獣道 – Love & Other Cults
今年7月に公開された『獣道 – Love & Other Cults』 が遂に京都みなみ会館でも公開されます。
とある地方都市を舞台に若者たちが奮闘する「キラキラではなく、ギラギラした、実話をベースにした青春群像」が遂に関西でも上映です。製作を率いたのは『下衆の愛』でもタッグを組んだ内田英治監督とアダム・トレルプロデューサーの二人。青春映画ということもあり、若い役者のアイドル映画なのでは?と思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、きっとそんな心配は無用です。今回も鋭い視点と豪快な腕力で人間の最深部を抉り取ってくれるでしょう。
制作陣もさることながらキャストも実力派揃い。「田舎」、「不良」、「セックス」―――。このようなキーワードの世界観の中で、でんでんがキャスティングされているとバイオレントな雰囲気が情報だけで伝わってきますし、お笑いコンビ・マテンロウのアントニーの演技の如何にも注目したいところ。昨年の『日本で一番悪い奴ら』ではお笑いコンビ・デニスの植野行雄が俳優としての実力を見せましたが、同じくハーフ芸人として知られるアントニーはどのような演技を見せてくれるのでしょうか。
そして主演は伊藤沙莉と須賀健太。期待の一作です。
『獣道 – Love & Other Cults』 予告編
あらすじ
キラキラではなく、ギラギラした、実話をベースにした青春群像。
とある地方都市で生まれた少女・愛衣(伊藤沙莉)はいつも母の愛に飢えていた。そんなある日、信仰ジャンキーの母親によって宗教施設に送られ7年もの間世間から隔離されて生活をすることになる。自分の居場所を探そうと教祖や信者たちと疑似家族を作り上げていく愛衣だったが教団が警察に摘発され保護されてしまう。愛衣は社会からドロップアウトして万引きと生活保護で生きるヤンキー一家やサラリーマン家庭などを転々として居場所を必死に探すのであった。愛衣の唯一の理解者であり、彼女に恋をする少年・亮太(須賀健太)もまた居場所を探す不良少年であった。亮太は半グレたちの世界で居場所を見つけ、愛衣は風俗の世界にまで身を落とす。やがて二人の純情は地方都市というジャングルに飲み込まれていく…。(公式ページより)
なお9月9日(土)12:10の上映の回の後には舞台挨拶が予定されており、愛衣役の伊藤沙莉と内田英治監督が登壇するとのこと。こちらにも注目です。
上映情報 | 『獣道 – Love & Other Cults』 |
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日時 | 2017年09月02日(土)- 09月15日(金) |
場所 |
※また同日まで元町映画館、第七藝術劇場でも上映。 |
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WRITER
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95年生。映画ライター。最近大人になって手土産をおぼえました。
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「フラスコ飯店」というwebの店長をしています。