【2020年1月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!
今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です(五十音順)。
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- VOX hall ブッカー:小野満
- LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志
- Live House nano 店長:土龍
なんとこちらで紹介いただいたアーティストの出演ライブはアンテナからの予約で、チケット代が半額になります!(※2020年1月分VOX Hallのアンテナ予約特典のみ『more1ドリンクプレゼント』となっております。)ご予約の方はお問い合わせに以下情報を入力の上、ご連絡ください。
- 【件名】ライブハウス名 / レコメンド予約
- 名前
- 連絡先(メールアドレス or 電話番号)
- チケット枚数
自動返信にて予約完了とし、またお申込みはライブの前々日までとなっております。この機会に、ぜひ新しいアーティストと出会いにライブハウスへ足を運んでみてください。
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
cobble(コブル)
京都は立命館大学発の4人組バンド。待ってました!!これこれ!!と思わず拳をあげ爆笑してしまうほどのくそかっこよさ。
emo、post rock、hardcore、90年代以降のオルタナティブロックシーンとのリンクと精神の継承。ここ数年で稀に見るワシントンD.CはDischord周辺を感じるサウンド。(*ストレートエッジではない)Vo.けーとの巨漢から放出される力と圧みなぎるボーカリゼーション、Gt,田澤の狂気とハイクオリティーなギターを軸に、杭を打ち付けるようなストイックなリズム隊。ただ、その雰囲気はどこか暖かくファニーなところが不思議ですばらしい。
その昔、怖さと興奮でドキドキしながら触れたサウンドから数十年、現在にもこうやって脈々と鳴り続け、その血の通った鼓動を感じることができるのはとても幸せです。口コミで全土を制覇して欲しい。もちろんMVなんぞありません!
唯一の情報元→https://twitter.com/cobble_2
それでは、現場で待つ!
ライブ情報
イベント | “YOSSAKOI ’20” |
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日時 | 2020年1月11日(土) OPEN 14:30 / START 15:00 |
会場 | |
料金 | 前売り ¥2,300 / 当日 ¥2,800(+1drink) |
出演 | Make The Pancake(佐賀) / yound(福岡) / 母の鳴く家 / ウサギバニーボーイ(広島) / the seadays / goldrink / The Jagdpanthers / the nikibikids(the nikibisets) / G’ndL / cobble food: たにぐち亭ゆえに |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
VOX hall ブッカー:小野満の注目アーティスト
Fragile
今さらながらのレコメンドかもしれませんが、バンドとしてのその活動の歴史としては長く、幾多のメンバーチェンジを重ねながら、先日には新たな音源作品もドロップし、ここまやって来ました!
関西に潜んでいた、トーキョーニューウェーブの申し子世代!奈良のFragile!
体感としては、ハードパンクに近いものを感じるが、その音楽的嗜好性に好意を感じる。個人的にGt / Vo岡本悠利とは親交の深い中、バンドとしてのファーストインパクトはつい先日、10月に遡ります。年末にかけて、彼らのリリース活動にも目を見張りながら、東京は吉祥寺NWPOにて開催されたアクの強いレコ発トーキョー編も盛況のうちに閉幕。
次なるは、1月25日の自身の奈良レコ発、そして、翌26日京都十八番での激しくアクの強すぎるイベント出演も控えている!共に、今後を楽しくできそうな彼ら!もっと、早くに出会いたくもあったが、ここで出会ったのが運の〜、共に20年代を謳歌して参りましょう!
