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OOAK『アカルナイの人々とか あるかないの人々とか』

ART 2022.10.08 Written By 小倉 陽子

演出家のあごうさとしが、これまで共に公演を行ってきた俳優・太田宏(青年団)、声楽家・太田真紀、打楽器奏者・葛西友子の3名と新グループOOAK(オーク)を結成。その新作公演『アカルナイの人々とか あるかないの人々とか』を2022年10月15日(土)16日(日)に、THEATRE E9 KYOTOにて上演する。

 

本作では古代ギリシア喜劇『アカルナイの人々』を基に、俳優、声楽家、打楽器奏者という異なる言語を用いるメンバーによって新たな芸術言語をつくる試みだ。また、15日には『アカルナイの人々』の翻訳者である野津寛が、16日にはギリシア喜劇の研究者久保田忠利がゲストとして出演する。

 

太田真紀とあごうさとしは昨年度上演したオペラ『ロミオがジュリエット Romeo will juliet』にて、第76回⽂化庁芸術祭⾳楽部⾨⼤賞、第21回佐治敬三賞を受賞。今注目を集める音楽家と演出家の、受賞後初の取り組みにも期待が高まる。

あごうさとし コメント

OOAK というアーティストグループを⽴ち上げました。俳優、ソプラノ歌⼿、打楽器奏者、演出家というメンバーです。これまでもこのメンバーでいくつかの演劇作品を創作していますが、改めてグループの括りを作りましたのには、いくつかの理由があります。そのうちの⼀つに、異分野の芸術家同⼠で、共通の芸術⾔語を作ることができるか、というテーマを設けています。

 

この度は、発語という領域において、その具体的な⽅法論を、太⽥宏さん、太⽥真紀さん、葛⻄友⼦さんのそれぞれに、ある種の開発をしていただきました。使⽤するテキストは、現存する最古の喜劇、アリストパネース作「アカルナイの⼈々」です。太⽥宏さんの提案でこの戯曲に取り組むことになりました。

 

古代ギリシア劇には、韻律と呼ばれる発語の⽅法が指定されています。その韻律と古代ギリシア語の⾳を基礎として、⽇本語演劇の発語に翻訳する試みです。

 

私としては、バベルの塔の⾔語分断が⾏われたその瞬間が⽴ち上がっているような、あるいは、⼀つの⾔語に集約されるその直前を⾒るような、そのような感じがしています。

 

また、「アカルナイの⼈々」は、平和を主題にした演劇ですが、異⾔語に向き合うという営みは平和への⼤事な⼀歩のようにも思います。

 

戯曲は断⽚的に使⽤しますので、物語を丁寧に表現するのではなく、数種の発語そのものをお楽しみいただく作品となっています。私個⼈としては、この10 年の取り組みの、⼩さいながらも⼀つの集⼤成のようにも思えます。

 

やがては、かつてギリシアでそうであったように野外で多くの市⺠の⽅々と上演したいと思いますが、それはまた、先のお楽しみとしたいと思います。

OOAK #1『アカルナイの人々とかあるかないの人々とか』

日時

2022年10月15日(土)16:00

2022年10月16日(日)12:00 / 16:00

受付開始45分前、開場30分前

会場

THEATRE E9 KYOTO

 

〒601-8013

京都市南区東九条南河原町9-1

料金

一般:前売り ¥3,000 当日 ¥3,500
U-25(25歳以下):前売り ¥2,000 当日 ¥2,500

高校生以下:無料

 

※未就学児童入場可

※25歳以下の方は当日受付にて年齢を確認できる証明書の提示が必要

チケット予約

web:https://askyoto.or.jp/e9/ticket/20221014

※ページ下部のフォームより予約

 

TEL:075-661-2515(10:00〜18:00 火曜休館)

出演

太田宏(俳優)・太田真紀(声楽家)・葛西友子(打楽器奏者)・野津寛※(研究者)・久保⽥忠利※(研究者)

 

※久保田忠利は15日(土)、野津寛は16日(日)に出演

演出

あごうさとし

原作

アリストパネース作『アカルナイの人々』
翻訳:野津寛『ギリシア喜劇全集』より

 

テキスト選出:太田宏(俳優)

スタッフ

舞台監督:北方こだち
照明:吉本有輝子
制作:奥山愛菜
協力:青年団
宣伝美術:廣畑潤也

主催

THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)、 OOAK

提携

KYOTO EXPERIMENT

お問い合わせ

THEATRE E9 KYOTO
TEL:075-661-2515(10:00〜18:00 火曜休館)

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