【2020年12月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」
「かっこいいバンドはいるの?」
「今」の京都の音楽シーンを追う、この連載!
今月も今聴いておきたい注目のアーティストを紹介していただきます。
紹介者は以下の方々です(五十音順)。
- 京都GROWLY 店長:安齋智輝
- Live House nano 店長:土龍
※今月LIVE HOUSE DEWEYのレコメンドはお休みとさせていただきます。ご了承くださいませ。
LIVE HOUSE DEWEYでは無観客配信ライブを実施中。詳細はスケジュールにてご確認ください。
京都GROWLY 店長:安齋智輝の注目アーティスト
Sui-sei
2017年頃に京都の大学で結成の4ピースロックバンド。メンバーチェンジを経て今に至る。
ツインギターの絡みとパターンの効いたリズム隊に気持ちいいとこで突き抜ける ボーカリゼーション、と2000年代以降の「ギターロック」の真髄を高い純度で繰り出 してくる今や絶滅危惧種的なバンドサウンド。まったくワクワクさせられっぱなしです。
色に例えるなら青、地域に例えるなら下北沢。ひとひねりの肉弾的なリフって やっぱりかっこいいよね。4つの楽器でさわやかにエモーショナルに駆け抜けるティーンエイジライクな ロックを奏でる彼らはとても魅力的。くやしいけど全部いい曲なんです。
メンバーみんな変わり者ですが、愛されるべきバンドではないでしょうか!
Sui-sei出演イベント:再雷
日時 | 2020年12月23日(水) OPEN 18:00 / START 18:30 |
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会場 | |
出演 | mabuta / MUSHS / Hue’s / Sui-sei / (O.A)中村響太郎(春寒に泳ぐ) |
料金 | 前売 2,000円 / 当日2,500円(+1Drink) ※配信なし |
詳細 |
安齋智輝
京都GROWLYの店長です。
元和菓子職人です。
お菓子も音楽も手間暇と愛が必要、がモットーです。
京都GROWLYは2020年6月1日よりイベントが再開しています。2020年7月に入り、開催への注意事項も更新されていますので、下記をご参照ください。 最新情報は京都GROWLYのSNSやHPでご確認ください。
【ガイドライン更新】
本日9/4より一部更新致します。ご来場/ご出演予定の方はご一読お願いします。
・電話番号の聞き取りを廃止、京都市新型コロナあんしん追跡システムの導入(QRコード読み取り→メールアドレス登録)
・1〜2マン時のキャパ変更
出演希望お待ちしております!#ライブハウス再開 pic.twitter.com/aiwBs6TOEE
— 京都GROWLY (@Kyoto_GROWLY) September 4, 2020
Live House nano 店長:土龍の注目アーティスト
the sprawls
でた。純正オルタナ。
4ピースのオルタナティヴ・ロックバンド。90年代のUSオルタナの影響を色濃く受けていることは明白、バンド名は絶対sonic youthの「the sprawl」から拝借してるはず。
最初に送ってくれた音源はわりとポップに仕上がっておりUSの匂いはするが歌ものな仕上がりでpavementかな、と思わせておいて、初出演時は気だるさのみフィーチャーされている演奏で(緊張と機材トラブルに翻弄されたことも大きいが)どうも掴みどころがない。
が。
2回目の演奏でやられてしまった。バンド名から期待できる輪郭に囚われ過ぎないアレンジメント、そもそも求めてる音量の大きさ、音圧を稼ぐことのできるタイトなグルーヴ、天然でこれか?と思わせる帯域のすみ分けへの敏感さ、そこまでできて初めてフィーチャーされるボーカルの気だるさ。うーむ…これは僕や安斎(当コラムのもう一人の筆者)の周囲にいるオルタナティヴな音楽を愛するミュージシャンたちにみせたい!と強く思ったし、ライブ途中からはボーカルにショートディレイと天井のミラーボールを回しっぱなし、つまりこれは日本オルタナティヴ界の無冠の帝王and Young…の仕様に思わず合わせたということ。
一言でいって「かっこいい」。
ギターロックやロックンロール、R&Bなどシンプルでキャッチーな音楽がメインを取りがちなこのライヴハウスカルチャーには、それとは混ざることはない「オルタナティヴな存在」が絶対に必要だし、それを担えるバンドに違いないと思ってる。
the sprawls、全国のドープな音楽ファンに今届けたいバンドだ。落書きのようなジャケットで、音がクソ悪いアナログレコードを早く出してくれ。
12/4 nanoでした。
nanoには1/9と1/31も出演します。楽しみ。取り置きもお待ちしてます。1/9(土)
BEETHOVEN FRIEZE
LEEVE ROSELYN1/31(日)
TOKIMEKI☆JAMBOJAMBO
atuiso pic.twitter.com/RhRQwe7HwN— the sprawls (@TheSprawls) December 6, 2020
the sprawls出演イベント:【観客数限定&ライブ配信】 TOKIMEKI☆JAMBOJAMBO「Voices of Wonder」Release Party in Kyoto 『部屋の窓からシリウスまで』
日時 | 2021年1月31日(日) OPEN 17:30 / START18:00 |
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出演 | TOKIMEKI☆JAMBOJAMBO / atuiso opening Noisy Songs for you:the sprawls |
料金 | 前売 2,500円 / 当日 3,000円(+1Drink 500円) |
配信 | 配信URLhttps://www.youtube.com/c/livehousenanosince2004
投げ銭送金先STORES:https://livehousenano.stores.jp |
土龍
こんにちは。
土龍(もぐら)です。
京都生まれの京都育ち。
受験戦争の申し子を経て、めでたく京都大学入学。
でも何を間違ったか8年間在籍。
大学生活のほぼ全ては、大学構内より焼き鳥「どん」かライブハウスで過ごす。
やってきたチャンスに上手いこと乗っかって現在は、京都市中京区は二条城の近くの「livehouse nano」(http://livehouse-nano.com/)の店長。
自身の音楽活動としてはライブハウスの経営以外にも、京都の秋のロックフェスティバル「ボロフェスタ」主催チームの1人であったり、仲間のバンドにひょこっと参加してアルトサックスをご機嫌にブロウしたり。
またライブイベントの司会を務めることも多く、京都のライブイベントで司会者といえば「土龍」だろうと勝手に思ってたり。主催している「ボロフェスタ」でももちろん名物司会者として名を馳せてたりそうでもなかったり。
派手好きの単純思考。
関西屈指のパーティピープル。
土龍のいるフロアは華やぐとかそうでもないとか。
あ、あと2人の娘の父親。
Live House nanoではドネーショングッズをオンラインストアにて販売中。新グッズも日々入荷中!
Youtubeチャンネルでは無観客ライブも日々開催しています。ぜひチャンネル登録を!
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WRITER
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昭和最後の大晦日生まれのAB型。大学卒業後に茨城から上洛、京都在住。フォトグラファーをメインに、ライター、編集等アンテナではいろんなことをしています。いつかオースティンに住みたい。
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