORT
『京都音楽博覧会』を糧に、可視化された京都のサーキュラーエコノミー-資源が“くるり”プロジェクトレポート

思わぬものが‟くるり”と変わる。それがこのプロジェクトの面白さ …

INTERVIEW
あの頃、下北沢Zemでリトル・ウォルターを聴いていた ー武田信輝、永田純、岡地曙裕が語る、1975年のブルース

吾妻光良& The Swinging BoppersをはじめブレイクダウンやBO GUMBOS、ペン…

COLUMN
【2024年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」京都、大阪の音楽シーンを追っ…

REPORT
これまでの軌跡をつなぎ、次なる序曲へ – 『京都音楽博覧会2024』Day2ライブレポート

晴天の霹靂とはこのことだろう。オープニングのアナウンスで『京都音博』の司会を務めるFM COCOLO…