【2019年09月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!
今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です(五十音順)。
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- VOX hall ブッカー:小野満
- LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志
- Live House nano 店長:土龍
なんとこちらで紹介いただいたアーティストの出演ライブはアンテナからの予約で、チケット代が半額になります!ご予約の方はお問い合わせに以下情報を入力の上、ご連絡ください。
- 【件名】ライブハウス名 / レコメンド予約
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- 連絡先(メールアドレス or 電話番号)
- チケット枚数
自動返信にて予約完了とし、またお申込みはライブの前々日までとなっております。この機会に、ぜひ新しいアーティストと出会いにライブハウスへ足を運んでみてください。
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
Great Youth
京都で活動する4人組のインディーロックバンド。
The 1975やPale Wavesに代表されるイギリスはマンチェスター発信のバンドの匂いをぷんぷんさせつつも、独特のチル感とクラブ感をカスタマイズしたサウンドが特徴。色で言えば赤というよりは青、情熱というよりは冷静、持って産まれた「クール」な雰囲気を纏い日々進化中。
個人的には、時々見せるうっ憤を爆発させるようなギラついた目で、轟音を奏でるそのシルエットがとても美しくて好き。興奮と色気すら覚えるこの血の通ったな棘を、己の懐で凛と研ぎ続けてる。サウンドはUKでも精神性はサムライではないか。
迂闊に触れると怪我しますよ!
ライブ情報
イベント | Labit room『Blueprint』release party -京都編- |
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日時 | 2019年09月22日(日) OPEN 17:30 / START 18:00 |
会場 | |
料金 | 前売り ¥2,000 / 当日 ¥2,500(+1drink) |
出演 | Labit room / 秒針 / Great Youth / tip top nap |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
VOX hall ブッカー:小野満の注目アーティスト
Spo-kyz
久々の感覚で、好みの面白いバンドに出会いました。広島出身、関西を根城に歌い手としての活動を続けていた「槇平れん」がバンドを組みました。扇町パラダイスでのお披露目ライブから、まだ数回のライブ経験値ですが、7月の主催企画には、この夏の北海道を彗星のごとく騒がせた「鈴木実貴子ズ」と復活した「太平洋不知火楽団」を招聘しての3マンイベントを大成功。その勢いを皮切りに、この夏のリリースツアーを駆け抜けた。
まだまだ、情報も少ない一団であるが、初見では、なんというか、育った畑が同じという感激を受けた。1990〜 2000年代を象徴する、憂いのUKサウンドの中に、独自のサイケデリックアプローチとビートで歩み寄るが、ボーカル槇平の歌世界が生きる。ここには、彼のソロシンガーとしてのこれまでの活動が非常に活きている。
これから、どんどんと実力者たちとの対戦の中、より荒削りで、ソリッドな魅力を拡大してくれる事でしょう。今後に期待。09月15日の十八番でも、激烈な面々にもまれてもらいます。
ライブ情報
イベント | 水車×VOXhallプレゼンツ“自問” |
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日時 | 2019年09月15日(日) |
場所 | ライブハウス十八番(京都VOXhallビル4F) |
料金 | 前売り¥2,000 / 当日 ¥2,300 / 学割¥1,500(+1drink) |
出演 | 水車 / 死んじゃうじゃんか / tbts / spo-kyz / ODDLY / HINOMARI / ドッグフード買い太郎 |
小野満
京都VOXhall勤務7年目くらい、ブッキングマネージャー小野です。
通称:おのまん(小野満という本名です)。京都に来て8年ほど、その前は東京生活でした。
東京時代によく出入りしていたハコが2005〜2010年くらいの新宿モーション、新宿JAM、下北沢ベースメントバー、下北沢スリー、渋谷ネストなど。その時代の東京インディー界隈に縁が深いです。
LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志の注目アーティスト
雨市
なぜこの企画で誰もこのバンドにふれなかったのだろう。
コンスタントにワンマンライブを成功させ続け、間違いなく最前線で自らの居場所を保持し続けている3ピースロックバンド。彼らの凄さを一番わかりやすく伝えられる事例は彼らのライブを見たことある人となら間違いなくその初見の衝撃について語り合える事。
突き抜けた地味さ。
淡々と繰り出される名曲の数々。
緩やかなカーブを描く高揚感。
こんなの見た事ないという衝撃こそがロックバンドたる証。
近日もいきなりマックスのテンションからどんどんクールダウンしていき、fingerclickしながらオフマイクでアカペラで合唱される“別れの途中”で終わる西フェスのライブで筆者の涙腺は崩壊した。自身の4枚のミニアルバムの他トリビュートアルバムが2枚組でリリースされている。
ライブ情報
日時 | 2019年09月07日(土) OPEN 18:00 / START 18:30 |
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会場 | |
料金 | 前売りなし当日のみ ¥2,000(+1drink) |
出演 | 雨市 / ぐうたらマジック / THE BROWN BUCKS / CLeAR_CLeAR / 山本新 |
牧野大志
DEWEYの代表。
ブッキング、PAを一人でこなすようになりもうすぐ2年。
年中スタッフ募集中。
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
nishikeke
大阪のシンガー兼トラックメイカー。シンガーソングライターには違いないが、一般的なイメージとは一線を画したい。去年惜しまれながら解散したエレクトロ3ピースバンド・Moccobondのメインボーカルでソングライターを務めていた。女性。有史以来、人間の生活の根底を支えててきたはずの「歌」と「リズム」による恩恵を真っ向から受け止めようとし、それへの感謝を作曲に組み込む。少し前まではスピリチュアルな思考に比重が傾きがちであったが、自分のそういった哲学を大切にしながらも、最近はフィジカルな説得力にも磨きをかけようと精進中。
彼女は「音楽」の力を真っすぐに信じている。
「ラブアンドピース」なんて今の時代使い古された慣用句の類や、なんちゃってパリピの戯言のようにも捉えられているかもしれないが、彼女にとってはそれは目指すべきリアルな理想であり、それを成し遂げるために必要な彼女が持ちたい武器こそが「音楽」である。大きな声で「Everything is gonna ne allright」って唄いたいのは昔から変わらない。でも、それをするには「音楽」の力を理解し、借りなければならない。
それをリアルに輪郭をもって感じ始めた最近の彼女は、ステージに呼ぶ側の僕からすると、とても心強い。
ライブ情報
イベント | 316NIGHT vol.10『祝!10回目の316NIGHT』 |
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日時 | 2019年09月23日(月祝) OPEN 17:30 / START 18:00 |
会場 | |
料金 | 前売り ¥2,000 / 当日 ¥2,500(+1drink) |
出演 | nishikeke / 女の子のマーチ / It will be rainy (but I go.) / カトキット / Lala |
土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
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WRITER
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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