Qu’est-ce que c’est que moi?(ケスクセクモア)
今までになかった、アグレッシヴで知的な観劇体験になるかもしれない。
京都を拠点に活動するアーティストグループ、安住の地が自身初となる音楽劇に挑戦します。場所は今年2019年の6月に南区にて産声を上げた劇場、Theatre E9 Kyoto。日時は9月13日から16日まで。(詳しくは後述)
『Qu’est-ce que c’est que moi?』(ケスクセクモア)と題された今回の第4回本公演は、台詞の「意味」を一度捨て、「日本語本来の音や会話のリズムを利用して“音楽”として立ち上げる」という独自の演出手法を用いて、観客の耳に残る「音楽性の強い」作品づくりを行っているとのこと。
バカがミタカッタ世界。とのコラボ。自身初の音楽劇へ
この音楽劇は、谷口未知(vo.)とフルイケナツキ(pf.)による音楽ユニット、バカがミタカッタ世界。と安住の地のコラボによるもの。「消えゆく声を拾う」という今回のテーマを、フォーク・アンビエント・エレクトロニカなどの要素を取り入れたサウンドで表現します。
残席僅か!
チケットの売れ行きは好調で、残席はあとわずか。13日、14日に至っては既に全席完売しているとのこと。何かと注目イベントの多いこの週末だが、新しくできたこのTheatre E9 Kyotoで強烈な熱気を浴びてくるのも良いだろう。
あらすじ
私の中で舞ってるものは、つまり、その───サムシング!サムシング!サムシング!
激動の19世紀パリ、厭世と退廃の詩人ボードレールが厳格なフランス韻文詩のルールを覆し、『散文詩』を確立する。
同じ頃、寂れた街に生き、飢えと詩情と虚無の間で揺蕩う者たちがいた。
ヴォキャブラリイを持たない彼らは自らの心にある妙なものがいったいなんであるのか言い表せない、伝えられない、わからない……。
それでもとめどなく湧いて出る”サムシング”にハナから形式のない小市民たちが詠んだナチュラル散文詩!
安住の地とは
cited from http://anju-nochi.com/about/
2016年7月結成のアーティストグループ。メンバー全員が90年代生。2019年1月にはロームシアター京都と京都芸術センターによる U35 創造支援プログラム<KIPPU>の共催公演として『ポスト・トゥルースクレッシェンド・ポリコレパッショナートフィナーレ!』を上演。「平成」と「ポップカルチャー」を題材に取り上げ、おもちゃが散乱する舞台美術、現役 Youtuber ぶんけい氏とのコラボやオリジナル Vtuberキャラクター「安住ゆる」の登場など、時代に沿った演出プランを数多く採用した。
京都を拠点に活動し、演劇のみならず音楽、映像、写真、美術など様々なジャンルへ意欲的に挑戦する。
スタッフ
演出部:山下裕英/タヌ(第三劇場)
ドラマトゥルギー:朴建雄
舞台監督:玉井秀和
舞台監督補佐:平林肇
舞台美術:竹腰かなこ
音響:椎名晃嗣(劇団飛び道具)/ 秋本 真生(劇的集団忘却曲線/nosB) / 秦さやか
音楽:バカがミタカッタ世界。/ 岡本昌也
編曲:堀村みどり
照明:真田貴吉
映像:岡本昌也 / 武田暢輝
衣装:大平順子 / 山井ひなた / 鍵山千尋
衣装提供:北島健介
ヘアメイク:篁怜
物販:大平順子 / ケースイーダー
宣伝美術:岡本昌也 / 中川裕喜 / 日下七海
小道具:山下裕英
WEB:私道かぴ
制作:安住の地
制作協力:渡邉裕史(ソノノチ)/ 狭雲藍(劇団〈未定〉)/ 仲村うめの
協力:河口琢磨 / CoRich舞台芸術!/ 男肉 du Soleil / 劇団飛び道具 / ソノノチ/ 劇団〈未定〉/ 第三劇場
主催:安住の地, 京都芸術センター制作支援事業
日時 | 9月13日(金)19:30~(完売) 9月14日(土)19:30~(残席僅か) 9月15日(日)13:00~(残席僅か) 9月15日(日)18:30~(残席僅か) 9月16日(月・祝)15:30~(席に余裕アリ) |
---|---|
場所 | Theatre E9 Kyoto
(京都市バス 16、84 系統「河原町東寺道」より徒歩 3 分) |
チケット | 一般:3,000円 高校生以下:1,000円(前売・当日料金一律) |
座席 | 全席自由 |
安住の地 HP | |
問い合わせ | anjuunochi@mail.com |
WRITER
-
95年生。映画ライター。最近大人になって手土産をおぼえました。
OTHER POSTS
「フラスコ飯店」というwebの店長をしています。