HighSchool JAPAN TOUR 2024
オーストラリア・メルボルン出身でロンドンを拠点に活動する3人組ニューウェイヴ / インディーポップバンド、HighSchoolが初来日公演を行う。2024年3月6日(土)に心斎橋〈OSAKA CONPASS〉、3月7日(木)に表参道〈Wall&Wall〉の2公演。国内外のインディーミュージックアーティストを取り扱うWEBメディア『ORM』の企画により開催される。
2021年11月1日にリリースされたデビューEP『Forever at Last』の限定アナログ盤は40分で完売し、翌年には〈NME〉の『Essential Emerging Artists 2022』にも選出されているHighSchool。2023年には最新シングル“August 19”をリリースすると共に、名門レーベル《PIAS》への移籍を発表した。ニューウェイヴやポストパンク、エレクトロニカ、インディーポップなど様々な音楽のエッセンスを感じさせつつも、スタイリッシュでダンサナブルに仕上げた楽曲で一部のインディーミュージックリスナーから注目を集めている。
BauhausやSister Of Mercyらが在籍していた80年代の《4AD》を思わせる仄暗い耽美でゴシックな世界観が印象的な彼ら。その一方で、80年代のバンドに感じた大仰さ、おどろおどろしさや底なしのダークさというよりは、むしろ切なさや瑞々しさすら感じるポップネスが光る。繊細でどこかあどけなさを残した歌声は、BauhausのPeter Murphyの野太く官能的な声よりも、The SmithのMorriseyを思わせ、ネオアコースティック系のバンドからの影響も垣間見える。
先述のEP『Forever at Last』に収録された1曲“De Facto”では、ノスタルジックでシュールなMVやアナログシンセを多用したニューウェイヴサウンドが前面に押し出されながらも、哀愁漂うコーラスワークと甘酸っぱいメロディラインが単なるリバイバルに収まらない普遍性を証明している。
昨今のドリームポップやベッドルームポップへのダークな再解釈ともとれる内向きな世界観は、これまで同系統の音楽に触れてこなかったリスナーの感性にも刺さる可能性をもっており、今後さらなる飛躍が期待される注目株だ。待望となる日本初の生パフォーマンスをぜひともこの機会に目撃したい。
OSAKA
日時 | 2024年3月6日(水) |
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会場 | |
料金 | ¥4,500 |
チケット |
TOKYO
日時 | 2024年3月7日(木) open 18:30 / start 19:30(予定) |
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会場 | |
料金 | ¥4,500 |
チケット |
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HighSchool
オーストラリア / メルボルンで結成、現在はロンドンに拠点を置く3人組バンド。ポストパンク、ニューウェーブ、エレクトロニカが融合した耽美でゴシック調なデビューシングル“New York, Paris, and London”はインディーロックファンの間で瞬く間に話題となる。『Forever at Last』はデビューEPながら『NME』で星4つの高評価を獲得し、限定盤レコードはわずか40分で完売。2022年、UKインディーシーンの震源地でもあるダン・キャリー(Fontaines D.C.やWet Leg、Squidのプロデューサー)主宰のレーベル《Speedy Wunderground》からシングルをリリースし、最先端の音楽シーンで存在感を強め、2023年には新曲「August 19」のリリースと共に名門《PIAS》への移籍を発表した。
Instagram:@_highschool._
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後ろ向きな音楽、胡散臭いメガネ、あまり役に立たない文章を愛でています。旅の目的地は、何もないけれど何かが起こりそうな場所。
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