ROMANTIC TAIWAN STAGE in りんご音楽祭 / in Tokyo
2009年から長野県松本市で開催されている野外音楽フェス『りんご音楽祭』が2024年も9月28日(土)、29日(日)に松本アルプス公園で開催される。15年目となる今年の2日目(29日)、初となる台湾インディーミュージック専門ステージ『ROMANTIC TAIWAN STAGE』が出現することを発表した。
ジャンルを問わず様々なアーティストが出演し、その良質なラインナップで多くの音楽好きを唸らせてきた『りんご音楽祭』。実は、台湾シーンとの関わりも深く、今や台湾国内を超えて日本や欧米のインディーミュージックファンたちから支持を得る落日飛車(Sunset Rollercoaster)や、同地のシーンを代表するギターポップバンドDSPSなども出演を果たしている。
今回設置された『ROMANTIC TAIWAN STAGE』には、台湾のアーティスト3組が出演する。いずれも現地のフェスやライブハウスを賑わせている顔ぶれで、日本とは一味違うシーンの雰囲気を味わえる貴重な体験となりそうだ。
まずは俳優としての顔も持ち、台湾シティポップのレジェンドにしてアイコン的存在として知られる馬念先(Ma NianXian)。1997年にファンクロックバンド、糯米糰(Sticky Rice)のメンバーとしてデビューし、現在はソロで活動している。台湾ポップカルチャーが持つ空気感を詰め込んだような楽曲、パフォーマンスは期待値が高い。
次に台湾南部高雄出身のオルタナティブ・フォークバンド、淺堤(Shallow Levée)。温かみのある甘美でノスタルジックなメロディを奏でるギターのアンサンブルと男女コーラスが印象的だ。台湾語が持つ独特の響きも相まって現地の情景が浮かぶような良質なポップソング群が高い評価を得ている。
そして台湾の伝統音楽、北管をソウルやファンクと大胆に融合させた3ピース、百合花(Lilium)。グルーヴ感溢れるキャッチーな楽曲に加えられた北管のエッセンスは、夜市の喧騒のように鮮やかでどこか妖しげ。個性豊かな台湾インディーシーンの中でも特異な存在感を放ち、2022年には台湾最大の音楽アワード金曲奨にて最優秀台湾語アルバム賞を受賞している注目株だ。
更に、りんご音楽祭と併せて10月1日(火)には東京〈青山月見ル君想フ〉にて上記3組が出演するプレミアムライブイベント『ROMANTIC TAIWAN in Tokyo』の開催も決定。日本でこのメンツが一堂に会する機会はなかなかお目にかかれないこともあり、早めのチケット確保をお勧めしたい。
ROMANTIC TAIWAN STAGE in りんご音楽祭
日時 | 2024年9月29日(日) |
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会場 | りんご音楽祭(松本アルプス公園) |
出演 | 馬念先(Ma NianXian) / 百合花(Lilium) / 淺堤 (Shallow Levée) |
チケット |
ROMANTIC TAIWAN in Tokyo
日時 | 2024年10月1日(火) |
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会場 | |
出演 | 馬念先(Ma NianXian) / 百合花(Lilium) / 淺堤 (Shallow Levée)
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料金 | 前売り ¥5,500 / 当日 ¥6,000(+1ドリンク代別途) |
チケット |
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後ろ向きな音楽、胡散臭いメガネ、あまり役に立たない文章を愛でています。旅の目的地は、何もないけれど何かが起こりそうな場所。
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