【2021年10月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!
今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です(五十音順)。
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- Live House nano 店長:土龍
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
心の何処かに、アーバンダディ
今回紹介させていただくのは京都の3ピースバンド・心の何処かに、アーバンダディです。
もうバンド名から掴みどころ!って突っ込みたくなる、ほんとに掴みどころのない不思議なバンドです。
ローファイでゆるいポップソングを奏でる彼ら。サウンドはどこかbuilt to spillや764-HEROのようなぐにゃりと空間のゆがんだUSインディー感を捉え、畳みかけるように紡がれる言葉はどこか悲哀に満ちつつも明るい。
いつしか1曲1曲がシーンを追体験できる短編小説のように思えてくる。
いやー、ヘロヘロだー、でも泣けてくるー
どこにも属さない空気のように漂って、吸えば吸うほど体に染み渡る。ほんとに不思議なバンドです。
京都以外での露出は少なくご当地バンドとはなってますが、その音楽性や中毒性は特筆すべきなのでぜひたくさんの人に知って欲しいです。
Youtubeチャンネル |
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心の何処かに、アーバンダディ出演イベント:"popular summit"
日時 | 2021年10月31日(日) OPEN 16:30 / START 17:00 |
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会場 | |
出演 | 半袖セミナー / PERRIERTO / ナポリタン・デイ・ドリーム(名古屋) / SKULLSS / 心の何処かに、アーバンダディ |
料金 | 前売 2,000円 / 当日2,500円(+1Drink)
配信(ツイキャスプレミア) https://twitcasting.tv/kyoto_growly/shopcart/97975 (1,200円、2021年11月15日まで)
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詳細 |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
【予約革命!】
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GROWLYでのイベント(一部を除く)を手軽にLINEで自動予約できるシステムができました!
以下のQRコード、もしくはURLで今すぐ登録!
予約したイベントもすぐに確認・変更ができます!
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👉https://t.co/6u2KPPp1Ti pic.twitter.com/V9s83ZrtQ0— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) March 31, 2021
【ガイドライン更新】
本日9/4より一部更新致します。ご来場/ご出演予定の方はご一読お願いします。
・電話番号の聞き取りを廃止、京都市新型コロナあんしん追跡システムの導入(QRコード読み取り→メールアドレス登録)
・1〜2マン時のキャパ変更
出演希望お待ちしております!#ライブハウス再開 pic.twitter.com/aiwBs6TOEE
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) September 4, 2020
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
eureka
京都を中心に活動する3ピースギターロックバンド。抒情的な詩を強めの音に乗せて歌う。ブッチャーズなどのバンドに影響を受けてると思われる。出来るだけ強い音で、出来るだけ強い言葉を、出来るだけ迷いながら、出来るだけそのままに。
最初に紹介されたのはGt.Vo.の竹垣伯羽。間に入ってくれたバンドマンが「今高3なんですけど、nanoに出たいって」的ないつものパターン。その時は初対面だし竹垣も緊張していたのか特筆すべき雰囲気を感じることはなかったが、初出演時にはリハからしっかりミュージシャンの顔。リズム隊の2人は、出したい音のイメージをしっかり持ってるなどの「若いのにやるね」感はあったとしてもまだ表情には幼さも残っていたが、竹垣のオーラと顔つきはとても10代には思えない。「お前2年は留年してるやろ」とその日5回は本人をからかった。
出演の回数を重ねていくたびに、あとの2人のオーラもまた変わってくる。最近の「流行りのギターロック」という文脈からは外れた所謂「オルタナティブ」なスタンスは、彼らの音楽と演奏の評価にプラスのイメージをきっと与えてきただろうし、その評価を受けて「これでいいんだ」とより自分に言い聞かせ、前よりもさらに自信を持ってステージに立てるようになったからだろうな。
音楽を作って演奏するという意味においての表現力はまだ拙いところも流石にある。これのための経験値は急いで稼いでいって欲しいものだが、3人が揃って纏い始めた年齢に相応しくない「オーラ」は彼らの未来に期待を持たせてくれる。
「どんなバンドになりたい?」という僕の質問に対して、竹垣が伝えてくれた、
「LOSTAGEと2マンできるバンドです」
という言葉とその時の真っ直ぐな瞳に僕はもうやられちゃってるかもな。そんなバンド、大事にしたいに決まってるし、その一先ずの目標を達成させてやりたい。
eureka出演イベント:『鋭角のフィロソフィ』*投げ銭制配信あり
日時 | 2021年10月20日(水) OPEN / START TBA |
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会場 | Live House nano |
出演 | synchre / 火暗し / JOSE / eureka |
料金 | 前売¥2,000 / 当日¥2,500(共に+1drink¥500)
配信URL https://www.youtube.com/c/livehousenanosince2004
投げ銭送金先
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土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
Live House nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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