ライブ情報
イベント | ゲスバンドpre『京都お茶割り祭り』 |
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日時 | 2020年1月26日(日) OPEN / START TBA |
場所 | |
料金 | 前売 ¥1,000(+1drink ¥600) ※2020年1月分VOX Hallのアンテナ予約特典は『more1ドリンクプレゼント』です。あらかじめご了承くださいませ。 ※お茶割り飲み放題! |
出演 | ゲスバンド(東京) / ULTRA CUB / the seadays / ふるかわののこガッデムバンド / Fragile(奈良) / sport-kyz / 犬人間ニョンズ / Marie Louise / ??? |
小野満
京都VOXhall勤務7年目くらい、ブッキングマネージャー小野です。
通称:おのまん(小野満という本名です)。京都に来て8年ほど、その前は東京生活でした。
東京時代によく出入りしていたハコが2005〜2010年くらいの新宿モーション、新宿JAM、下北沢ベースメントバー、下北沢スリー、渋谷ネストなど。その時代の東京インディー界隈に縁が深いです。
LIVE HOUSE DEWEY 店長:牧野大志の注目アーティスト
とおぼえ
ボーカル、ドラム、ピアノ、エレキウクレレ、という特異な編成のポストハードコアバンド。
結成25年。はっきり言っておっさん連中である。が、他と一線を画すのはその底知れぬ音楽愛と探究心。子供だとしてもおかしくない若者のバンドと同じステージに立っても遜色のないギラツキ具合。全く達観しそうな気配がない、未だ苦悩し続けるVo.徳田の文学的な歌詞をプログレッシブなアプローチで爆音で叩きつける。エレキウクレレ東田に至っては上裸でマッチョで鎖だ。一周して無茶苦茶にチャーミング。
若者にこそ体験して欲しい。
ライブ情報
日時 | 2020年2月8日(土) OPEN 17:30 / START 18:00 |
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会場 | |
料金 | 前売 ¥2,000(1drink¥500込) |
出演 | とおぼえ / BLONDnewHALF / イワゲノム / FNCTR / sixteen coins / Qu |
牧野大志
DEWEYの代表。
ブッキング、PAを一人でこなすようになりもうすぐ2年。
年中スタッフ募集中。
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
こっけ
関東を中心に活動するシンガー・ソングライター。
下北沢のBasement barのスタッフを経て、同系列の弾き語り箱HALFの現店長。
歌がいい。何かっぽいとかない。こっけの歌でしかない。
何も衒わず等身大、というと「そういう人いるよね」ってなるかもしれんけど、そうじゃない。こっけでしかない。ピッチがいいとかギターの細やかな演奏がいいとか、言ってしまえば音楽を演奏する以上そんなもの当たり前で、だからそんなんじゃないんだって。こっけの人となりが全部ギターと声とメロディと言葉にのっかってるの。みんなどこかしらカッコつけたりもするし逆にとことんリラックスしたりもするし、それらを自然にやってくれるって人はたくさんいるけど、なんだろうなあ。こっけでしかない笑 そうとしかいいようがない。
歌の中では何も否定しないし肯定もしない。目の前の風景をただ受け入れるだけ。それって肯定の部類に入るんかもしれんけど、そうじゃなくてただ認識して自分にインプットする。「そいうこともあんだな」って。それについて自分で深く掘り下げたりもしない。今の自分がどう思うかってことだけ自分で知りたい。進んだり戻ったり立ち止まったりもせず、こっけは自分の周りの時間の流れに沿って一緒に流れてる。「全部おもしれーなー」って。
この境地、なかなかたどり着けるもんじゃない。
え?こっけって仙人なのかな笑 時間すら超越してそう。山の奥に住む、いかつくはない天狗みたい。もしくは人間何回目?普通の歌なんだけどなあ。得体のしれない魅力を、僕は感じちゃうんだよな。もっとモテてもいいのに。得体が知れないから無理かな笑
ライブ情報
イベント名 | モグラとこっけのKARAKKAZE of FUYU |
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日時 | 2020年1月19日(日) OPEN 17:30 / START 18:00 |
会場 | |
料金 | 前売り ¥2,000 / 当日 ¥2,500(+1drink) |
出演 | こっけ / 梶本ヒロシ / 百長 / chori |
土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
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WRITER
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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