第五回 文学フリマ 大阪に行ってきました
僕もつい色々買ってしまいました。こういうシーンには疎いので「あそこのを買おう!」とか「あの人の作品だけは絶対に!」という予備知識や意気込みみたいなものは正直全然なかったのですが、ブラっと歩いて回るだけで知らぬ間にポンポン買ってしまいました。恐るべき、文学フリマ。
今回はそんな僕がついつい買ってしまったものを少しだけご紹介したいと思います。
「ゴミ vol.3」
実は最近ZINEに興味があって「実際どんなものなんだろう」という調査の目的で今回ここに足を運んだんです。その問いのアンサーとなる戦利品です。
ポップな装丁に映画・アート・漫画・評論など様々なエッセンスが詰まっていて右脳にも左脳にもし劇的で楽しい一冊でした。
マンガ家の衿沢世衣子さんやデザイナーの木庭貴信などが参加しているようです。(詳しくはコチラ公式HPへ!)他にもエディターからイラストレーターからフォトグラファーまで揃っているらしくてちょっとウチ(アンテナ)っぽい?なんて思ったりもして。
余談ですが売り子さん(多分これを作っているご本人)もすごくお綺麗でした。漫画に出てきそうなくらい凛として素敵な女性でした。
なお、こちら京都でもレティシア書房や恵文社で買うことが出来るみたいです。お値段は700円。
「遠藤のこと」
フライヤーや広告などが並べられているTake Freeのスペースで思わず手に取った冊子です。
「遠藤のこと」とだけ書かれたシンプルなデザインが逆に目を引きます。何だ何だ?と思って読んでみると『ひとりずもう』というZINEのお試し版でした。
あ、その遠藤ね。
その見た目の素晴らしさもさることながら中身も「刺さる文章」が詰まっています。
ファンの方にとっては嫌な思いをさせる可能性を承知で書くが、「遠藤が好きなんです〜」だなんて、恥ずかしくてとても言えないと思っていた。
という書き出しから始まり、右下の結びの文は
先日は遠藤関がCMをする永谷園のお茶漬けを食べた。わたしは恋に落ちたのだ。嗚呼、どす恋。
です。僕はもうこの文章量と構成力に恋に落ちましたよ。どす恋にどす恋。どストレート。時間の都合でこのブースに足を運ぶことができなかったのですが調べてみるとネットでも販売してくれているみたいです。時代はやっぱりインターネット。ありがとうインターネット。
こちらから買うことが出来ます。
A4用紙を四つ折りにしただけという簡素なフォーマットも素敵。遠藤への想いだけが込められています。逆に遠藤への恋心しか載っていません。
結論:すごく楽しかった
そんなわけで文学フリマ大阪の参加レポートでした。かつての僕みたいに「興味はあるけど、イマイチよくわからない」というような人に、なんとなくでも雰囲気が伝わればなと思います。
この文学フリマ、大阪だけでなく各地で開催されています。今秋には東京、来年1月には京都でも催されます。詳しくは以下、または公式ホームページをご覧ください。
イベント | 第二十五回文学フリマ東京 |
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日時 | 2017年11月23日(木・祝) |
場所 | 東京流通センター 第二展示場 |
イベント | 第二回文学フリマ京都 |
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日時 | 2018年1月21日(日) |
場所 | 京都市勧業館 みやこめっせ 1F 第二展示場C・D |
WRITER
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95年生。映画ライター。最近大人になって手土産をおぼえました。
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「フラスコ飯店」というwebの店長をしています。