【2021年9月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!
今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です(五十音順)。
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- Live House nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
YUNOWA
京都発、3ピースの激渋エキセントリックロックバンド。
2019年にも一度紹介させていただきました。
あれから2年、予想をはるかに超えるイマジネーションとアンサンブルを携え最強感の増したYUNOWA!
ダブやR&B経由の抑制と隙間のアウトプットは保ちつつも、最近の彼らには昇天するかのような「攻撃性」が加わり絶対的なライブバンドとしての片鱗が見えてきた。
情勢が不遇な中、粛々とその刀を研ぎすまし、茶を立てるような禅を遂行してきたことがうかがえるサムライの怒りとも取れる爆発力は必見。
Puma Blue、Bon Iver、Snakadaktal、Khruangbin、Son Lux、Soulive、SuiseiNoboAzやKowloon、そしてRed Hot Chili Peppers。
個人的に様々なグローバルミュージックのルーツを感じることができた上でのオリジナリティ。
日本にYUNOWAあり。
クール且つ穏やかさと狂気を内包したサムライのようなライブをぜひ直に。バンド名の似てるyonawoに負けるなと!(笑)
YUNOWA 出演イベント:YUNOWA presents "You know what vol.2"
日時 | 2021年10月1日(金) OPEN17:30 / START18:00(予定) |
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会場 | |
出演 | YUNOWA / BurnQue / Hitotonari / YYBY |
料金 | 前売 2,000円 / 当日2,500円(+1Drink)
配信(ツイキャスプレミア) https://twitcasting.tv/kyoto_growly/shopcart/97975 (1,200円、2021年10月15日まで)
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詳細 |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
【予約革命!】
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GROWLYでのイベント(一部を除く)を手軽にLINEで自動予約できるシステムができました!
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👉https://t.co/6u2KPPp1Ti pic.twitter.com/V9s83ZrtQ0— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) March 31, 2021
【ガイドライン更新】
本日9/4より一部更新致します。ご来場/ご出演予定の方はご一読お願いします。
・電話番号の聞き取りを廃止、京都市新型コロナあんしん追跡システムの導入(QRコード読み取り→メールアドレス登録)
・1〜2マン時のキャパ変更
出演希望お待ちしております!#ライブハウス再開 pic.twitter.com/aiwBs6TOEE
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) September 4, 2020
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
PURPLE HUMPTY
大阪は北摂出身のロックバンド。そもそもこの名義で活動していたが一時期「Fou Fou」と改名、その頃に最もnanoに出演していたが、最近も過去に比べてはマイペースになったかもしれない活動の中で、再びnanoに歌を唄いに来てくれるようになった。
大阪のバンドのイメージとして持っているのは、それが全てじゃないのは勿論だが、「バンドってこういうもんだろ!」という強いマインドが先行していること。これはディスでもなんでもなく、それがあるからバンドが一塊になって独特の存在感を生む。それに対して京都のバンドマンたちは、勿論例外がこちらにもあるのは当然として、「この音楽が好きだから、それを演奏するためにバンドやってる」と自分の音楽的な志向が先行するパターンが多いと思う。それ故固有の美しさを生む。このことを考えると、PURPLE HUMPTYは後者の匂いの方が強い。Fou Fou名義の時期、事務所の世話になるようにもなり真っすぐに「バンドとして」セルアウトを狙っていた印象がある。その結果成長した部分や稼いだ経験値も多かったはず。だが、そもそも「音楽愛」が先行するタイプだと僕は予想してたし、その名義をあまり目にしなくなって残念だけど少し安心したところがあったのは事実。本人たちにとっては狙い通りに事が進まなかったことで悔しかった部分もあっただろうけど、それを経て今のPURPLE HUMPTYがあるように感じる。
というのは、今年に入って久々に出演してもらったPURPLE HUMPTYの演奏が、とても濁りのない健全で美しい「音楽愛」によってのみ成り立つライブだったからだ。共に過ごすと決めたはずのメンバーの脱退を招いてしまったような苦しい時期を経て辿り着いたのが、自分たちににとって最も胸を張れる表現が「好きな音楽をよりよい形で演奏する」というプリミティブな方法論。ライブ終演後にGt.Vo.いだたけるに「好きなことをやっているね」と声をかけると満面の笑みで「そうなんです」と返してくれたその瞳が全て物語っていた。音楽が好きで音楽を演奏する人間の澄んだ瞳だった。
次のライブのオファーをすぐに出してしまうほど、また好きになった。
PURPLE HUMPTY出演イベント:『NIGHT OF ORANGE』
日時 | 2021年9月23日(木) OPEN 17:30 / START 18:00 |
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会場 | Live House nano |
出演 | PURPLE HUMPTY / THE MYHALLEY Ⅱ / 恋する感覚 |
料金 | 前売¥2,000 / 当日¥2,500(共に+1drink¥500)
配信URL https://www.youtube.com/c/livehousenanosince2004
投げ銭送金先
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土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
Live House nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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